2021.01.22
教職員紹介
一般教育等(化学) 沼田先生にインタビュー!~ナタデココの秘密!?~
今日は、前回の商学科 上山先生の紹介に続き・・・商大に長く勤めている先生紹介企画第十弾!
一般教育等(化学)の沼田先生にインタビューしたよ!
ナタデココの秘密を探っちゃった!
高分子材料、高分子化学です。
微生物が作ったセルロースであるバクテリアセルロースについて研究しています。
一般的にはナタデココと呼ばれているあのユニークな食感のゲルです。
最近はバイオセルロースという名前で化粧品のフェイスマスクとしても市販されています。
もともとゲル材料への応用を目標に研究を行っていましたが、最近は食品分野に関する研究も行っています。
実験室で微生物を実際に培養して作っていますので、興味がある方は見学に来てください
バクテリアセルロースって何!?って思ったけど、ナタデココって言われるとボクも知ってる!!
美味しそうなナタデココが培養(?)されてたけど、匂いは美味しそうじゃないんだって・・・
みんなの夢を壊しちゃってごめん・・・
共通科目の「化学I、II」や「基礎ゼミナール」、専門共通科目の「現代の化学」を担当しています。
「化学I」では原子の構造や化学結合、酸と塩基、酸化と還元などについて学びます。
「化学II」では有機化学や生化学の基礎を学びます。
「現代の化学」では高分子化合物の構造や特徴について学びます。
「基礎ゼミナール」では簡単な化学実験、せっけんや豆腐を実際に作り、化学実験の考察やせっけんの化学反応、豆腐の凝固(ゲル化)などについてまとめ、発表してもらっています。
学生にとって基礎ゼミナールが最も楽しそうです。
高校時代に化学をとっていたって人も多いと思うけど、せっけんや豆腐を作っちゃうなんて化学って楽しそう!!!
化学のイメージが変わりそうだね!!
8年目です。
商大に来る前は旭川工業高等専門学校で准教授をしていました。
高等専門学校と大学の違いってどこが違うのかな??
高等専門学校(高専)は中学卒業後入学する、5年課程の本科と本科卒業後の2年課程の専攻科からなる高等教育機関です。
主に工学・技術・商船系の専門教育を行っています。本科を卒業すると準学士、専攻科を修了し大学評価・学位授与機関の審査に合格すると学士の学位を取得できます。
大学は高校卒業後入学し4年間学び、卒業すると学士の学位を取得できるので、大学と高専では学生の年齢が異なっています。
また、現在日本に高専は57校(国立51校、公立3校、私立3校)しかありませんので、大学の数に比べかなり少ないです。
高校生と大学生の年齢の学生が混在しているんだね
高等専門学校を卒業した後、大学に編入してくる人もいるから、思ったより身近かも!?
プライベートでは混雑する時間帯を避け、買い物にいくようになりました。
仕事の仕方ですが、前期はサバティカル研修で講義の担当がなかったので、商大の研究室・実験室で研究を行っていました。
本来でしたら昨年の2月から中国武漢市に客員研究員として滞在する予定でしたが、出発直前に武漢市が封鎖され残念ながら中止になりました。
せっかくの研究の機会・・・残念だったね・・・
こればっかりはどうともしようがないもんね・・・
先生、気を取り直して・・・小樽商科大学のおすすめや魅力を教えてください!
商大の魅力は自学科科目以外も学べることだと思います。
中浜先生のインタビューでも科目履修について述べられていましたが、座学等の科目だけではなく卒業研究も一般教育や言語センターの先生が選べるのは魅力だと思います。
私のゼミでバクテリアセルロース関連のテーマで実験し、卒業論文を執筆する学生もいますよ。
うんうん。
他学科科目と呼ばれる、自分の専門以外の科目もちゃんと卒業所要単位として認定されるもんね!
商大に入って、ナタデココの卒業論文を執筆するなんて・・・なかなか!!
あったら教えて下さい!!
緑丘五十年史復刻版に小樽高等商業学校初代校長渡辺龍聖氏の10周年式辞より以下の引用がありました。
「先輩高等商業学校に於いて教授せざる学科にして本校独特の学科三あり、一は商業実践、二は企業実践、三は商品実験なり」
商大の前身の小樽高等商業学校では実践工場で石鹸を原料(ニシンの油)から製造、包装して商品となる迄の原価の割り出し、商品実験室や化学実験室で商品の顕微鏡的鑑定、化学的鑑定を行っていたそうです。
すでにこれらの科目はありませんが、文系単科大学としては自然科学との関わりが深い大学ですので、学生のみなさんには自然科学にも興味をもってもらえればと思います。
そうそう、商大の前身の小樽高等商業学校でも、沼田先生の基礎ゼミみたいに石鹸を作ってたんだよね
先生、ありがとうございます!
沼田先生の基礎ゼミを受けてみたくなった新入生のみんなも多いんじゃないかな!?
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