第一回 第二回 第三回

第二回 ~ マーケティング分析の巻~

 11月1日

HMTゼミ2007  

   YKK マーケティング分析                  2007.111                        

 

  今日はYKKのマーケティング分析

(山チーム)石上・岸本・水島・陳・湯谷    発表者:湯谷

(海チーム)川幡・木村・葛巻・小池・佐々木  発表者:小池

 ・今日の流れ

前回のYKK財務分析の振り返りと松尾教員よりSWOT分析の指導

約1時間、各チームの取り組み

発表

作戦タイム→質問→応答

教員よりコメント

 

前回の分析から財務上は大きな問題点はないことがわかった!

組織と市場を分析するにはSWOT分析!

S(強み)・Y(弱み)             O(機会)・T(脅威) 

組織分析=内部分析              マーケット(市場)分析=外部分析

強みを生かす→課題は?            チャンスを生かす、重大な脅威

弱みからばかり、解決策を出すことが多い

    (何をてこにするか)      ↓  (チャンスはどこにあるのか)

                   戦略          

 

 

課題・SWOT分析をしなさい。羅列して、重要なものを選択するように。

   

両チーム、強み、弱み、機会、脅威をまとめました。

両チーム、重要としたものは・・・

(山チーム)S:短納期、意志決定速度、速い

      W:取引相手が多いので、需要予測が困難

      O:北京オリンピック特需

      T:アーク利用商品の生産国外への流出

 

(海チーム)S:・技術力 生産一貫体制

(模造品対策、機械、セカンドブランド、事業所多い)

・品質(デザイン多い、高級ブランドからの注文)

・顧客第一!(アフターセールス)

W:後継者問題

O:世界市場の拡大

  特に中国(北京オリンピック)

  まだ進出していないところにチャンスがある

T:市場(スピード、規模、納期短縮)

 

         

それに対し、質問・回答。

(海チームから山チームへの質問)

   「アーク」は国外に流出した場合、取引停止とある。脅威ではないのではないか?

   弱みに需要予測が困難とあるが、どこからそう考えたのか?

    山チームは国外流出による値崩れに注目。

対する海チームは国外流出の可能性の低さを指摘した。

その後、国外流出の取り締まりを誰が行うべきかという話になった。

    山チームは取引数の増加により、1社1社の対応の質が下がる。総和として弱みと考えた。

対する海チームは弱みとして、捉えにくいにくい。

 

(山チームから海チームへの質問)

弱みの後継者問題について。

大丈夫ではないのか?

海チームは後継者が一族ではなくなるかもしれないということ、初代のこと知る従業員が少なくなるということで理念を受け継ぐことが難しくなることは弱みではないかという意見。

対する山チームはそこまで一族経営にこだわるのかという意見が出た。

 

 

〈松尾教員より評価・コメント〉

今日も両チーム、互角。

発表について・・・

(山チーム)発表の進め方を見直すように。

(強みに時間がかかってしまい、機会・脅威の説明あまりできなかったため。)

(海チーム)ホワイトボードがまとまっていた。一般的で曖昧。

発表はまず、全体から。その後、「では、具体的に・・・」という形に。

今日であれば、重要なものと捉えたものから話せばよい。

 

内容について・・・

・強み

(山チーム)強みにスピードを挙げたのが良い!品質もあれば、なおさらよかった。

(海チーム)強みとして書くべき内容は触れられている!まとめ方次第。

      一貫生産体制→スピードと品質とすればよかった。

まとめると、YKKの強みはスピードと品質!スピードが技能や内製化につながっている。

 

・弱み

(山チーム) “取引相手が多いので、需要予測が困難”は弱みではなく、脅威。

(海チーム) そこを質問で挙げればよかった。

       こく

・機会

(山チーム)中国にばかり注目してはだめ。

(海チーム)漠然としている。

どこか発展途上国の市場に注目して、取り上げればよかった・・・

 

・脅威

アークは脅威。流出する危険性は大きい。

国外流出を取り締まるのはやはり企業。

市場不安定性も脅威に含まれる。

 

質問について・・・

(山チーム)2代目の記述が文献に少なくないか?という指摘の方法もあった。

(海チーム)反撃されやすい質問のタイプである。

 

全体として・・・

・「テキストにこうあったので・・・」という言葉が、出てきていた。根拠ができていた。

今までには、あまりなかったことなので、成長しましたよ!!

もっと意識するように。

・建材事業も大切。

 文献に話が出てこない→問題ないのか?利益など。

・質問は、積み重ねるだけの子供的な部分があった。

言いたいことを言語化することは難しい。トレーニングが必要。

 

 

〈感想〉

今日は、いつもと違って、各チームでの討論は異なる場所で行なった。

ふとした時、残り時間が少ない時、相手チームの議論が聞こえてくると、やはり相手チームが気になってしまうことがあった。

今日は一度集中すると、すーっと中身に入っていけたので、いい話し合いができたのではないか、と思う。

早いうちに、周りに何チームがいても、今日のような感覚でいられるようになりたい!!

みんなの発言が頼もしくなってきた!?

今までに扱った専門用語が自然に出てきていたり、教員からのアドバイスを受け止め、次回からは同じ間違いをしないように心掛けている様子が見られる。

また、チームのメンバーの意見を尊重しながらも、指摘もできる関係になりつつあるようだ。なかなかいい方向に進んでいるのではないか?

 

 

〈来週の課題〉

  今日の内容を踏まえて、バリューチェーンを完成しよう!

 

 

○今後の予定○

1115日(木)         各自、インゼミで扱いたい企業調べ

                 (条件:上場、一つの業界で扱える企業が3社)

                 学校の図書館のパソコンで調べるといいみたい♪

1122日(木)         ゼミ合宿の振替のため、ゼミ休み

1211日(火)・1213日(木) インゼミ

126日(木) レジュメ完成)

 

126日(木)   ゼミ対抗ボウリング大会

予定はいっぱい☆頑張りましょう!!

 

 

今回の課題

 

 

 山チームの分析結果

 海チームの分析結果

 

山チームから海チームへの質問 

 

海チームから山チームへの質問