商大くんがいく！

 

 

Q．簡単に自己紹介をお願いします！

A．経済学科　３年　坂本諒です。

 

Q．留学先はどこですか？

A．ロシア連邦，ウラジオストク，極東連邦総合大学です。ロシアの極東地域で一番規模の大きな大学です。

数年前，大学の併合があり「極東国立総合大学」から「極東連邦総合大学」に名前が変わりました。

↑極東連邦総合大学

 

Q．どんな国，学校，授業でしたか？

A．「ロシア」と聞くと「寒い」「ウォッカ」「恐ロシア」と連想しがちですがそれは間違いだったと気付かされました。

夏には緑が生い茂り，「ウォッカLOVE！」なロシア人は意外と少なく，たまにおっちょこちょいなロシア人はなんだか可愛らしく思えます。

 

 

ウラジオストクにはアジア人が多いせいか，ロシア人のアジア人に対する態度はモスクワやサンクトペテルブルクに比べて寛容で，治安も，言われているほど悪くなく，用心している限り事件に巻き込まれることはありません。

（サンクトペテルブルクに旅行に行ったときはバスで携帯を盗まれました…。）

ウラジオストクを走る車の９割程度が日本車で，右側通行なのに右ハンドルの車が走っているのはなかなかおもしろい光景だと思います。

 

ウラジオストクは広大なロシアの最も東側に位置する都市なので，ヨーロッパ旅行をするには不便ですが（ウラジオストクからモスクワまで飛行機で8～9時間かかります），国内のみで      サンクトペテルブルクのようなヨーロッパ風の街並みや，シベリアの古き良き田舎の風景を見比べられるのはロシアならではだと思います。

 

ウラジオストクは２０１２年のAPECの会場であったので，ウラジオストクの近くのルースキー島という島に新しいキャンパスができました。

学生寮はかなりきれいです。（ホテルのようです…。）

ただ，大学自体はまだ街の中心部にあるので，ルースキー島の寮からバスで通うことになります。ルースキー島から，街の中心部までは少し離れているため，交通の便に関しては少し厳しいものがあるかもしれません。

（私は中心部の古い寮で暮らしていたので，交通の便は良かったです）

 

２０１４年度に留学される方は，おそらく新しい寮で暮らすことになるでしょう。

 

↑新しい寮の一室。まるでホテル！！！

 

留学生はアジア人が多く，中国人，韓国人，日本人，また，北朝鮮人もいました。

他にも，アメリカ，コロンビア，ペルーから来た人もいました。

 

授業は全てロシア語で行われ，ロシア語を徹底的に磨くことができます。

語学学校のような感じなので，最初全く喋れなくても，授業に慣れてくるとすぐにスキルアップできます。自分のレベルが上がれば，クラスも替えてもらうことができます。

１クラスに５人～１５人ほどの留学生が在籍し，１時限に必ず１回は発言することになります。

ロシアの自然，歴史，文化（文学，芸術など），科学についておおまかにロシア語で学ぶことができます。

また，国際文化祭のようなものが定期的に行われ各国の留学生が出し物をすることもあります。

ロシア人学生が見に来るのでそこで友達も作ることができます。１人でも友達が出来ると，瞬く間に友達の輪が広がっていくことでしょう。

 

 

Q．留学生活はいかがですか？楽しかったこと，驚いたこと，大変なことなど教えてください。

A．さきほど，「恐ロシア」は間違いだと言いましたがいくらかクレイジーな部分もありました。

道を歩いていると，マンホールの蓋がなかったり，車が横転していたり，警察が踏切を無視したり，大きな野良犬が徘徊していたり…。気をつけてください。

そして，冬は－１５度くらいまで下がることが多いですが，ウラジオストクは港町なので風が強く，体感温度は－２５度程度だと思います。

（シベリアからやってきた女の子は，－３０度のシベリアよりも，ウラジオストクのほうが寒い！と語っています）

防寒対策は完璧にしてください。

 

友だちとはビリヤードに行ったり，ライブを観にクラブに行ったり，写真を撮りに海や山に行ったり，屋根に登ったり，バンジージャンプをしたりしました。

一緒に過ごした時間がとても長かったので，帰国の際は別れるのが本当に辛かったです。

↑バンジージャンプ！！！

 

４月には，モスクワとサンクトペテルブルクに旅行に行きました。韓国人の女の子３人＋私でした（公用語はロシア語）。

こんなふうにロシア人以外とも仲良くするチャンスを得られるのが留学の強みではないかと思います。

 

↑Trip to MOSCOW!!!

 

Q．留学を考えている人へメッセージをお願いします。

A．「留学してみたいけど，少し怖いなあ」と思っている人はまず海外に出てみてください！

日本という狭い世界から出ると，やはり衝撃を受けますし新鮮な感覚を得ることができます。

私がロシア語をしゃべっている時は，自分が全く違う人のように錯覚します。このようにもう一人の自分を発見できるのは，留学ならではだと思います。

「いろいろなことを経験するなら若いうちが一番！」と，バーで会ったロシア人のオジサンは言っていました。

全くそのとおりです。迷う前に行動してみてください。

何かわからないことがあればFacebookで連絡をください。

“Sakamoto Ryo”で出てくると思います。

 

成功を祈ります！

Удачивам!!!

 

ウラジオストクで留学生活をエンジョイしている様子が伝わってきたよ！

ロシア極東連邦総合大学への留学募集は今年の12月にも行われるよ！

興味を持った人は，早い内に国際交流センター事務室に相談に行ってみよう！

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