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◆ 2017/10/30 市原ゼミの会社訪問レポート! ◆

学生ベンチャー株式会社AiLLiSを運営する市原ゼミナールの3年生が
先日、北海道を飛び出し、農業分野で革新的な事業に取り組んでいる3法人へのヒアリング調査に伺いました。

訪問先は、オイシックスドット大地株式会社様(東京五反田本社、マザーズ3182)、
     株式会社日立ソリューションズ東日本様(川崎オフィス)、
     株式会社農業総合研究所(東京営業所、マザーズ3541)です。




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(1) オイシックスドット大地(株)様は、食品の宅配分野における国内最大手の企業であり、安全に配慮した有機野菜無添加の加工食品などの販売サイト「Oisix(おいしっくす)」を運営されている企業です。

みつトマト」や「ピーチかぶ」などユニークで、味や特徴をイメージしやすい名前の野菜の販売で有名です。




 

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(2) (株)日立ソリューションズ東日本様は、農業生産の効率化にむけて、生産、物流・販売、
製造・加工など複数の関係者間で情報をリアルタイムに共有
できるクラウド型プラットフォーム
AgriSUITE」を開発された企業です。

今回は川崎のオフィスに伺い、AgriSUITEご担当の方から
直接お話を伺うことができました。





 

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(3) (株)農業総合研究所様は、生産者の顔が見える農産物の提供をコンセプトとして、
「農家の直売所」事業(全国各地の集荷施設より集荷した農産物を販売する直売コーナーを全国のスーパーに展開)を中心とした流通事業や、農業に関するコンサルティング事業を中心に行われている企業です。

 

今回私たちは「日本の農業におけるプラットフォーム(様々な商品・サービス、
利害関係者が集まる「場」)の重要性が今後飛躍的に高まる」という問題意識のもとで、
事前に文献やディスクロージャー情報を読み、その中で構築した仮説の検証疑問点について質問してきました。

実際に(単純な企業訪問とは異なる)ヒアリング調査を行うことで、
メディア等の二次情報からは得ることが難しい一次情報を多く得ることができました。

私たちの仮説や疑問点に対するご回答はもちろんのこと、経営マインドマーケティング
農業のグローバル展開今後の事業展開に関する考え方などについて大変貴重なお話を伺うことができました。


 

【訪問感想(一部)】

(1) オイシックスドット大地(株)

〇(商学科3年、株式会社AiLLiS代表取締役社長)斎藤里菜

ヒアリングを通して、どのサービスや戦略にも「安全・安心でおいしい野菜を届ける」という
会社の価値観が徹底して反映されていることを強く感じました。

その価値をどのようにお客様に伝え、サービスを利用してもらうのか、
経験事例を交えながら様々なユーザーの視点に立った考え方をご教示いただき、
類似したように見えるサービスや商品にも様々な魅力(競争力)を持たせられることを知りました。

またオイシックスドット大地(株)様が提供する独自のサービスは、いずれも農産物の販売において
重要なものだと分かり、今後の農業関連事業のサービスや商品の拡大可能性・成長性について
多くの知見を得ることができました。

 

〇(商学科3年、株式会社AiLLiS監査役)東本眞弥 

今回のヒアリング調査では、実際にブランディング経営戦略のためのドメインのお話などを伺えたことで、
現在のサービスや戦略についての理解が深まったのみならず、本来の目的であった日本の農業が維持・発展していくために必要なヒントを多くご教示いただくことができました。

また、ご担当者様の「課題に直面しなければいいサービスは生まれない」というお言葉からは、
「今後日本が直面する課題には多くの機会もある」という教訓を得たと思っており、
会計や経営学といったビジネスに関する学問を学ぶ私にとって非常に貴重な経験となりました。


 

(2) (株)日立ソリューションズ東日本

〇(商学科3年、株式会社AiLLiS代表取締役社長)斎藤里菜

実際に農業の現場と向き合うことで分かったことなど、貴重なお話を伺うことができました。
農業分野での課題に対して、農業生産の現場に実際に足を運んで深く掘り下げ、解決策を探っていくという過程のお話を詳細に伺えたことは、農業分野の現状に対する正確な理解だけでなく、農業関連企業が成長するストーリーをより一層鮮明に思い描くことができました。

「今後訪れる、農業分野が課題に直面する時代は、より良い農業を作ることができるチャンスの時代だ」というお考えを伺い、現状の問題解決についてだけでなく、将来、日本の農業がどうなっていてほしいのかについても、自分自身がさらに深く考えるきっかけとなりました。

 

〇(商学科3年、株式会社AiLLiS監査役)東本眞弥 

AgriTech(農業とITの融合)分野に日本でも早くから取り組まれていた会社に、
実際に訪問しお話を伺うことで、私たちが事前にたてていた検証仮説とは違ったご回答をいただくことも多く、机上の学問とビジネスの現場での課題のギャップに驚きの連続でした。

「現在の農業の高齢化がどれほど深刻であるか」、「ITを農業分野に導入するための農家さんのリテラシー向上の課題」や「農業におけるバリューチェーン」のお話を直接うかがうことで北海道の農業と日本全体の農業の違いにも目を向けなおすきっかけとなりました。 

また、農家さんの経営モデルを見るときに大切な指標についてもご教示いただき、
今後の研究において重要なヒントを得ることができました。

今後活発化するであろうビッグデータの活用についても、
IT企業の立場からお話を伺うこともでき、大変勉強になりました。 


 

(3) (株)農業総合研究所

〇(商学科3年、株式会社AiLLiS代表取締役社長)斎藤里菜

(株)農業総合研究所様が提供する農産物の生産・販売管理サービスは
誕生以来その機能を増やし続けており、生産者と消費者の双方により
一層活用されていくシステム
だと感じました。

そうした発展を支えるお考えとして、「将来世界における農業生産が
どう変わっていくのかを予測し、その変化に対応できるシステム
できるだけ早く構築することが必要だ」というお話を伺い、
今後の農業分野について各国の状況も含め広い視野で考える重要性をより現実的に感じました。

世界の動向について勉強を重ね、私たちの研究テーマである
データ利活用や異業種間連携が将来どのように必要とされるのか」を
より具体的に考えを深めたいと思います。


 

〇(商学科3年、株式会社AiLLiS監査役)東本眞弥 

農業における流通の特徴、また、(株)農業総合研究所様が持つ流通プラットフォームや
ITプラットフォーム
を今後どのように活用されていくのかについて貴重なお話を伺えました。

私たちの研究テーマ・仮説である「農業におけるプラットフォームが企業価値を向上させる」の検証において、
持続的成長に向けた取り組みに関するヒントも得られ、研究に関する視野に広がりを持つことができました。

流通においては国際的課題も多くあると感じた一方で、日本の農産物が競争に負けないための知識もご教授いただけました。今後の研究にあたっては国際的な政策にも注目して仮説検証を進めていきます。

 

ひきつづき今後の活動・研究成果などを、株式会社AiLLiS・市原ゼミのWeb-Site等で情報発信をしていきますのでご覧ください!

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