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入学式特設ページ

An entrance ceremony 2022

令和4年度 入学式

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年と異なり、式典の出席者は入学生のみとし、式典の時間を大幅に短縮して実施いたします。保護者の皆様方にお越しいただけないことは大変残念ですが、式典の様子は、令和4年4月5日(火)当日にLive配信いたしますので、こちらからご覧ください。

入学式

第一回 令和4年4月5日(火)(Live配信:10時15分~11時00分)式開始:10時30分

第二回 令和4年4月5日(火)(Live配信:14時15分~15時00分)式開始:14時30分

 日 程 令和4年4月5日(火)
開始予定時間 終了予定時間
【第1回】 10:30 11:00
【第2回】 14:30 15:00

学長 式辞

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商学部ならびに大学院の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
保護者の皆様もお喜びのことと思います。小樽商科大学の教職員を代表して、新入生の皆さんが本学の一員となることを心から歓迎致します。
 今回も昨年同様新型コロナウィルス対策として、入学式を2回に分けて行います。また、保護者の皆様にはご参加を控えて頂きましたが、 この入学式の様子はオンラインで配信しています。少しでも入学式の雰囲気を味わって頂ければ幸いです。

 

 皆さんはコロナ禍で高校時代を過ごし、社会が大きく変わる姿を目の当たりにされました。
高校での学びや受験勉強にも影響があったと思います。多くの困難を乗り越えた皆さんの努力に敬意を表したいと思います。 本学は明治44年、1911年に我が国で5番目の高等商業学校として設立されました。創立以来、初代校長渡邊龍聖が掲げた、「実学・語学・品格」を教育のモットーとしてきました。 大学の正門を入った左手に渡邊龍聖先生の写真と「実学・語学・品格」と書かれたモニュメントがあります。時代が移り変わろうとも、教育の基本は変わることはありません。

 

 皆さんにとって、実学という言葉は普段あまり耳にしないものかもしれません。ここで言う「実学」とは、現実に即した学問というだけでなく、幅広い教養と高度な専門性に裏付けられた実践的な学問です。そのために本学では一般教育において歴史や文学、自然科学などの科目を揃えています。また、語学教育にも力を注いでいます。そのうえで、経済学科、商学科、企業法学科、社会情報学科において、より専門的な教育を行っています。さらに高度な教育は大学院において行われています。

 

今年4月から本学は帯広畜産大学、北見工業大学と経営統合し、新たに北海道国立大学機構が創設されました。国立三大学の経営統合は我が国でも初めての試みです。しかも、距離が離れた大学の経営統合であり、全国からも注目されています。北海道内の実学を担う三大学の経営統合により、「実学の知の拠点」となり、北海道経済の発展のため、新たな教育、研究を進めて行きます。この緑丘の地に110年の歴史を刻んだ本学も皆さんと同じように4月から新たな一歩を踏み出します。

三大学の経営統合により1年生の段階から文理融合科目等を履修することができます。これにより、これまで以上に幅広く教養科目を学ぶことができます。また、他大学の農学、工学を学ぶ学生との交流も深めることができます。いわゆる理系の人たちの考え方もより身近なものになるでしょう。3、4年向けの副専攻プログラムも始まり、学びの幅は広がり、多様性を持つようになります。

 

多様性は選択の幅を広げますが、一方で迷いも生じます。自らの目標を明確に定め、選択する目を養ってほしいと思います。大学では皆さんが主体的に学ぶという姿勢が求められます。これまで皆さんが経験してきた小・中・高での勉強の方法と大学での勉強には大きな違いがあります。大学で何をどう学んで行くかは基本的に皆さん一人一人が主体的に考えて行かなければなりません。アクティブラーニングや学外での学びも用意されています。特に本学では研究指導、いわゆるゼミが必修となっています。3年生、4年生の2年間指導教員や他のゼミ生とともに専門分野について少人数で学びます。ゼミでの少人数教育も本学の教育の特徴の一つです。自らの可能性を広げるために、本学の提供する学びの機会を十分に活用して下さい。

