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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/27 現在

科目名/Subject 認知科学
担当教員(所属)/Instructor 佐山 公一 (商学部)
授業科目区分/Category 昼間コース 学科別専門科目
開講学期/Semester 2020年度/Academic Year  後期/Fall Semester
開講曜限/Class period 水/Wed 3 , 金/Fri 2
対象所属/Eligible Faculty 商学部/Faculty of Commerce
配当年次/Years 3年 , 4年
単位数/Credits 4
研究室番号/Office
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2020/03/03
授業の目的・方法
/Course Objectives and method
 認知科学は,人間がどのような知識を有し,どういった心的処理を行っているかを解明しようとする学問である。本講義では,この認知科学の重要なテーマの一つである人間の“コミュニケーション”をテーマとする。
 人間のコミュニケーションの特徴を,認知心理学,人工知能,認知言語学,認知神経科学の各側面から詳しく解説する。授業の中で,認知心理学の模擬実験を行い,実験とはどのようなものか,体験してもらう。また,認知科学のトピックを,ビデオを見てもらい,紹介する。
 この授業を通して得た知識を使って,人間がどのようにコミュニケーションを行っているかに関する“仮説”を自ら考えてもらう。
達成目標
/Course Goals
 本科目の履修を通して獲得が期待される能力・技能は以下の通りである:
人間のコミュニケーションを考える概念的な枠組みを習得できる。毎日行っているコミュニケーションを意識的に考えることができるようになり,コミュニケーションのあり方を議論できる。

授業内容
/Course contents
前半:人間のコミュニケーションの概要
● 人間の情報処理の基本的な説明概念
● 錯視
● 記憶と注意
トピック:記憶の脳科学
● 潜在記憶
● 言語の脳科学(認知神経科学)
トピック:意識とは何か
● 顔の認知
トピック:第一印象,視線,姿勢
● 認知科学の研究方法 脳科学,認知心理学(実験),人工知能
トピック:心の働きから見たディープラーニング
● 話し言葉の知覚
● 単語認知と心内辞書
● 単語認知についての経験的事実
● 単語認知過程のモデルと心内辞書のモデル
● カテゴリーの認知
 
後半:人間の効率的で効果的なコミュニケーション
● 比喩的な概念
トピック:SNS(ソーシャルメディア)のもたらす社会的影響
● メンタルスペースの理論
● 視点
● 情報のなわばり
● 指示表現の使い分け
● 修辞的な発話の類型と会話の公準
トピック:なぜ嘘をつくか
● 隠喩文理解過程の段階モデル: 隠喩文理解過程の仮説的枠組み
● 段階モデルの段階性の実験的な検証
● “顕著性の不均衡”の仮説とアドホックなカテゴリー化
トピック:異なる価値観を持った人とどう関わるか。
● 間接的発話行為として機能する文の理解とアイロニーの理解
使用教材
/Teaching materials
プリントを配付する。

成績評価の方法
/Grading
 期末試験の得点,および実験の参加と講義への出席にもとづいて評価する。講義の内容に関連した実験に参加していただく予定である。

成績評価の基準
/Grading Criteria
 社会情報学科標準成績評価基準に従う。

履修上の注意事項
/Remarks
 毎回出席して,講義そのものに積極的に関わることが必要である。

リンク先ホームページアドレス
/URL of syllabus or other information
https://cognitive-science.jimdo.com/


実務経験者による授業
/Courses conducted by the
ones with practical
experiences
該当しない/No
遠隔授業
/Online class
遠隔授業/Online class

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