1月7日に開催された講演会の報告です。
会場となった図書館から、リポートしてもらったよ!
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1月7日(木)、先史宗教国家を専門に研究をしている考古学者、
松本剛博士をお迎えして、図書館で講演会が開催されました。
30数人の学生さんや教職員、学外の方々も来て下さり、
正月明けの図書館は久々に、アカデミックな活気に包まれました。
講演タイトル
「考古学とお金のはなし~すべてを包括する視点を
手に入れる:「異なるもの」への人類学的アプローチ~」
考古学(研究)と、お金(ビジネス)が、どう関わってくるのか・・。
包括的な視点って何だろう・・。
興味津々でカウンターから耳を傾けておりましたが、
気付くと、立ち上がって聞いていました、余りの面白さに!
研究とビジネスを結びつける産学協同。
その一例として、日本初の学術系クラウドファンディングサイト
academist(アカデミスト)が紹介されました。
現役研究者が発信した研究のアイデアに出資し直接支援することで
リターン品を受け取ることができるというものです。
松本博士は遺跡発掘のプロジェクトを発信して130万円を募りました。
出資金額に応じて、「壁紙」「Tシャツ」などの成果物をリターンし、
高額出資者には何と、「遺跡の発掘調査に参加出来る」特典をプレゼント!
無事に目標金額を集めたそうです。発掘調査!参加したいですが、
15万円の出資はなかなか大ごとですね(笑)
この場合、お金集めはあくまで研究のためのもの。
発掘体験を通じて考古学の面白さを一般の人々に
知って貰えた、という何よりスペシャルな成果が得られたそうです。。
「学」に重きを置いた産学連携、これは、直接お金にはならない文系学部の
存在意義を確かに世間へアピールできる、そして学問を社会へ還元できる
効果的な方法であると松本博士は強調されました。
これが、「包括的な視点」なのですね。
商学系単科大学の小樽商大にとって大いに参考となるものだ・・と
感じ入ってしまいました。
そして博士が下さった、商大の学生への素晴らしい応援メッセージ。
今後キャリアを形成するにあたって、知っておいて欲しいこと。
人生には自分が想定するより遥かに広い可能性があるのだよ・・と。。
さらに、民族・人種を超えた様々な他者との出逢いが人生を彩る。
自己相対化により身の回りの他者に気付き、他者を受け入れて欲しい、と・・。
1時間半の短い講演の中に、さまざまな感動の種を仕込んで下さった、
本当に素晴らしい講演でした。
遠方から来て下さった松本先生、雪の路を商大まで上がって参加して下さった皆さまに
心よりお礼申し上げます。
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熱気あふれる講演の様子だったね。商大くんも、学ぶことの意義を考えさせられてしまったよ。そして、図書館は本を読むだけでなく、講演会にも利用できるんだね。
ホワイトボード、プロジェクターを備えているので、友達同士のミニプレゼンにも、どんどん利用してね!
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