 

語学の重要性についてはここで改めて強調する必要はないと思います。皆さんの中にも留学を希望されている方がいると思います。人の異動が完全に自由になってはいませんが、これまでも揺れ戻しを経験しながら、グローバル化は進んできました。大きな流れとしての経済のグローバル化自体を止めることはできません。日本にとっても、そして北海道にとっても経済のグローバル化は経済活性化のために必要です。
本学は2017年にグローカルマネジメント副専攻を開始し、昨年度からはグローカルコースも始まりました。これらのコースでは、英語で専門科目を学ぶ機会を増やしました。本学は、語学教育にも力を入れており、多くの短期語学研修や交換留学の制度を設けて皆さんの後押しをしています。特に卒業生である佐野力氏の名前を冠した「佐野力海外留学奨励金」により、例年であれば毎年60名の学生を海外に派遣しています。

 

 また、これまでの入学式の式辞でも繰り返し述べられましたが、10年前、本学のグラウンドにおいて運動クラブの学生が飲酒により死亡するという事故が起こりました。この学生は入学したばかりの1年生でした。亡くなられた学生には心からの哀悼の意を表したいと思います。一方で、私達はこの事故を教訓とし、二度とこのような不幸な事故を起こさないことを誓いました。その誓いの石碑が体育館の玄関横にあります。未成年の飲酒は法律で禁じられています。それだけでなく、飲酒は時には死につながる危険な行為でもあります。私達も皆さんにとって安全で安心できるキャンパス作りに努力していきますが、皆さん自身もルールを守り、充実した学生生活を送って頂きたいと思います。

 

 最後になりますが、ウイズ・コロナ、アフター・コロナへと移る時代の流れ、また、ロシアによるウクライナ侵攻による世界情勢の変化などを的確に把握し、その先にある未来を思い描ける能力を是非学生時代に身に着けて下さい。そのことが皆さんの可能性をさらに広げることになります。

令和4年4月5日 国立大学法人 北海道国立大学機構

小樽商科大学長 穴沢 眞

北海道国立大学機構理事長 祝辞

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小樽商科大学に入学された皆さんご入学おめでとうございます。

 

これまで新入生を育て見守ってこられたご家族の皆様にも心からお慶びを申しあげます。
 小樽商科大学は今年創立111年を迎える長い歴史と輝かしい伝統を誇る大学です。「実学・語学・品格」をモットーに、北海道の経済・産業を支え、あるいは国内外の様々な分野で活躍する人材を送り出してきました。近年は 「No.1 グローカル大学」をめざし、グローバルな視野を持ちローカルな視点に立って考え行動する人材の育成に力を入れています。

 

 そして2022年4月、皆さんの入学に時を合わせて、小樽商科大学は新しい歴史のページを開きました。それは小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学が経営統合して国立大学法人北海道国立大学機構を設立したことです。  その目標は、小樽・後志、帯広・十勝、北見・オホーツクと北海道の広域にあって、商学、農学、工学分野の特色ある教育研究を展開してきた三国立大学が経営統合して大学の基盤を強化することにあります。それによって三大学が連携して、分野横断、分野融合型の新しい教育・研究を展開することが可能になります。また産学官連携によって北海道経済・産業の発展と国際社会の繁栄、そしてSDGsに示される持続可能な社会の実現に貢献することをめざしています。

 

近年、気候変動や大規模災害、食料、格差や紛争など地球規模の課題が増加してきましたが、これに加えて新型コロナウイルス感染症の蔓延を契機に、社会は大きく変化しつつあります。必要に迫られてはじめたオンライン授業ですが、実は対面とオンラインのハイブリッドな教育研究は地理的制約を超えて日本や世界の大学が連携し、教育研究のイノベーションを創出できる可能性も秘めています。 デジタルとアナログが融合する新しい学びによって、氾濫する情報の真偽を見極め、物事の本質を見抜く強靱な思考力と想定外の事態に対応する独創性を身につけることができます。それこそが学問の力であり、大学で学ぶ皆さんに期待されていることでもあります。

