今日は図書館の福士さんからおすすめの本の紹介だよ。
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図書館カウンターの福士です。
全開の窓から、今日もセミの声が聞こえてきます。夏の盛りですね。
セミの声を聴きながら読みたい図書を2冊ご紹介します。
・『八日目の蝉』角田光代著
請求記号:G 9.2||04224||319197
愛人の娘である薫を誘拐した希和子の逃走と愛情の物語。
ドラマや映画にもなっているのでタイトルを知っている方も多いのではないでしょうか。
血の繋がっていない関係でいながら本当の親子のように幸せな2人の様子に、誘拐犯とわかっていても希和子を応援したくなるはず。
家族の様々なかたちについて考えさせられる本です。
・『蜩ノ記』葉室麟著
請求記号:G 9.2||04411||323799
家族のため大切な人のために切腹を控える武士とその家族の物語。
2012年に直木賞を受賞し映画化もされた作品です。
武士として終えることに心のぶれない戸田秋谷やその子供源吉の生き方に、かつての日本人の堅実さと切なさが感じられます。
ラストシーンでは蜩の声が聞こえてくるかも知れません。
どちらも儚さや切なさを連想させるセミにちなんだ落涙の物語です。
図書館の海側の席は涼しい風が入りおすすめですので、そちらでじっくり本の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
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福士さんありがとうございました!
確かにセミの声って聴くと切ない気分になるよね。
夏休みの今こそ、図書館で、たくさんの本に巡り合おう!。
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