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令和6年度学位記授与式特設ページ

A Graduation Ceremony 2024 AY

令和6年度 学位記授与式

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学長 告辞

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皆さん、卒業そして修了、誠におめでとうございます。本学の教職員を代表して、心よりお祝いの言葉を送りたいと思います。また、保護者の皆様のお慶びは、いかばかりかと拝察いたします。
今日、商学部を卒業される皆さんの多くは高校生時からコロナ禍の影響を受けてきたと思います。大学入学後もオンライン授業が続き、その対応に戸惑うことも多かったと思います。クラスや部活、サークル活動で友人とともに時間を共有することも大きく制限されました。激変する環境に翻弄されることもあったと思います。しかし、それらの変化を乗り越え、卒業される皆さんに対し改めて敬意を表したいと思います。
皆さんが入学された2021年は本学創立110周年の記念の年でありました。残念ながらコロナ禍において縮小した規模での式典やシンポジウムを開催したことを思い出します。そして翌2022年に本学は帯広畜産大学、北見工業大学と経営統合し、北海道国立大学機構を創設しました。皆さんのなかにも帯広畜産大学や北見工業大学から配信された授業を履修された方もいると思います。三大学経営統合の目的の一つが文理融合、異分野融合教育の促進です。三大学間の授業の相互配信により、その成果は着実に実を結びつつあります。

今、社会は大きく変化しています。我が国は少子高齢化、長期的な経済の低迷と経済の東京一極集中、社会的、経済的な格差の拡大、DX分野の遅れなどに直面し、すぐには明るい展望を見出すことはできません。特に我々が住む北海道においては人口減少、地方経済の疲弊が急速に進んでいます。古い世代の記憶にある高度経済成長やバブル期の経済成長は過去のものです。これまでとは異なる、新しい社会や経済の在り方を模索する必要があります。若い皆さんの、既存の常識にとらわれない、自由な発想が今後の日本の浮沈のカギを握っているといえます。
日本のみならず、世界も大きく変化しています。ロシアのウクライナ侵攻から3年以上がたちました。ここにきてトランプ大統領の就任により事態が急速に動き始めています。現在の不安定な国際情勢が今後どちらの方向に進むのか注意深く見守る必要があります。皆さんには是非、身近な問題だけでなく、常に広い視野を持ち、国際情勢にも敏感であってほしいと思います。我々は否応なしに世界とつながる時代に生きているのです。

今や、世界のビジネスシーンでは英語が共通語となっています。海外ではビジネススクールを出た人材を含め、大学院を修了した人材が増え、高学歴化が進んでいます。この面でも日本の遅れが明らかになっています。日本人の賃金水準は近隣諸国にも劣るようになりました。特に管理職レベルの賃金水準はアジアの中でも大きく後れをとっています。賃金水準のみならず、世界で求められている人材と、日本において求められる人材像の乖離も問題です。これは世界と日本の経済の実態の反映でもあります。
生成AIの登場などにより、ビジネスにおいて必要とされるスキルは急速に変化しています。現在、社会人のリカレント教育、リスキリングが叫ばれています。我が国における社会人教育は残念ながら海外に比べ、遅れていると言わざるを得ません。制度的な問題もありますが、この遅れを甘受するのではなく、皆さんには是非、継続的に自ら学ぶ姿勢を身につけて頂きたいと思います。社会に出ると大学時代以上に「学び」が必要となります。職業に直結する「学び」だけではなく、人格、教養を高める「学び」も不可欠です。常に高い目標を持ち、それに向けて、たゆまない努力を継続していただきたいと思います。社会は常に変化しています。変化への対応力は継続的な「学び」からのみ得られるものです。

コロナ禍で薄れた人と人との結びつきは対面の増加とともに戻ってきています。しかし、そのつながり方はこれまでとは異なるものかも知れません。時代やコミュニケーションの手段が変わろうとも人間は一人で生きていけないことに変わりはありません。また、人は自分自身のアイデンティティをその帰属する組織や社会に求めます。皆さんはこれまで小樽商科大学の一員でありました。これからは本学の卒業生として社会に出て行かれます。

