今日は市原ゼミからヒアリング調査のレポートが届いているよ!
市原ゼミの皆さん宜しくお願いします。
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学生ベンチャー株式会社AiNYを運営する市原ゼミナールの3年生が、先日、北海道を飛び出し、株式会社サイバーエージェント様(東証1部・4751)の本社(東京都渋谷区)にヒアリング調査をさせて頂く機会を頂きました!
※ ヒアリング調査とは、一般的な会社訪問やインタビュー調査とは異なり、証券アナリストや機関投資家、投資ファンドなどが投資先企業に対して実施している調査手法の1つです。まず訪問前に、分析対象企業についてのディスクロージャー情報(有価証券報告書等のIR資料)・文献にあたり、経営戦略分析や財務諸表分析(企業価値評価)といった予備調査(事前分析)を徹底的に行い、検証仮説の構築を行います。そして実際の訪問時において、検証仮説や疑問点、ディスクロージャー情報からは把握できなかった事項についての確認を中心に行います。実際に企業の専門部署の担当者様と接することにより、社風はもちろん、経営戦略の浸透度、コーポレートガバナンスやコンプライアンスなどの重要性の認識度合いといった、企業価値評価(valuation)には欠かせない定性データの確認も行うことができます。
私たちの研究テーマは、「北海道経済におけるFinTechイノベーションの課題と方策」です。
近年、日本を除く先進国・新興国では「FinTech」によるこれまでにない革新的な金融サービス事業が誕生し、金融のあり方・担い手、人々の暮らしや企業活動にも大きな変化をもたらしています。私たちは、グローバルな視点から地域経済の発展を志向する(グローカル)観点に立ち、深刻な人口減少社会に直面している北海道経済におけるFinTechイノベーションの課題と方策(地域金融機関におけるビジネスモデルの転換、API連携による消費データ利活用、観光産業におけるキャッシュレス化)について研究をすすめています。
<感想(一部)>
◯吉田玲菜(商学科3年・株式会社AiNY代表取締役社長)
今回のヒアリング調査では、私たちの研究テーマとの関わりが深いクラウドファンディングサービス事業を中心にお話を伺いました。
(株)Makuake様((株)CA社内ベンチャー)によるCFS事業では、民間企業や個人が行う事業活動だけではなく、地方の伝統行事や工芸・特産品に関する事例も多くあり、社会的価値や地方創生の観点からも特徴的な事業であることを知ることができました。また、プロジェクトを育てるというお考えを持っていることを知り、ビジネスにおいて利益を追求していくことだけでなく、熱意を持って取り組むことが事業の成長につながることを改めて強く感じ、貴重な経験となりました。
◯矢ノ目凌河(商学科3年・株式会社AiNY取締役副社長)
私たちは、CFS事業におけるメガバンクとの連携の目的が、より多くの資金受領者の獲得にあると考えていました。ヒアリングを通して、中長期的な観点からも、地方銀行との連携拡充による地方創生を通し、持続的な企業価値の創造にあることもわかりました。今回のヒアリングを通して、地方創生におけるクラウドファンディングの可能性、企業と地域相互の永続的な発展の可能性を一層実感することとなりました。
◯脇彩音(商学科3年・株式会社AiNY取締役)
この度、会計ゼミ生として(株)CA様に訪問させていただき、実際にIRのお話などをお聞きして、とても勉強になり、事業内容への理解も一層深まりました。(株)Makuake様によるCFは、商品PRやテストマーケティングへの利活用以外にも、結果が融資判断にもつながるため、起業支援や事業再生に大きく寄与するものと感じました。今回の訪問では、インターネット広告業における将来性やビジネスの展望もお伺いし、地方創生について改めて考えるきっかけとなるとともに非常に貴重な経験となりました。
ひきつづき今後の活動・研究成果などを、株式会社AiNY・市原ゼミのWeb-Site等で情報発信をしていきますのでご覧ください!
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