 

北海道は、18才人口の減少や産業構造の変化など解決すべき課題を抱えてはいますが、食糧自給率約220%、風力、太陽光発電など新エネルギー導入ポテンシャル日本一、都道府県魅力度ランキングも日本一であり、農林水産・観光資源に恵まれた北の大地です。大学生が豊かな学生生活を送り、研究者が世界から集う「知の拠点」にふさわしいエリアといえます。 
新入生の皆さんは北海道国立大学機構を構成する帯広畜産大学、北見工業大学の学生と交流することによって自らの専門を核としながら、より多様な学びを体験するチャンスに恵まれました。 小樽商科大学の大学憲章には、自由な学風と実学重視の精神を継承する、とあります。小樽商科大学の自由で大らかな気風の下、皆さんが多様な学びに挑戦し、豊かなキャンパスライフを送られることをお祈りしてお祝いの言葉と致します。

 

北海道国立大学機構 理事長

長谷山 彰

緑丘会理事長 祝辞

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新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

 

小樽商科大学の同窓会組織、緑丘会を代表してお祝い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、2020年1月に日本国内において最初の感染者が確認されて2年余りがたちますが、現在は、新たな変異ウイルス、オミクロン株が猛威を振るっております。ワクチン接種の促進などによって、一日も早く安心して生活できる環境が戻ることを願うばかりです。 このような厳しい環境が続く中で、皆さんと一堂に会してお祝いできますことを心から嬉しく思います。皆さんは、これから始まる商大での学園生活に大きな期待をもってこの場に臨んでおられると思いますが、残念ながら、今しばらくはコロナ禍による制約・自粛が続き、ウイズコロナの学園生活が余儀なくされると思います。

 

私は半世紀ほど前に入学しましたが、学生寮に入り、クラブ活動を満喫し、指導を受けた国際経済学ゼミでは卒業後の仕事に繋がる教えを受けることができました。また、商大での4年間に、数多くの人と出会い、今でも続く生涯の友も得ることができました。私を鍛え、大人へと成長する機会を与えてくれた母校に今でも感謝しています。
この小樽の街と共に110年の歴史を刻んできた母校は、創立以来の伝統と精神をしっかりと守り、チャレンジ・スピリットに富んだ、気骨溢れる有為な人材を多く育て、地元北海道はもとより、全国、さらには海外に送り出してきました。産業界はもとより、国内外のさまざまな分野における商大同窓生の活躍は、高く評価されているところです。

 

大学でどのようなことを学び巣立っていくのか、先輩から2つほど助言をしたいと思います。

 

第一は、常に、国際的な動向にも強い関心を持って学園生活を送ってください。
道内で職を求める場合であっても、北海道の観光や経済は海外との関係がますます重要となっており、グローバルな視点を欠くことはできない時代になっています。今後、益々この傾向は強まるでしょう。
例えば、ロシアのウクライナ侵攻は北海道からは遠い東ヨーロッパで起こっている戦争ですが、北海道とロシアは、オホーツク海で接する隣国同士であり、長い交流の歴史があります。ロシアへの経済制裁は、経済や貿易の結びつきが強い北海道への影響は避けられないであろうし、日本が固有の領土と主張して返還交渉をしている北方領土交渉もさらに困難性がますと覚悟しなくてはなりません。

 

第二は、勉学に加え、これはという経験を積んで欲しいということです。
スポーツでも文化的なことでもよいのです、夢中になって打ち込んだ経験が社会に出てから大きな自信となり、様々な試練を乗り越える上での貴重な財産となるでしょう。
皆さんが、これからの長い人生を楽しみ、生き抜くために、その基盤をこれからの4年間でしっかりと築いてください。
そのために、皆さんには3つの力を持っていただきたいと思います。
一つは、主体性を持ち、目的達成のために行動を起こす力です。
二つは、物事に対して疑問を持ち、課題を発見する、考え抜く力です。
三つは、多くの人と関わり、ともに目標達成に向け協力していく力です。今までよりも広く、高い視点から物事を俯瞰して、課題を発見し、自身の頭で深く考え、解決策を見つけ、そして実行する、という繰り返しが皆さんを更なる高みへと成長させるでしょう。

