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◆ 2013/6/4 新任教員インタビュー(6)吉澤卓哉先生 ◆

 今日は4月に赴任された先生紹介第6弾をお送りするよ!

アントレプレナーシップ専攻の吉澤卓哉先生へのインタビューだよ!!

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 ・商大に着任する前は何をされていましたか?

 直前の1年間はエイチ・エス損害保険株式会社に、

 それ以前は東京海上日動火災保険株式会社に勤務し、

 損害サービス部門、法務部門、商品開発部門などで仕事をしていました。

 損害サービス部門というのは、保険事故が発生した際に、事故報告の受付から保険金支払、

 さらには保険代位にもとづく保険金の回収までの対応を行う部門のことです。

 保険会社によっては、クレーム部門あるいは損害調査部門などと呼ぶ会社もあります。

 

趣味・特技等ありましたら教えて下さい!

 あまり著名でない劇団の芝居を観ることです。

 そこに出ている役者さんや、芝居を支えている裏方さんを応援したくなります。

 

先生の専門分野を教えて下さい。

 保険法および保険学です。

 保険というのは実に不思議な制度です。

 保険あるいは金融と、賭博との境界線は判然としないところがありますし、

 保険の要件について確立された定説はなさそうです。

 

先生はどのような講義を担当されているのですか?

 「国際取引法」を後期に担当します。

 国際間の取引は想像以上に拡がっています。

 国際間の取引は、事業者間の取引だけでなく、事業者と消費者間でも行われています。

 そして、取引の対象は物品だけでなく、サービス(役務)も取引されています。

 たとえば、インターネット経由で海外のウェブサイトから楽曲を有料でダウンロードすれば、

 まさに国際取引を行ったことになります。

 こうした国際取引をめぐっては、純粋の国内取引とは異なる様々な法的論点が生じますが、

 そのような諸問題に取り組むのがこの授業です。

 

学生が先生の授業を受けることでどのような力が育つことを期待していますか?

 授業では、次の2つのことを習得することを目的としています。

 (1) 国際取引をめぐる基本的な法的論点を把握するとともに、

    そうした論点の法的な判断方法を理解する。

 (2) 具体的な事例について、上記(1)の法的論点の発見および法的な判断を

    実践できる能力を身に付ける。

 

ご自身が大学生の頃はどのような学生でしたか?差し支えない範囲で教えて下さい。

 当時の男子学生は、あまり大学へは行かず、

 また、行ったとしても授業には出なかったのが普通の姿でした。

 私自身も普通だったと思います。

 

(突然ですが)○○っぽいと動物に例えられたことはありますか?またはご自身では何っぽいと思いますか?

 特に言われたことはありませんし、自分でもよく分かりません。

 個人的にはサイが好きです。一度、野生のサイを見たいと思っています。

 

 ・商大または商大生にはどのような強みがあると思いますか?

これから皆さんとお付き合いを始めるところですので、まだ皆さんの強みは良く分かりません。

これから皆さんの強みを知ることができるのが楽しみです。 

 

商大生(または小樽)のみなさんにメッセージをお願いします!

 大学生の皆さんに望むのは、積極的に「旅に出る」ことです。

 「旅に出る」とは、現在の自分の安住の地から外に出てみる、ということを意味しています。

 したがって、物理的に旅に出かけなくとも(むしろ安楽な旅行なら、「旅に出る」ことには当たりません)、

 学業や日常生活等において、これまでの自分の「殻(から)」(=枠組み)を打ち破って、

 その外側に出てみれば「旅に出た」ことになります

 既に、一人暮らしを始めたり、アルバイトを始めたり、初めてのスポーツに取り組んだりして、

 何らかの形で「旅に出た」人も多いとは思いますが、

 それだけに飽きたらずに、どんどん「旅に出る」ことを強くお勧めします。

 「旅に出る」ことは決して楽なことではありませんが、必ずや、皆さんの将来の糧となります

 そして、どんどん「旅に出る」ことを社会が容認してくれるのは、学生の間だけかもしれません。

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