2020.08.28
【重要】令和2年度後期授業について(2020.8.28)
令和2年8月28日
学生各位
学長 穴沢 眞
教育担当副学長 鈴木 将史
令和2年度後期授業について
新型コロナウイルス感染症の拡大防止への取組に関しまして,日頃より,ご理解・ご協力をいただき,誠にありがとうございます。
令和2年度前期におきましては,コロナウイルスの感染拡大・感染リスクの回避を最優先事項として,全ての講義を遠隔手法により実施いたしました。学内キャンパスの利用を大きく制限したこともあり,遠隔授業が長期に及んでいることに伴う学生の皆様の苦慮につきまして,アンケート等を通じ,十分に認識しているところでございます。
後期授業につきましては,感染拡大が懸念される状況下で通学を避けた授業運営を引き続き望む声に応えるとともに,特に本学キャンパスに一度も来られていない新入生への配慮も念頭に学内での受講機会を少しずつ増やしていくべく,下記の前提事項を踏まえた検討を行い,「令和2年度後期の授業実施方針」を定めましたので,お知らせいたします。
なお,後期授業を受講するにあたっての留意点について,現在,整理を進めているところでございます。留意点について,近日中にお知らせいたしますので,manabaコース「2020年度 学内掲示板」又は本学ホームページ「学生へのお知らせ」をご確認ください。
また,新入生について,入学してから一度も大学に来られていない状況を鑑み,後期授業開始前(9月17日,18日,24日,25日の4日間に分けて開催)に「新入生オリエンテーション」を実施することといたしました。詳細については,上記の留意点と同じく,近日中に公表いたします。
それでは,今後も新たな情報を適宜お知らせしますので,manabaや本学ホームページでの連絡にご注意ください。また,今後の新型コロナウイルス感染症の状況によっては上記の内容に変更が生じることがありますので,よろしくお願いいたします。
記
【令和2年度後期の授業実施方針策定にあたっての前提事項】
1.感染リスクに対する安全面を配慮しつつ,遠隔授業及び対面授業それぞれのメリットを生かした授業運営ができるよう,遠隔授業を基本としつつ,対面授業,ないしは対面授業と遠隔授業のハイブリッド型の授業を取り入れていく。
なお,学生へのアンケート結果(別紙参照)等において,感染拡大が懸念される状況下で通学を極力避けた授業運営を引き続き望む声が多い反面,大学キャンパスの開放や対面授業を望む声も1・2年次生を中心に多数ある等,授業の実施方法に関して,様々なご意見をいただいている。
2.対面授業を実施するには,以下の点への対応が必要である。
(1)三密を避けた授業運営(教室の収容定員は1/3以下にすることを想定)
※従来のような密集型の対面授業を実施することはできない。
※本学には,全ての授業で三密を避けた対面授業を実施できるキャパシティ(教室数など)はなく,また本学の財務状況や授業運営可能な教室設備の確保の観点からも学外施設を借りることは難しい。
(2)教室の消毒
(3)感染者が出た場合の接触者を把握するための学生の出席管理
(4)感染者が出た場合の休講・教室変更,欠席者への代替措置等の対応
(5)周囲に感染を広げることの恐怖心や職場からの指示により,通学を極力避け,遠隔授業による履修を希望する学生への対応
3.授業のみならず,空き時間,休憩時間及び通学時等の学生の行動においても三密を避ける必要があるため,一日の中で対面授業を受講する学生が多数になることを極力避ける必要がある。
4.本学の学内ネットワークは,多数の学生によるオンライン授業の学内受講に耐えられないことから,学生のオンライン授業の受講環境は自宅が主となる。そのため,学生の移動時間を考慮すると,同日に時間割に基づいた遠隔授業と対面授業を混在させることは難しい。
5.学生の大半が一年間の履修計画をもとに履修登録を行っていることから,学生への影響が大きいため,時間割の変更を行うことは最小限に留めたい。
6.対面授業実施に伴い教員が新型コロナウイルスに感染し,担当する授業の運営が困難な状況となった場合に,履修生に大きな影響が出てしまうため,担当教員の意向も尊重しながら,出来る限り感染のリスクを下げた授業運営を行いたい。
7.今年の秋または冬に,新型コロナウイルス感染症の拡大の可能性が示唆されているため,新型コロナウイルスの感染が再び拡大することも想定し,学生・教職員の安全を確保しながら授業運営を行いたい。