 

小樽商大の良さの一つは、小規模な単科大学であるがゆえに、学生、教職員、卒業生の一体感が強いということです。これからの緑丘での学園生活を通して、皆さん自身が主体的に行動し、お互いに能動的な働きかけを行うことから始め、まずは、同級生同士の絆を深める努力をしてください。商大には数多くの体育・文化のクラブがあり、活発に活動してきた歴史があります。私もそうでしたが、クラブ活動を通して友ができ、学ぶことも多かったと思います。
ただ、この2年間は各クラブともに十分な活動ができず、新入部員がいなく廃部の危機にさらされている部もあると聞いています。授業や会議は、リモートで途切れることなく継続出来てきましたが、対面・リアルでの活動が必要であるクラブ活動は、活発にできない状態であったと思います。これは商大だけの問題ではありませんが、皆さんへのお願いは一人でも多くの方がクラブ活動に参加し、緑丘での学園生活をエンジョイしていただきたいと思います。

 

この緑丘で培われた絆は、全国有数の同窓会組織である小樽商大同窓会「緑丘会」を核にして、社会に出た後も続いていきます。
緑丘会は80年程前に創られ、以来、同窓生相互の親睦を図り、大学や学生に対する物心両面での支援を目的に運営してきました。現在、本部は東京池袋サンシャインビル57階にあり、全国主要都市に24支部を設けて活発に活動しています。

 

大学と同窓会は協力して、「母校創立110周年記念募金」活動を3年前から進め、先月、募金期間を終えたところです。募金目標1億1500万円にたいして、目標を大きく超える寄付を同窓生や教職員、関係企業から頂いております。頂いた寄付金は、皆さんの課外活動や国際交流の支援などに使っていく予定です。
皆さんは、今日から緑丘での学園生活が始まりますが、有意義な4年間を過ごし、ご自身の真っ白なキャンバスにご自身の絵を思う存分描いてみてください。 
皆さんの前途を祝し、私の挨拶とします。 
入学おめでとうございます。             

公益財団法人緑丘会理事長

島崎憲明

 

小樽市長 祝辞

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令和4年度 小樽商科大学へ入学される皆様へ

本日、小樽商科大学の令和四年度入学式が挙行されますことは、誠に喜ばしく、心からお祝いを申し上げます。
見事難関を突破され、晴れて小樽商科大学に入学されました学部生五三九名、大学院生四十名の皆様、誠におめでとうございます。  また、ご家族の皆様におかれましても、お慶びはひとしおと存じます。重ねてお祝いを申し上げます。  本市としましても、小樽市内はもとより、道内外からも新入生として皆様をお迎えし、この小樽で貴重な大学生活を過ごされますことを 大変喜ばしく思っております。

 

 小樽商科大学は、明治四十四年に官立五番目の高等商業学校として開学以来、自由な学風と実学重視の精神に基づき、一〇〇年以上に渡って教育と研究、地域社会への貢献という使命を果たしてこられました。
 本市とともに歴史を紡いできた小樽商科大学を市民は親しみをもって「商大」と呼んでおり、我が子のように「商大生」の活躍を誇らしく思っております。
皆様の諸先輩方は、上場企業などでご活躍され、同窓会組織である「緑丘会」は、在学生のキャリア形成に熱心に取り組んでおられます。
 近年では、学生が主体となり授業に参加する「アクティブラーニング」で、北海道における先導的役割を果たしておられ、伝統校でありながら、常に革新を続ける姿勢には敬服をしているところであります。
 また、「実学実践」を教育理念とする商大の教育プログラムでは、小樽市や後志地域の課題解決に取り組む機会があり、海外から多くのお客様をお迎え している札幌市・小樽市・ニセコ町は、日本にいながら国際的な視野を養う、絶好の学びの場であると考えております。
そのような中、今年度設立された、帯広畜産大学、北見工業大学との運営法人は、「商学」「農学」「工学」のより一層の連携を強め、北海道経済・産業の課題解決とその発展とともに、小樽の地域経済にとっても、大いに寄与するものであると期待しているところであります。

