情報総合センター長 深田 秀実
小樽商科大学では、国立大学の人文社会学系の中で最も早くからコンピュータが導入され、1964年に計算センターが設置されました。その後、1989年1月に計算センターは情報処理センターに改組され、教育研究を情報処理の側面から支援してきました。
それから、30年を迎えるにあたり、インターネットやスマートフォンなどの通信デバイスの急激な普及に見られるように、情報通信技術(ICT)は著しく発展し、研究教育環境のみならず大学運営を大きく変貌させるにいたっています。大学の発展は情報化と不可分であると言えます。加えて、情報セキュリティのリスクは、大学運営を根本から損なう損害を与えるようになっており、そのための対策が喫緊の課題にもなっております。
これらの背景を踏まえて、大学全体の情報基盤及び情報システムの運用を統括して管理し、更に情報セキュリティ対策を強化するために、情報処理センターを情報総合センターへ拡充改組いたしました。このことと並行して、大学全体の情報化戦略などを強化するためにCIO補佐及びCISO補佐を配置し、大学全体の情報化を進めているところです。
さらには2022年4月に、帯広畜産大学、北見工業大学、本学の3大学が経営統合し、北海道国立大学機構が新たに発足いたしました。3大学の経営統合を促進するため、3大学の情報系センターは情報基盤の連携をさらに深めていくこととなります。
今後の小樽商科大学の新たな発展を展望するにあたり、情報総合センターはこれまで以上に皆様への情報支援を進めてまいりますので、ご協力ならびにご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2022年04月01日