今日は、1年間の派遣留学でアメリカの「ミューレンバーグ大学」に留学してきた西沖鉄平さんに、その感想をインタビューしてみたよ!
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1.簡単に自己紹介をお願いします!
こんにちは。商学部経済学科4年生の西沖と申します。
2. 留学先はどこですか?
アメリカ・ペンシルべニア州のミューレンバーグ大学という所で約9か月交換留学をしました。
(キャンパスの風景)
3.どんな国、学校、授業でしたか?
私が留学したミューレンバーグ大学はペンシルベニア州の東側、アレンタウンという町にあります。アレンタウンはペンシルベニア州で3番目に大きな町です。昔、炭鉱や製鉄で栄えた町なんだそうです。そしてアレンタウンはバスや車でニューヨーク市まで約2時間、古都・フィラデルフィアまで約1時間、現在の首都・ワシントンDCまで約3時間など、東海岸の主要な都市にもアクセスが比較的よい場所に位置しています。アレンタウン自体、場所により治安は悪いと聞きましたが、普通に生活している限りではそのエリアに足を運ぶことはないと思います。市内には、映画館やショッピングモール、ボーリング場、バー、世界各国の料理店などがあり、普通に生活する面では困りません。友人の車や大学が運営するシャトルバス、都市間バスなどを利用して移動ができます。
(ニューヨーク・タイムズスクエアにて。右が私です)
学校は小さい大学です。全校生徒が約2500人ほどであり、キャンパスの面積は商大と殆ど変わりませんので、規模は商大くらいのスケールの大学だと想像して頂けるといいかと思います。しかしながら、年間の正規の学費が約500万円ほどかかる私立大学です。そのため、中高所得者層の家庭出の学生が多いです。事実、友人の親はお医者さんであったり、会計士であったり、弁護士であったり、銀行で勤められていたりと、そういう方が多かったように思います。あとは基本的に全寮制になります。ですので、校内を歩いていたら誰か友人・知り合いと会う、といった印象です。ちなみに全寮制なので基本的には食事は学食で食べることになります。全米か北米の大学の食堂ランキングでミューレンバーグは14位にランクインされており、それなりに食事は美味しかったと私は思います。
学校の設備は商大のクオリティの遥か上をゆく設備だらけだったように思います。それは学費が高額な分、施設の整備や教育水準の向上に資本を隔てられるからであると思います。校内の芝生がすごくきれいですが、芝生や校庭を整備・管理する人が常駐していたり、アート・演劇・音楽を専攻する学生が使用するリサイタルホールが4~5個あったり、室内で筋トレやランニングができるよう整備された立派なジムが整備されたりと・・・。大学が外部からプロのコメディアンやマジシャン、バンドなどを呼んだりしたりもします。そういう意味で、色々なイベントが催されますので、退屈はしません。
僕の友人が言うには、学生の多くが「White(白人), New Jersey(ニュージャージー出身), Jewish(ユダヤ教徒)」と冗談を言うほどです。確かに白人の割合は多かったように思います。しかし、黒人・アジア系・ラテン系など、殆ど日本人しかいない環境で育った僕としては、人たちと触れ合えることができた、と振り返ります。それぞれの人種の人が集まるサークルやコミュニティなどもあり、私はASA(Asian Student Association)に所属しました。学生はぺンシルベニア州の域内や、周辺のニュージャージー州、ニューヨーク州、メリー州、マサチューセッツ州などから多くの人が来ています。主にNorth East(アメリカ北東部)出身の人が多いです。そしてカトリック系の大学でありながら、ユダヤ教の学生がなぜか多いのが特徴です。
ミューレンバーグでは、ビジネス・経済学・情報科学などの商大にもある学部の他、アート系(演劇・音楽・映画・絵画・ダンス)の学部や、サイエンス(化学・環境科学・脳科学)、哲学・数学・歴史、語学(スペイン語・フランス語・ドイツ語・ヘブライ語・アラビア語など)、国際学部、宗教学、アジア・アメリカ・ラテンアメリカ学などの様々なクラスが用意されています。自分の興味とやる気次第で、自分の専攻以外の科目も履修できます。
学校の授業は、基本的に20~30人ほどの少人数制のクラスです。少人数である分、授業の密度は濃いです。基本は75分×2なので授業の量自体はさほどでもありませんが、毎回の授業で課題が出されます。教科書や資料を10~30Pほど読む課題であったり、リーディングの感想をまとめるエッセイなどの課題も出されます。私は英書を読むのに時間がかかる方で、結構苦労しました。。昼2時に読み始めて読み終わるのが夜の1時くらいで、そこから作文を書いたりと・・・。少人数制であるため、教授も各生徒が課題を済ましてきたかをチェックすることが容易です(笑)1学期に履修できる授業数が3~5個に縛られるのは、それだけ授業以外での課題の量が多いためです。履修する授業次第では、毎時間ゼミのような形になります。大学生活の中でも一番勉強したのが、交換留学の1年だったと思います。
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西沖さんへのインタビューはまだ続くよ! お楽しみに!
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