本学の卒業生で構成される緑丘会は、おそらく日本で最も強いきずなを持った同窓会の一つであると思います。2011年の創立110周年記念募金では、コロナ禍で困窮した学生のために急遽募金の目標を1500万円上積みしていただき、いち早く学生に奨励金を支給することができました。また、1億円を超える110周年の募金は学生の皆さんの課外活動などに活用されています。それのみならず、TOEICの受験料の補助、国際交流、就職セミナーなど毎年様々な支援をいただいており、皆さんの学生生活をより豊かにするために活用されています。 本学の114年の歴史は大学のみならず、卒業生とともに積み上げてきたものであります。それは世代間のバトンの引継ぎでもあります。皆さんには卒業後も同窓会組織を通じて本学とともに歩んでいただきたいと思います。大学そして同窓会は常に皆さんのサポーターであり、皆さんのアイデンティティの根底にあり続けます。
最後になりますが、皆さんは限りない可能性を秘めています。自分自身を信じ、力強く未来を切り開いていただきたいと思います。皆さんの健康と幸多き未来を祈念して、私の挨拶を終わります。

令和7年3月17日 国立大学法人 北海道国立大学機構

小樽商科大学長 穴沢 眞

北海道国立大学機構理事長 祝辞(ビデオメッセージ)

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北海道国立大学機構 理事長

長谷山 彰

緑丘会理事長 祝辞

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卒業生の皆さん 卒業おめでとうございます。 皆さんが今日まで努力を重ね、この晴れの日を迎えられたことを小樽商科大学の同窓会組織 緑丘会及び後援会を代表して心よりお祝い申し上げます。 また、これまで支えてこられたご家族や関係者の皆さまにも深く敬意を表します
皆さんの大学生活は、新型コロナウィルスという未曽有の出来事とともに始まりました。多くの制約の中で学業に励み、生活し、時には孤独や不安と向き合ったことと思います。その困難を一つ一つ乗り越えてきた皆さんの力強さと努力を心から称賛したいと思います。 一方でコロナ禍は私たちの社会に急激な変革をもたらしました。 テレワークの常態化、非接触の営業や会議など、これまで想像できなったことが新しい常態、常識いわゆるニューノーマルとなったのです。

大学での学び方、コミュニティ・コミュニケーションのあり方も大きく変わったと思います。そして、その大きな変化・変革に挑み、成し遂げたのは皆さんです。本当に凄いことだと思います。 これからも社会のあらゆる側面が急速に変化し、多様化していきます。そういう時代の中で皆さんは社会人としてのスタートを切ることになります。今、夢や希望に溢れ、殆どの方が期待と不安の中で4月1日を迎えることになると思います。 そこから本当の自分を探す、長く遠い旅が始まるのです。

2015年に国連で採択されたSDG’s(持続可能な開発目標)は2030年までに持続可能でより良い社会を実現するための国際目標を設定しました。あれから10年を迎えますが、あらゆる組織が様々な取り組みを行い、より広義な「持続可能な社会」の実現に向けて活動を拡大しています。
企業においては、利益至上主義、株主第一主義の市場経済から脱却し、環境・社会・ガバナンスやWell-being(ウェルビーイング)などを重視する経営にシフトせざるを得なくなりました。市場や顧客から信頼され支持されるためには経済的価値と社会的価値の両立が不可欠になったのです。
様々な取り組みがある中で、皆さんに意識してもらいたいのは「Well-being」についてです。Well-beingは「身体的・精神的・社会的に満たされた状態」を意味します。現代社会においては経済の豊かさが幸せとは限らず、心の豊かさや幸福感を重視することが望ましいと言われているのです。

