今日は、3月末を持って退職される先生方へのインタビュー第二弾!
言語センターの特任教授 大島稔先生です!
それでは大島先生,よろしくお願いいたします。
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◇小樽商大に何年くらい勤めておられましたか?
1981年に赴任しましたのでこの3月で、満36年になります。もっとも、学生として、5年間在学しましたので、合わせると41年間大学にお世話になりました。
◇小樽商大での研究分野、または教えておられた分野を教えてください。
研究も教育も一口では言いにくいですね。ちょっと説明がくどくなるかもしれませんが、いいですか。研究分野は、皆さんになじみの薄い言語学と文化人類学です。専門領域としてアラスカからシベリア、北海道地域の北方少数民族の言語・文化の調査研究です。最初の25年近くは、もっぱら現地調査と報告書の作成に専念していました。ここ10年は、TOEIC, Blended Learningの教材開発に 従事しました。
これまでに担当とした授業は、一般英語の他に、TOEIC再履修クラス、教職の科目として、英語学概論I: (音声学、音韻論、形態音韻論、形態論、語彙論)、比較文化、言語学概論など、大学院では、異文化コミュニケーションの基礎と学術英語です。
◇商大の教員生活の中で一番楽しかった思い出を教えてください。
36年の長きにわたるし、教えるのを楽しむ方なので、一番の思い出を選ぶのは難しいですね。強いて選ぶとすれば中学・高校・大学の教員になった本学の卒業生で組織する教職研究会で、毎年12月の第二土曜日に開催されますが、昔の学生に会える事でしょうか。
◇小樽市に住んでいて(通っていて)、一番の思い出は何ですか?
学生時代に小樽に住んでいましたから、たくさんあります。本学も地獄坂の上にありますように、坂が多くて、お年寄りが元気なのは坂の多いせいかと思ったほど坂の印象が強いですね。それと食べ物かな、特に寿司とスィーツ。「あまとう」のクリームぜんざいは今でも時々、妻と食べに来ます。
◇商大生のいいところはどこだと思いますか?
36年間変わらない点を見つけるのはたいへんですが、小クラス、少人数のゼミ、盛んなクラブ活動のためか、学生の横のつながりが強いところですかね。
◇商大生のみなさんにメッセージをお願いします。
私は、具体例を挙げない、抽象的な物言いは好まないのですが、こういう場では仕方ありません。日本人全体にも言える事ですが、「その場で解決する」、「議論するが尾を引かない」という態度を身に着けてもらいたい。また、最近の学生は、保守的、保身的に思えます。違った考えや行動を理解し受け入れるように心がけて欲しいと思います。いろんな意味で自分の殻をやぶるチャレンジをして欲しいですね。キャッチフレイズとしては、Challenge & Changeですね。
↑大島先生with言語センタースタッフの皆さん
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