イノベーションの普遍的なモデル「トリプルヘリックス」という概念を基に、イノベーションの創造と普及推進のために大学、産業界、政府が果たすべき役割と相互の関係を明らかにする。 米国、ヨーロッパや南米の動向が詳しく書かれているのが特徴。 原著は2008年の刊行後、世界各国の言語に翻訳されている話題の書 原著者:ヘンリー・エツコウィッツ 訳者:三藤利雄・堀内義秀・内田純一 定価:2,730円(本体 2,600円) ISBN978-4-8295-0461-1
<訳者からのメッセージ> 著者のヘンリー・エツコウィッツは、英国ニューキャッスル大学ビジネススクールの教授で、イノベーション研究の分野では非常に著名な人物です。 本書は全米科学財団からの支援を受けて実施された数々の実証研究の成果を盛り込んでおり、地域政策や産業発展の実務家や研究者に向けて、「トリプルヘリックス」(三重螺旋)とエツコウィッツが呼ぶ考え方を披瀝しています。 昨今さまざまな場面で使われる<産学官連携>といった合い言葉に対しても、本書は大学・産業界・政府の各アクターを巻き込むための具体的指針を示している点がユニークです。 実務家や政策立案者で、地域連携に興味のある方々に、本書の一読をお薦めします。