図書館カウンターの中筋さんが、秋にとっておきの図書2冊を紹介してくれたよ!
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秋も深まってきて、じっくりと思索に耽りたくなっちゃいますね。
そんなときは是非図書館へ!
頭を使う面白さだけでなく、心を休ませ、知らず知らずのうちに豊かな感性を与えてくれる本の数々がみなさんを待っています。
『キッスキッスキッス/ 渡辺淳一著. -- 小学館, 2002.』
請求記号:G 9.2||03625||287350 (3階開架閲覧室)
近現代の文豪たちは、こんなにも純情で情熱的なラブレターを書いていた!与謝野晶子、芥川龍之介、太宰治ら…すべてをかなぐり捨てた真っすぐな愛の言葉に驚かされますが、ひときわ私の心を打ったのは、芥川の素朴なひとことでした。
「貰いたい理由はたった一つ、僕は、文ちゃんが好きだと云ふ事です。」
『下級武士の食日記: 幕末単身赴任/ 青木直己著. -- 日本放送出版協会, 2005. -- (生活人新書; 165).』
請求記号:G 10.6||02748||290517(3階開架閲覧室)
紀州から江戸に単身赴任した下級武士の江戸での暮らしが事細かにわかって面白いです。普段は豆腐ばかりの倹約づくめですが、たまに鰻を買って帰ったり、芋菓子をしこたま食べてみたり、近郊に物見遊山に出かけたり・・けっこう楽しく単身赴任やってたみたいです(笑) 幕末の江戸、民衆たちの生き生きと暮らす様子は、政情不安もどこ吹く風、という感じ。たくましいですね!
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