皆さんは民間企業、自治体、士業など様々な組織で働くことになると思います。組織・仕事の中での自分の人生ではなく、自分の人生の中での組織・仕事は如何にあるべきかと問うことになります。自分の存在意義・価値や人生の幸福感・満足感を自問自答し、自分の目指す姿を描きその実現に向けて邁進して欲しいと思います。自分の未来像を描きそこからバックキャストをして、1年後、3年後、10年後と目標を立てる事も大切だと思います。 そして自分の描いた未来像を実現するために大事な事があります。それは学び続けることです。予測不可能な時代を乗り切るためには専門的な知識はもちろんのこと、さまざまな領域を学び、多様な視点を養い、複雑な問題に柔軟に対応できる力が必要です。 そして知識だけではなく、創造性や問題解決能力、批判的思考といったスキルも重要になります。

当面は多忙な日が続き知識の習得やスキルアップに費やす時間がなかなかとれないと思います。大事なのは「学び続ける力」です。知識そのものよりも「学び続ける力」が価値を持ちます。そして学び続ける事が新たな気づきやより良い選択肢を与えてくれます。

それと、もう一つは人間関係です。多様な価値観を尊重しながら人との関係を築くことが大変重要です。多様な価値観を受け入れることは、個人の成長にも組織の成功にもつながるものです。 先ずは、相手を理解し、尊重する姿勢を持つことです。先入観を持たず「違い」は「間違い」ではないことを理解してください。

それからコミュニケーション力です。基本は「聞く力」を持つことです。多様性の時代には「正解」というものは固定ではなく、状況に応じて考え方を変える柔軟性が必要です。無意識の思い込み、偏見は誰もがもっており、意識を持って変えていくことが大事です。

我が商大は1911年に小樽高等商業学校として設立されたのが始まりです。それから114年が経過しました。皆さんも本日卒業生としてその歴史に名前を刻むことになります。 商大は国内最小規模の国立大学であり、他の大学から比べると同窓生は決して多くはありません。しかし、多くの同窓生が様々な分野で活躍しており「北に一星あり、小なれどその輝光強し」と高い評価を受け、商大ブランドを高めております。

公益社団法人緑丘会は商大の同窓会組織です。 緑丘会の特徴は小さな大学ゆえの絆の強さです。世代を超えて同窓生が集まり、懇親交流や大学・学生への支援等を行っています。 先ほど、「皆さんは自分を探す旅に出る」と言いました。緑丘会にはいろんな分野で活躍し、多様な経験を積んだ先輩が沢山います。 皆さんの旅に役に立つアドバイス、見返りを求めないアドバイスを気軽に受けることができます。困った時、悩んだ時、新しい事を始めたい時、いつでも親身になって話しをしてくれますので、遠慮なく声をかけてください。

最後になりますが、これからの皆さんの人生が充実したものになることを願い、輝かしい未来に心からエールを送ります 本日は卒業まことにおめでとうございます。           

公益社団法人緑丘会理事長

幸坂眞也

 

同窓会「緑丘会」の紹介

本学卒業生の同窓会であり、大学の行うキャリア開発教育に対する支援及び関連事業の運営支援、並びに就職支援事業の企画・運営、資金支援等を通じて、青年産業人材の健全な育成に寄与することを目的としています。
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この度はご卒業、誠におめでとうございます。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、皆さんはご苦労が続いたかと思いますが、こうして無事に学位記授与式が挙行され皆様もご父兄も感慨深いものがあるのではないでしょうか。 そして、皆さんは新しい生活に向けてさぞかし期待に胸を膨らませていることと思います。 是非、母校のプライドを胸にそれぞれの目標に向かって新生活で活躍されることを心より願っております。
一昨年の1月に学生サークル「緑輝星」が発足されました。皆さんの中には存在をご存じの方もおられるかも知れませんが、このサークルは学生と同窓会を結ぶことを主な目的として結成されました。卒業された諸先輩が学生の皆さんを物心ともに支援させて頂いていており、これを広めてもらう事も大切なミッションです。 4年生の青木代表が卒業されましたが、新たな代表を迎え新たな気持ちでメンバー一同邁進致します。皆さん、緑輝星が主催するホームカミングパーティーには是非ご参加下さい。 これからお話する内容がこの「緑輝星」の使命にも大いに関係する内容なので紹介させて頂きました。
さて、この機会に同窓会である緑丘会について3点と、お願いを1点伝えさせて頂きます。 いずれも皆様に是非知って頂きたい事柄ですのでお聴きいただきたいと思います。