 

小樽は、北海道で初めて鉄道が敷かれるなど、北海道開拓に重要な役割を果たした街であり、 かつての繁栄がもたらした歴史的建造物や近代文化遺産が数多く現存しております。
民間調査の「地域ブランド調査2021」では、魅力のある都市として全国4位にランクづけされており、その魅力の源泉は歴史や自然環境と調和した街並みにあると考えております。

 

このコロナ渦において、制約が求められる場面もあるかと思いますが、どうか皆様には、在学中に、小樽のまちの良さを存分に味わっていただき、 商大の恵まれた教育環境の中で、思い出深い大学生活を過ごされ、将来は是非、「グローバルな視野で地域の問題を解決できるグローカル人財」として、 このまちで活躍して欲しいと思っております。
終わりになりますが、小樽商科大学の益々の御発展と、新入生と保護者の皆様、穴沢学長をはじめ教職員の皆様の御健勝と御活躍を心から祈念申しあげまして、お祝いの言葉といたします。

令和4年4月5日

小樽市長 迫  俊哉

 

同窓会「緑丘会」の紹介

本学卒業生の同窓会であり、大学の行うキャリア開発教育に対する支援及び関連事業の運営支援、並びに就職支援事業の企画・運営、資金支援等を通じて、青年産業人材の健全な育成に寄与することを目的としています。
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新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
新しい大学生活に向けて、さぞや期待に胸を膨らませていらっしゃることと思います。
皆さんには、是非この小樽という街に溶け込み小樽商大での学生生活に大いに励んで頂くよう願っております。

 

さて、皆さんは大学に入学したばかりで「同窓会」のことも初めて知る事となります。同窓会は「緑の丘の会」と書いて「緑丘会(りょくきゅうかい)」と言います。

 

本日は同窓会である「緑丘会」の活動について2点説明をさせて頂きます。
まず1点目、緑丘会は現役の学生さんへの資金援助や講座の提供、就職支援などを行っているという点です。資金援助は、留学生への奨学金授与や優秀な学生さんを対象とした奨励金の授与、TOEICの受験費用などへの助成です。この他にも多数助成しております。
これらは主に同窓生の皆さんから納めて頂いた年会費から寄付しており、学生の皆さんを応援したい想いの結果であります。
また、皆さんもこれから講義を受講されると思いますが、本学を卒業された先輩講師が皆さんに講義をするエバーグリーン講座にも緑丘会が支援しています。この授業は35年も続いており、学生の皆さんには高い評価をいただいております。
更に、皆さんが就職を考え始められる3年時に、ここ2年間はコロナ禍でオンラインとなりましたが、通常は200社以上の企業を大学へ招き、企業説明会を実施する就職支援活動も実施しています。
また、学内には「就職支援室」を設置しておりますが、就職に関する相談を受けるのも皆さんの先輩諸氏です。

 

2点目は、緑丘会は全国に24支部あり、卒業した同窓生に有益な各種イベントを実施しているという点です。転勤等でお住まいが変わっても、それぞれの土地で充実したネットワークに参加いただき、人脈の形成や生活の糧に活かすことができます。
また東京や札幌では「緑丘ビジネス塾」などの名称で、若い社会人へ向けた活動も実施しております。実社会で活躍されている先輩の経験などを学習する絶好の機会ですので社会人となられた時は是非参加して頂きたいと思います。 

 

