11月22日(木)、図書館で『ゆめぽーとライブ(第25回)』が行われたよ。
今回は、グローカル戦略推進センター(CGS)研究支援部門地域経済研究部の協力で、元小樽高商でロシア語を担当したニコライ・ネフスキー先生に関する講演会だったんだけれど、直前から大雪という悪天候の中、学内外から40名もの方が参加してくれたよ。
講師は、ネフスキーが在籍した大阪外国語学校(新制大阪外国語大→大阪大に統合)から繋がりのある大阪大学名誉教授の生田美智子先生。 なんと、前日に撮影したばかりという写真(ネフスキー夫人イソの故郷の積丹の風景)も含め、小樽でのネフスキー青年の暮らしぶりを生き生きとお話してくださったんだ。
さらに、本学CGSの高野研究員や、歴史学の醍醐准教授からも最新の調査に関する報告があったんだよ。 お話をいただいた先生方、ありがとうございました。
講演を聞き逃しちゃったとしても、大丈夫! 図書館では、ネフスキー関連の資料とパネルの展示会を継続中だよ。 9枚の大パネルは、イソ夫人の親戚より市立小樽図書館へ寄贈された新出資料を紹介したもので、ネフスキー・イソ夫婦と娘のエレーナの家族写真や、ロシアから日本の親類へ送られてきた手紙などがあるよ。
奥のガラスケースには、ネフスキーが小樽高商に在籍したときの書類やアルバムなどが陳列されているよ。 日本語に堪能だったネフスキー本人が、日本語で書いた直筆の履歴書もあるんだ。 醍醐先生からご寄贈いただいた「ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所所蔵のニコライ・ネフスキー関係史料目録(写し)」も展示しているよ。
パネル前には、本学所蔵のネフスキー関連の本を並んでいて、アイヌ語や宮古方言に関するネフスキーの著作や、日本語で書かれたネフスキーの伝記もあるよ。
一番大きい本は、ネフスキーの没後に出版された西夏(せいか=タングート)語の辞典。 西夏語は、今は使われていない中国の言語で、その解読にはネフスキーの研究が貢献し、レーニン賞への評価となったんだ。
ゆめぽーとライブ講師の生田先生のご著作もあるので、手に取って見てみてね。
ネフスキー関連展示は、12月16日(日)まで図書館閲覧室で行われているよ。
入館は自由、市民の方等、どなたでもご覧いただけるので、ぜひ見に来てね!!
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