(ご案内)
小樽商科大学では平成23年の創立100周年記念事業の一環として、国際シンポジウム・記念講演会を開催します。本学では平成21年に学内に「地域研究会」を設置し、「グローバリズムと地域経済」というテーマのもと本学の全学科の教員が参加し、専門分野の研究のみならず、学際的な研究を推進しています。国際シンポジウムでは海外の協定大学から研究者を招へいし、これまでの研究成果について議論を深めます。
(趣旨)
経済のグローバル化に対し、各国のそれぞれの地域は異なる対応を迫られており、北海道も、厳しい経済環境のもと、経済再生の方策を模索しています。これまで、細分化された専門領域での議論の中心は国レベルのものが多く、地域に密着した学術的研究は極めて少なく、また、専門領域を統合した学際的な研究はさらに限られたものであり、ましてや各地域間の比較対照を行った分析はほとんど存在しません。このような認識に立ち、本学に設置された地域研究会は専門性と学際性を兼ね備えた研究主体として活動を進めています。その研究成果を内外に発信することが、本シンポジウムの第一の目的です。さらに、各国の大学で蓄積された個別の研究を比較対照しながら、現在の北海道が抱える様々な問題に対して新たな視点からの検討が必要で、そのために、海外における現状や研究の動向についての議論を重ねることが、第二の目的です。
基調講演及びパネル・ディスカッションではグローバル化と地域経済について、その方向性を中心に議論し、今後の地域経済、特に北海道経済の在り方についての示唆を導き出すものです。
1.テーマ : 「グローバリズムと地域経済」
2.日 時 : 平成23年8月26日(金)・27日(土)
8月26日(金)
場所:小樽商科大学
対象:研究者(入場無料)
下記のテーマに分かれて、分科会を行います。
※(英)英語での討論 (日)日本語での討論
午前:@地方財政(日)A経済統合(英)B都市計画(日)C観光(英)
午後:@地方財政(日)A経済統合(英)B都市計画(日・英)C経営(英)
D医療(英)
8月27日(土)
場所:京王プラザホテル札幌 2Fエミネンスホール
タイトル:グローバリズムと地域経済 −北海道経済の成長可能性−
対象:一般市民(入場無料)
午前 基調講演
テーマ:グローバリズムと北海道経済
講演者:本間正義(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
午後 パネルディスカッション
テーマ:「グローバリズムと地域経済」
英語を交えた討論(同時通訳有り)
第1部
「グローバル化が地域経済に何をもたらしたのか−各国の事例から」
・シェフィールド大学(イギリス) Dr.DABINETT,Gordon
・忠南大学校(韓国) 朴珍道教授
・ウェスタンミシガン大学(アメリカ) Dr.MOSER,Christine
第2部 「地域経済はグローバル化をどのように活用すべきか」 ・ウィーン経済大学(オーストリア) Dr.TAUDES,Alfred
・小樽商科大学 穴沢眞教授 ・オタゴ大学(ニュージーランド) Dr.GNOTH,Juergen
|