そして、皆さんには同窓会報「緑丘(入学おめでとう号)」をお届けします。ぜひ目を通して頂き、先ずは緑丘会の雰囲気を味わって頂きたいと思います。
先ほど島崎理事長もお話されましたが、小樽商大は昨年7月に創立110周年を迎え、同窓生を中心に記念募金をお願いして参りましたが、目標金額に対し多くの金額が集まり皆さんのために大学へ寄付します。 これも学生の皆さんへの先輩達からの熱い想いの結晶であります。
その先輩達は強いつながりを持ち続け、実社会で活躍し、太くて強いネットワークを築いています。
緑丘会を皆さんに知って頂き、仲間になって頂き、お力を貸していただければ大変嬉しい限りです。
同窓会である緑丘会の活動で皆さんとお会いできる日を楽しみにして同窓会の紹介とさせて頂きます。
本日は誠におめでとうございます。

公益社団法人 緑丘会

事務局長 永井健夫

校歌

小樽商科大学校歌

時雨 音羽   作詞
杉山 長谷夫  作曲

(一) 金鱗おどる渺々の
あけぼの称う浪の唄
エルムの花に若人の
涯なきのぞみ数々秘めて
夢うるわしの緑ケ丘よ

(二) 夕陽映える白樺の
梢をわたる風の唄
慈愛の山のふところに
銀翼みがき駿足秘めて
唄ほがらかの緑ケ丘よ

(三) 蒼穹はてず道つきず
はるかに仰ぐ北斗星
栄冠迎うこの胸に
飛躍の力ひととき秘めて
花咲き匂う緑ケ丘よ

(四) 健腕拓く五大洲
凱歌はあがる我母校
感激満てる若人の
血潮に清き教えを秘めて
春永遠の緑ケ丘よ

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jasrac-school

JASRAC許諾第E1904223407号

応援歌「若人逍遥の歌」

応援歌「若人逍遥の歌」は、1955年に札幌地検小樽支部長として着任した高島茂氏が作成した逍遥歌の歌詞が大学に献呈され、当時の学生の宮内泰氏が作曲し、今も歌い継がれています。

若人逍遥の歌

高島 茂 作詞
宮内 泰 作曲

(口上) 春風颯々として山河をめぐり
百花繚乱の盛夏となりぬ
霧水来たりて百山紅を呈し
龍田の朔北(と)なれば暗雲天空を覆い嵐を呼び
紅山白山と化しその白雪の中に身を埋める

その厳しき天地のすべ我等が俗世と何の関わりが有ろうか
連山残雪に覆われし頃比の朔北の地に移りし我等なれば
何を悩み何をば求めん

俗世の安楽冥利とは大海に漂う塵の如し
我等その塵に何ぞ命を託さんや
今こそ悪夢より覚醒出でて
打ち寄する荒波の如き熱き血潮を持って杯をかかげん
春宵の暁にいざいざいざ歌わんかな我等が命を

(一) 琅玕融くる緑丘の
春曙を逍遥えば
浪漫の靄に街沈み
風悠久の言葉あり
瀾朶の桜花吹雪つつ
あわただしくも逝く春の
伝統古き学舎に
展ける海のはてしなき

(二) 夏白樺に囁やきて
ハイネの詩を口ずさむ
みめ美わしきまなざしの
又なき時の愛しさ
断崖落ちて波くだけ
オタモイ遠く帆走れば
オタルの嶺々の夕あかね
冴ゆる北斗にうそぶきぬ

(三) 秋簫条の思い濃き
ポプラにかかる雲消えぬ
流転の行旅夢に似て
悩みの思惟を誰か知る
感傷笑うことなかれ
桜ケ丘にたたずみて
泪滂沱と憂愁の
落葉の行方誓うかな

(四) 氷雪海に傾きて
月寒ければ翻とかん
晦冥行路遠けれど
われに港の乙女あり
流星落ちて影もなし
逝く青春の足音に
生命を惜しむ若人は
永却の杯酌まんとす

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応援歌「若人逍遥の歌」の著作権について

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