4月から商大に赴任された先生紹介第3弾!アントレプレナーシップ専攻の内田先生にインタビューするよ!
それでは先生、さっそく自己紹介をお願いします!
今年4月に着任しましたアントレプレナーシップ専攻の内田純一です。
社会人22年目になりました。出身は神奈川県ですが、北海道に住んで19年目になります。
◇商大に着任される前は何をされていましたか?
大学卒業後、保険会社のアフラックに7年勤めました。情報システムと営業マーケティングの仕事を経験した後、北海道大学に転職して、助手や准教授として14年間過ごし、今に至ります。
北海道大学では、大学院国際広報メディア・観光学院に所属し、観光マーケティング論や地域ブランディング論などについて講義していました。最初は広報論の講座にいて、あとから新設された観光学の講座に移動しました。
◇先生の専門分野は何ですか??
地域や観光に関わる経営学です。具体的には、世界各地のIT産業集積地の調査に行ったり、日本の伝統的な地場産業や地域特産品のブランド戦略や、地域が観光地化されていく過程などについて研究してきました。広報論分野で博士号を取得していますので、企業や自治体のパブリック・リレーション(PR)やメディア活用なども専門の範囲です。
◇実際に先生はどのような講義を担当されているのですか?
私がアントレプレーシップ専攻で担当するサービスマネジメントは来年からの開講科目ですが、今年度前期は複数人の先生と一緒にアントレプレナーシップ専攻のビジネスプランニングを担当しました。後期はさらにビジネスワークショップも担当します。
来年度は学部の講義も担当する予定で、将来的には学部ゼミも担当する予定です。
◇小樽商科大学に対し、どのような印象を持っていましたか??実際に来てみて、印象は変わりましたか??
アフラックの同僚だった商大の卒業生に仕事ができて教養豊かな方がいたためか、なんとなく商大卒の社会人は優秀なんだろうなという印象を持っていました。
今はアントレプレナーシップ専攻の講義しか担当していませんが、学生の多くは社会人で、講義に対する真剣な姿勢を感じます。自分の実務等に直結させて考える姿勢で受講している印象を強く受けますね。今まで研究型の大学院で講義をしていたのでより強くギャップを感じます。
◇そんな先生は、大学生の頃はどのような学生だったんですか?
真面目でしたね。
東京郊外にある多摩大学の経営情報学部を卒業しました。1学年300人程度の小さな大学で、商大と同じように坂の上にあり、勉強に打ち込むことができる場所でした。大学での学びが、社会に出てから今でも役に立っていると感じることは多いです。入社してすぐに配属された情報システム部での仕事は専門分野だったので当然ですが、北大に転職するときは情報技術だけでなくメディア論やコミュニケーション論にも詳しいことが求められたのですが、それらは学部時代の得意分野でした。転職して5年後に観光分野で教えることになったときにも、学部時代にホテル産業論やフードサービス産業論、レジャー産業論といった講義科目を受講していたことが大いに役立ちました。人生のいくつかの節目において学部で得た知識が役立っているので、真面目な大学生活を過ごしてうっかり人並みに遊ばなかったことに一片の悔いもありません(笑)。
◇趣味・特技等はありますか?
映画鑑賞、読書(小説)ですね。映画は特に香港や台湾、インドなどのアジア映画が好きですね!そしてかなり詳しいです。俳優や監督の名前はもちろん、映画産業史も頭に入っています。国際映画祭にも通うほどのマニアです。
また小説は、北海道が舞台になっているものを好んでよく読みます。
映画に詳しいことで縁あって、「札幌特区通訳案内士(外国人旅行者に通訳しながら札幌の街案内を行う資格)」の研修で、フィルム・ツーリズムについての講師も担当していました。
是非、学生のみなさんと映画の話もしてみたいと思っています。
研究室にあった映画のグッズを見せてもらいました☆
小樽も撮影地となった「探偵はBARにいる」の物だったのでうれしいですね。
◇せっかく商大にいらしたので、小樽で行ってみたい場所ややりたいことはありますか?
北海道に住んでから長いので色々行ったことはありますが、クルーズ船に乗ってみたいですね。
三浦綾子さんの小説「ひつじが丘」に登場するオタモイ遊園地跡や龍宮閣跡を海から見てみたいと思っています。
◇最後に商大生へのメッセージをお願いします!
ぜひ学問に打ち込んで欲しいと思います。
みなさんはもしかしたら大学の講義や読書は社会人になってから役に立たないと思っているかもしれませんが、自分自身の実体験から「そんなことはありません」と断言できます。
社会に出ると自分が経験していないこともやらなければいけませんが、大学で学んだことが自分をサポートしてくれる場面もたくさんありますので、自学科だけでなく他学科の授業も受講して、学びの幅を広げていってほしいと思います。
自分の趣味をつきつめるのもいいですね。私の個人的体験で恐縮ですが、かつてインドにIT産業の調査に行ったとき、インド人の協力者たちと空き時間にインド映画の話で盛り上がりました。それで打ち解けて、ずいぶんとその後の調査活動が楽になりました。趣味の映画にはその後もちょくちょく助けられています。
いつどんな知識がどこで役立つか分かりませんから、学問にも趣味にも貪欲に。
内田先生!ありがとうございました!
次は誰にインタビューしようかな!次回もお楽しみに☆
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