ブログ「商大くんが行く！」

今日本に限らず世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス
言語センターのクランキー先生がアメリカの新聞にコロナウイルスについてインタビューをされたから紹介するね！
4月2日に受けたインタビューだよ！

 

 

 

Rockford Register Star　Alex Gary氏によるクランキー先生へのインタビュー

コロナウィルスは第二次世界大戦後、世界規模で共有する事となった最も身近な問題です。ウィルスとCOVIT-19に、何らかの形で影響を受けていない地域などこの惑星にはごくわずかしかないのです。The Rockford Register Star は世界中のRock River Valley出身者、彼らの生活がどのように変化したのか知るために連絡してみました。

 

Shawn Clankie Hononegah 高校　1987年卒業
現、小樽商科大学　応用言語学教授
小樽は日本の北部の島である北海道にあります。日本の状況は急速に変化しています。Clankie 氏からの応答は4月2日のものです。

 

1.　あなたはどのような経緯で、日本においてそのような職業に行き着いたのですか？

 

　1987年にHononegah高校を出て、私はCarbondaleの南イリノイ大学へ進みました。ご存知の通り私には2つの目標が有りました。海外に住む事と外国を旅することが許される専門家として働く事です。1989年までに私はベルギーとフランスで学び、そして1992年に日本の大阪の大学で私の最初の英語を教える職を得ました。

 

2.　どのくらいの期間日本に住んでいるのですか？

 

　3月30日で日本には丸23年、そして北海道に21年になりました。

 

3.　あなたが新型コロナウィルスについて初めて聞いたのはいつですか？

 

　最初のニュースが中国で持ち上がっていたのは多分、12月の終わりくらいだったでしょう。もしも、我々の西側の隣人の一国（中国、韓国、北朝鮮又はロシア）で何かが起これば、日本は迅速にそれについて耳にするでしょう。

 

4.　それはいつあなたの生活に影響を及ぼし始めましたか？

 

　ここでは人々は慎重です。私が住んでいる北海道という島はここ10年間の間、東アジア特に中国からの観光ブームを経験しています。もし、ウィルスがどこかの地域で感染すれば、1週間以内にここにも広がるでしょう。そして、そうなったのです。北海道での最初のケースは1月29日でした。それは観光にとって最も大きなイベントである7日間行われる札幌雪祭りの1週間前でした。
　2月中旬までに、全てのニュース番組はウィルスに関してになりました。
私が最後に夕食に出かけたのは、北海道にはまだ10件以下の感染しかなかった2月22日です。最初の感染から66日後の今日でさえ、540万人の人口に対して183件の感染と8人の死者でとどまっています。
なぜなら北海道は対策の先手を打ったからです。彼らは2つの賢い事をしました。
第1に、北海道は国の政府が全国の学校を休校にする事に先駆けて、最初に道内広域で、学校を休校にした地域でした。
第2に、北海道庁は全ての人に2週間の間、特に慎重になり、不必要な外出はしないように依頼しました。この対策は感染のピークになるだろうと予想される前に行われました。そして、私達はこの2週間の中で、特に最初の週末には全く外出をしないようにと言われ、大部分の人が従いました。

 

5.　今の生活はどのようですか？　あなたは何が出来ますか？　あなたは何をすることを制限されていますか？　どこに行く事が出来ますか？

 

　我々の緊急の2週間が過ぎて、4月1日から物事がゆっくりと再開し始めました。学校そしてコンサート・ホールのようなエンターテインメントの会場は別として、全てが営業していました。ただ、お客がいなかったのです。
　日本の人々は自分自身ですごく自粛しています。私達はこの前にSARS1と鳥インフルエンザを経験してきたのです。

 

　また多くの人々が季節的なアレルギーを持っているため、日本にはマスク文化が有ります。基本的に、日本中どこに行く事も出来るし航空機も飛んでいますが、ぜんぜん乗客はいません。以前、私は毎週日中に買い物へ行っていましたが、今は10日くらいに一度、午前4時に24時間営業のスーパーに行っています。

 

　　私は絶対的な必要性が無い限り、大学へは行きません。大学は少なくとも5月中旬まで休校になり、政府がすべてを明らかにするまで、ほとんどがオンラインになるでしょう。
　
※4/24（金）現在、授業開始は5/7まで延期が決定しております。

 

　北海道は注意深く東京を見ています。日本国内でのフライト数は東京―札幌間が一番多いのです。もし東京で感染爆発が起きたら、次は札幌で起こるでしょう。最初の57日の間、日本のほとんどの感染は北海道でしたが、その数は東京に追い越されました。

 

　現在、北海道は47都道府県の中で5番目の感染者数です。ここでは一度この感染を解決しました。そして幸運なことに、北海道はソーシャル・ディスタンスを取るのは簡単な、かなり人口のまばらな島なのです。

 

6.　日本の政府はこれが終わるには、どのくらいの期間が多分かかると言っていますか？

　少なくとも私が見た限り、政府は現時点で終息の予測については何も言っていません。特に東京では中程度の大流行が発生しているので、政府は日増しに対策に腰を入れています。オリンピックを延期する1，2週間前、東京はオリンピックを中止にしたくはなかったので、国外の世界に向かって理想の絵を描こうとしていました。しかし、一旦延期されると、人々は日常生活を送りながらも、感染を抑えるために全ての事に対して、ゆっくりと引き締めが行われています。

 

　昨日（4月1日）私達は東京の米国大使館を通して、メッセージを受け取りました。4月3日からアメリカ人は日本、そして全てのレベル3に相当する国々へ行く事が禁止されることになりました。それはたぶん第二次世界大戦以後、初めての事です。
現在、アメリカと日本そして153国との郵便も止められています。
　早い段階で、日本はマスクと他の必需品の価格のつり上げを禁止しました。また、他国へのマスクなどの輸出も禁じました。これらの対策は賢明で私達にとって良い手助けとなりました。

 

7.　何か肯定的なことは有りますか？　あなたはプロジェクトを終わらせるためや、何かを新しく学ぶために時間を使っていますか？　または再び人々と繋がったり？

 

　はい。家にいることによって、ゆっくりと過ごすことになりました。私は研究者であり作家です。私はどこかへ行って講演をする用意をしている間、いつも10くらいの仕事を同時にしています。イベントのために外出をしてから7週間家にいますが、この家での数週間は私に考える時間を与えてくれています。もちろん私はウィルスを恐れてはいますが、それと同時に静かな時間を本当に楽しんでもいるのです。私には読まれるのを20年間も本棚で待ち続けている本が有ります。私はそれを読むつもりです。

 

8.　これが終わったら生活はどのように変わると思いますか？

 

　私達はこのことから学ぶのだと思いたいです。

 

※なお、数値等含め、原文のまま掲載しております。

 

 

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