今日は、商大商学部商学科4年生の方越(ホウ エツ)さんに、
アメリカ留学の体験談をインタビューしてみたよ。
商大が提供している留学にも様々な形や、提携先大学があるけれど、
方越さんは、一年間の留学経験を選んだんだね。
それでは、ど~ぞ!!
-------------------------------------------------
1. 簡単に自己紹介をお願いします!
こんにちは、商学科4年の方越です。
2. 留学先はどこですか?
留学先はアメリカのミシガン州にあるウェスタンミシガン大学です。
3. どんな国、学校、授業でしたか?
ウェスタンミシガン大学はアメリカのミシガン州のカラマズーという町にあります。
治安がよくミシガン湖まで車で1時間、シカゴとデトロイド等の大都市までは
2時間で行けます。
ウェスタンミシガン大学は一般的な学部だけではなく、
航空学部や医学部など専門的な学部も多く、様々な国から
留学生が学びに来ています。その数は毎年約2000人にも上ります。
商大以外に日本の慶応大学、立命館大学、立教大学、同志社大学とも
協定校になっています。
授業は履修によってグループワークやディスカッションのある授業がありますが、
ほとんどのクラスが少人数であるため、教授が学生ひとりひとりの顔と名前を
覚えてくれます。たまに廊下ですれ違った際にあいさつもしてくれたりします。
4. 留学生活はいかがでしたか? 楽しかったこと,驚いたこと,大変なことなど教えてください。
8ヶ月間の留学期間は短かったですが、アメリカに来て驚いたこともありました。
それはある日、寮のカフェテリアで友達と一緒にご飯を食べているとき、
突然キッチンの方から食器を落として割れた音がしました。
すると、食堂のあちこちから拍手が起こり口笛まで吹く人もいました。
それにびっくりして“どうして?”と友達に尋ねたら、“誰かが食器を割ったら
みんな拍手をするんだ。半分からかっているんだと思うけど”と笑顔で言っていました。
この日本と違う対応の仕方が自分の中では驚きを抑えることができませんでした。
日本だったらなんとも言えない雰囲気になるだろう。
でも食器を割ったら拍手でフォローするアメリカのやり方が個人的には好きでした。
その後もカフェテリアでグラスやらお皿やらが割れた音が聞こえてくることが
何回かありましたが、決まって毎回拍手喝采がありました。
留学で忘れてはならないのはやはり学業です。
「日本の大学は広く浅く」なのに対し、アメリカの大学は「狭く深く」という印象を
受けました。私は週2回の授業を4つ履修しました。
初めは教授が何を話しているのかもよく理解できず、1科目の予習に
半日潰れることも稀ではなかったです。各科目から出される課題の量も膨大で、
毎日夜の11時くらいまで大学の図書館にこもって勉強し、週末もレポート課題に
追われました。テスト前になると同じ授業を履修している友達と勉強グループを作り、
朝の3時図書館閉館するまで勉強したこともありました。
日本の大学に比べ、課題の量とテストが多いのがアメリカの大学の特徴です。
それで時間管理が大切となってきます。ただ時間と労力をかけただけのリターンが
あるのがアメリカの大学での講義です。一番大変だったオンライン授業を
最後に悪くない成績でおさめることができたのが自分の中では嬉しかったです。
七面鳥
ブラックフライデーの夜中に店の外に並ぶ長列
普段は勉強に追われる日々ですが、
暇さえできれば友達を誘って大学のアメフトやアイスホッケーの観戦に行ったり、
学校内にあるダンスパーティに参加したり、映画を見に行ったりしました。
Thanks givingの休みがあったときに、アメリカの
友達の家に泊まらせてもらい、彼女の家族と一緒に過ごしました。
初めて七面鳥を食べ、ブラックフライデーの夜中の2時から近くのモールに
買い物に行くなどちょっとクレイジ−なこともしました。
冬休み、春休みなどの長期休みは寮が閉まってしまうので、友達の家に泊めて
もらったり、一緒に旅行に行ったりもしました。彼ら・彼女らと行動を共にすることは、
ただアメリカの文化を体験するだけでなく、様々な考え方や習慣を直に学ぶことも
でき、この8ヵ月間異国の地で得た友情もとても大切なもので、
これから先もずっと大切にしていきたいと思います。
5. 留学を考えている人へメッセージをお願いします!
単に「留学」と言っても人それぞれ動機や目的は異なります。
留学する前にその目的を明確にする必要があります。
たとえ交換留学生に選ばれても漠然とした想いではなく、明確な目標を掲げ、
自分にとって有意義で充実した8ヶ月間にしてほしいです。
-------------------------------------------------
・・・方越さん。貴重な体験談をシェアしてくれて、本当にありがとうございました。
その場面、場面の描写も素晴らしく、一緒に「追体験」したような気分になりました!
体験談を読んで留学に興味をもった人は、国際交流センターに行ってみよう♪
〒047-8501
小樽市緑3丁目5番21号
アクセスはこちら
Tel:0134-27-5206(代表)
kouhou*office.otaru-uc.ac.jp
(「*」を半角に変えてお送りください)
©2010 Otaru University of Commerce.