図書館3Fの「翻訳マンガコーナー」を知ってるかな?
図書館の職員さんが、その翻訳マンガを実際に読んでみたそうだよ。
気になる翻訳マンガがあったら、ぜひ読んでみてね。
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図書館の「翻訳マンガコーナー」には、50タイトル以上のマンガが揃っています。いろいろなマンガの1巻を読んでみた結果、気づいたことをご報告してみようと思います!
・『Natsume's book of friends』(原題:『夏目友人帳』)vol.1【G 2.4||00528||352081】
妖怪を見ることのできる夏目貴志が、祖母の遺した〈友人帳〉に記された妖怪たちとかかわっていく物語です。和風テイストの物語なので、巻末に訳注が付いていて、「yokai(妖怪)」「kekkai(結界)」といった用語が説明されています。
少女マンガは、雑誌掲載時の広告スペースを利用した「柱」が付いていることが多いのですが、そこもきちんと翻訳されていますよ。本文とは違う雰囲気で、面白いですね。
・『Kimi ni todoke : from me to you』(原題:『君に届け』)vol.1【G 2.4||00547||352045】
長い黒髪と暗い雰囲気から「貞子」とあだ名される爽子が、クラスの人気者の風早くんと親しくなり、成長していく過程を描いた、正統派少女マンガ。
日本の高校生の日常を描いた作品なので、日常会話で使える語彙や言い回しが見つかるかもしれません。主人公の心情描写が、ストレートな英語で表されているのもいいですね。
・『Baby & Me』(原題:『赤ちゃんと僕』)vol.1【G 2.4||00527||352593】
小学5年生の拓也が、亡くなった母親に代わり、2歳の弟の世話に奮闘するホームドラマ。連載が1991年~1997年と、ちょっと昔のマンガです。
「赤ちゃん」であるミノルの、幼児語が可愛らしい。彼の言う「bwaza」は、「brother」のこと。Rとthって、発音しにくいよね! と共感してしまったり。私の英語は2歳児並みということかも!?
・『Sweetness & lightning』(原題:『甘々と稲妻』)vol.1【G 2.4||00519||351993】
シングルファザーで高校教師の犬塚が、幼稚園児の娘のつむぎのため、教え子で料理研究家の娘の小鳥と共に、お料理を学んでいきます。
このマンガには、料理のレシピも載っています。遠く離れた外国で、このレシピを頼りに「土鍋ご飯」や「豚汁」に挑戦している人がいるかもしれませんね。翻訳や注釈のつけ方から、日米の食文化の違いが見えてくるような気がします。
・『The ancient magus' bride』(原題:『魔法使いの嫁』)vol.1【G 2.4||00554||352001】
妖精を見ることが出来るなど、特異な体質を持つ智世が、人外の魔法使いエリアスに買われ、魔法使いの修行をすることになります。舞台がイギリスなので、英語の会話に違和感がありません。
1巻ではないのですが、主人公がある男性キャラクターに「ルツ」と名前を付けるシーンがあります。「ルツ」は英語で「Ruth」と表記するそうで、英語版には日本語版にないセリフ「ふつうは女の子につける名前だけどね」が補われていたのが印象的でした。
他にも、いろんなマンガがありますので、皆さま、是非図書館に足を運んでみてくださいね。貸出も可能ですので、ご希望の方は、学生証と共にカウンターまでお持ちください。
「英語なんて読めないよ~」という方は、こんな本も参考にしてみてください!
『快読100万語!ペーパーバックへの道』【G 9.4||06115||353214】
『英語多読法: やさしい本で始めれば使える英語は必ず身につく』【G 9.4||06122||353376】
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