1点目は、 あまり実感していないかと思いますが、既に皆さんは同窓会(緑丘会)の賛助会員だということです。ほとんどの方に入学時にご父兄から緑丘会の会費を納めて頂いております。納めて頂いている内訳は、在学中4年間と卒業後3年間の7年分の会費です。 すでに、年2回、2月と8月に会報「緑丘」が届いていると思いますが、それは会費を納めている皆さんが緑丘会の会員であるという証なのです。 卒業してから3年間は会費を納めなくて良い期間ですが、卒業4年目からは、新たに年間4千円を納めて頂く必要があります。 卒業して3年の間に皆さんの心の支えとなる緑丘会の活動に興味を持っていただき、その後も忘れずに会員を継続して頂くことを切にお願いします。
2点目は、 緑丘会は、国内に24支部、海外にも支部があり、社会人に有益な各種イベントを実施しています。 転勤等で勤務地やお住まいが変わっても、その土地その土地で同窓会ネットワークに参加していただき、人脈の形成や生活の糧に活かしていって頂きたいと思います。各支部の情報や各種お知らせは緑丘会のホームページや会報、またSNSにも掲載しておりますので是非ご確認下さい。 不明な点は東京池袋にある緑丘会本部までお問合せ下さい。
3点目は、 卒業生からの会費が何に使われているのかです。主なものを簡単に紹介します。まずは、在学生へTOEIC受験料を助成しております。 皆さんの中にも、TOEIC IPテストを受けられた方が大勢いらっしゃると思います。また、就職活動も支援しております。就職相談室の相談員派遣、卒業生の方に実社会の経験を卒業生から講義していただくエバーグリーン講座、就活のための企業等セミナーの費用も助成しております。 もう一つの同窓会組織であり寄付金を基に運営している小樽商科大学後援会からは派遣留学生や語学留学生に対する奨学金の助成等も行っております。 このように卒業生皆さんからの年会費や寄付金は学生の為に使われていることを十分ご理解いただきたいと思います。

最後に1点、とても大切なお願いがあります。 このあと皆さんは食堂で学位記と資料を受け取りますが、その後食堂の隣の部屋に移動して下さい。そして資料に同封しております「緑丘会登録票」を取り出して下さい。 それに卒業後の住所とメールアドレス等を記入いただくかQRコードでの入力をお願い致します。ご記入された方は備え付けの回収箱に入れていただき、QRコードで入力された方は「登録済」画面を確認して退出して下さい。何人かの同窓の先輩が会場で声掛けをさせて頂きますので宜しくお願い致します。 もし、その場で対応できなかった方は後日必ずQRコードでの入力をお願いします。 これが皆さんと同窓会を繋ぐ唯一無二の大事な生命線である事を是非ご理解頂きご協力をお願いします。また、その後も住所やアドレスの変更があれば緑丘会本部までお知らせ下さい。 情報管理は徹底して行っております。提出いただいた登録票は基本的に皆様への連絡・行事案内等以外には使用しませんのでご安心ください。
最後になりますが、皆さんの先輩達はお世話になった大学への恩返しとして学生への支援を行っております。今度は皆さんがそのような気持ちで後輩学生を是非支援して下さい。 小樽商科大学は学生数が少ない大学だからこそ深いつながりを育んでいく環境があると思っています。 先輩諸氏も強いつながりを持ち続け、社会で活躍し、太くて強いネットワークを構築してくれています。「小なれど固い絆の同窓会」です。 緑丘会という組織を皆さんもどんどん活用していただくと共に、お力を貸していただければ大変嬉しい限りです。 また、関東圏で就職された方、東京に来られた方は池袋サンシャインビル60の57階にある緑丘会館に是非お立ち寄り下さい。 緑丘会の活動で皆さんとお会いできる事を楽しみにしてメッセージとさせて頂きます。 本日は誠におめでとうございます。

公益社団法人緑丘会

常務理事・事務局長 永井健夫

祝辞・祝電

頂戴いたしました祝辞・祝電については、以下のPDFでのご紹介にかえさせていただきます。

令和6年度学位記授与式祝辞・祝電【PDF】

校歌

小樽商科大学校歌

時雨 音羽   作詞
杉山 長谷夫  作曲

(一) 金鱗おどる渺々の
あけぼの称う浪の唄
エルムの花に若人の
涯なきのぞみ数々秘めて
夢うるわしの緑ケ丘よ

(二) 夕陽映える白樺の
梢をわたる風の唄
慈愛の山のふところに
銀翼みがき駿足秘めて
唄ほがらかの緑ケ丘よ

(三) 蒼穹はてず道つきず
はるかに仰ぐ北斗星
栄冠迎うこの胸に
飛躍の力ひととき秘めて
花咲き匂う緑ケ丘よ

(四) 健腕拓く五大洲
凱歌はあがる我母校
感激満てる若人の
血潮に清き教えを秘めて
春永遠の緑ケ丘よ

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JASRAC許諾第E1904223407号

応援歌「若人逍遥の歌」

応援歌「若人逍遥の歌」は、1955年に札幌地検小樽支部長として着任した高島茂氏が作成した逍遥歌の歌詞が大学に献呈され、当時の学生の宮内泰氏が作曲し、今も歌い継がれています。

若人逍遥の歌

高島 茂 作詞
宮内 泰 作曲

(口上) 春風颯々として山河をめぐり
百花繚乱の盛夏となりぬ
霧水来たりて百山紅を呈し
龍田の朔北(と)なれば暗雲天空を覆い嵐を呼び
紅山白山と化しその白雪の中に身を埋める

その厳しき天地のすべ我等が俗世と何の関わりが有ろうか
連山残雪に覆われし頃比の朔北の地に移りし我等なれば
何を悩み何をば求めん

俗世の安楽冥利とは大海に漂う塵の如し
我等その塵に何ぞ命を託さんや
今こそ悪夢より覚醒出でて
打ち寄する荒波の如き熱き血潮を持って杯をかかげん
春宵の暁にいざいざいざ歌わんかな我等が命を

(一) 琅玕融くる緑丘の
春曙を逍遥えば
浪漫の靄に街沈み
風悠久の言葉あり
瀾朶の桜花吹雪つつ
あわただしくも逝く春の
伝統古き学舎に
展ける海のはてしなき

(二) 夏白樺に囁やきて
ハイネの詩を口ずさむ
みめ美わしきまなざしの
又なき時の愛しさ
断崖落ちて波くだけ
オタモイ遠く帆走れば
オタルの嶺々の夕あかね
冴ゆる北斗にうそぶきぬ

(三) 秋簫条の思い濃き
ポプラにかかる雲消えぬ
流転の行旅夢に似て
悩みの思惟を誰か知る
感傷笑うことなかれ
桜ケ丘にたたずみて
泪滂沱と憂愁の
落葉の行方誓うかな

(四) 氷雪海に傾きて
月寒ければ翻とかん
晦冥行路遠けれど
われに港の乙女あり
流星落ちて影もなし
逝く青春の足音に
生命を惜しむ若人は
永却の杯酌まんとす

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応援歌「若人逍遥の歌」の著作権について

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