今日は4月に赴任された先生紹介第7弾をお送りするよ!
商学科の鈴木 和宏先生へのインタビューだよ!!
・商大に着任する前は何をされていましたか?
関西学院大学の大学院研究員をしていました。
大学院の前は地方銀行で営業をしたり、
監査法人のコンサルティング部門で
病院の全社戦略立案支援をしたりしていました。
・趣味・特技等ありましたら教えて下さい。
ここ数年はアクアリウムとラーメン屋めぐりが趣味です。
アクアリウムは引越し時に畳んでしまったので、最近再開しました。
また、最近は運動不足なので、以前行っていた野球、水泳、スノーボード、
ジョギングのうちどれかを復活できればと思っています。
特技はダイエットです。
大体四年に一度、ジョギングと筋トレで15kg程度落とします。
ということは逆に太るのも得意ということです(笑)。
そろそろダイエット開始の時期なので頑張ります。
・先生の専門分野を教えて下さい。
消費者行動論とマーケティング論です。
皆さんが何かを買ったり消費したりすることには、皆さんの心の中のメカニズムと企業の仕掛けがあります。
これらの仕組みを解明することで、より良いマーケティングのあり方を示すことが目標です。
これには消費者への貢献と企業への貢献があることが必要です。
消費者としてはより満足のいく消費行動の実現が、企業としては自社のファンを
獲得することが重要となります。
前者は現在の皆さんの生活と密接にかかわります。
後者は顧客を持たない企業はありませんし、特に文系学部出身者の大半は
営業職に就くことを考えると、卒業後の皆さんと関わることだと思っています。
研究を通じて、皆さんが消費を通じて自分らしく生活し効率的に働くことができる
社会づくりにいつかは貢献できればと思っています。
・先生はどのような講義を担当されているのですか?
今年度は夜間主コースの市場システム論IIを担当します。
・学生が先生の授業を受けることでどのような力が育つことを期待していますか?
マーケティングや流通や消費者行動に関する知識を獲得するだけではなく、
知識を使って考える力を育てられればと思います。
そして授業を通じて「マーケティングは面白い」と思ってもらえたら最高です!
・ご自身が大学生の頃はどのような学生でしたか?差し支えない範囲で教えて下さい。
今は商学部の教員となっていますが、出身学部は文学部で中国史を専攻していました。
小学生の時に『三国志』を読んで以来、単純に中国史を勉強してみたいと思っていました。
大学ではサークル2つと部活を掛け持ちしながら、個人的には民族楽器を習ったり、
語学研修に参加したりするなど、ちょっとでも興味を持ったら何でも手を出していました。
大学入学前までは深い興味・関心があることだけに絞って行動することが好きでした。
しかし、大学ではとにかく体験してみることで、世の中にはいろんな面白い世界が
あることが分かりました。
これが大きな収穫でした。
商学領域の重要性や楽しさに気付き、個人的に勉強を始めたのは社会人一年目のときです。
営業をしていて「売りやすい商品と売りにくい商品があるのはなんでだろう?」と思ったことがきっかけです。
大学時代は大昔を考える領域の学生だったので、残念ながら現代を考える
商学領域を勉強したいと思うきっかけはありませんでした。
その点、すでに現代社会と関連した商学部を選択している皆さんはすごいと思います!
・(突然ですが)○○っぽいと動物に例えられたことはありますか?またはご自身では何っぽいと思いますか?
高校時代のあだ名が「マンモス鈴木」でした。
当時は横にでかく、力任せなものが得意で好きだったので、結構気に入っていました。
大学時代も肉体労働系のアルバイトばかりを好んでしていました。
大学院時代は同級生に聞いたところ「フグ」だそうです。痩せたり太ったりを繰り返しているからだそうです。
確かに忙しくなると太る傾向にあります・・・。
・商大または商大生にはどのような強みがあると思いますか?
また、ここを鍛えたらもっと強くなる!といったことがありましたら教えて下さい。
商大は就職に強いという強固なイメージがあります。
真面目で素直な学生さんが多いと聞いていますし、
これらは新社会人として最も良い武器のひとつになると思います。
ある本によると、長期的なキャリアを考える上で重要であるといわれているのは、
組織横断的なスキルを持つということです。
今や一つの組織で定年まで働き続けることはなかなか難しいと思います。
また、就活時にはベストな選択をできたとしても
人生は長いので自分の価値観や労働環境は変わることがあります。
ということで、長期的なキャリアの視点でこのような「転職力」というようなものも、
大学生の皆さんも今から考えてみてはどうでしょうか?
これにはまず幅広く通用するようなスキルとは何か、
そしてそのスキルを習得・活用することに自分は向いているかを知る必要があります。
前者はロジカル・シンキングや語学などがまず土台となると思います。
これらは学校のカリキュラムに真剣に取り組めば鍛えられると思います。
しかし、具体的なスキルとその適性を知るには、
勉強を含めて色んな体験をして合う/合わないを見極めるしかありません。
学校で得た視点を持ちつつ、勉強以外でもできるだけ多くの物事や人に接してみてください。
・商大生(または小樽)のみなさんにメッセージをお願いします。
品格を持ち行動し、責任と義務を果たしさえすれば、皆さんは自由です。
大学時代は「よく学び、よく遊べ」に尽きると思います。
もちろん学びは大学だけではなく、バイトや部活やサークル、ひょっとしたら遊びからも得られるかもしれません。
その中で一つでも皆さんにとって大切な物事や人が見つかれば、それに全力投球してみましょう!
それが私の経験してきたことや専門領域に関することならば、私も教員として全力でサポートします。
ですので、気軽に声をかけてください。
鈴木先生、ありがとうございました!
文学部から商学の分野へ・・・そんな経験がある鈴木先生だからこそ
長期的なキャリアの視点が重要だと実感されているのかもしれないね。
次回の先生紹介もお楽しみにね!
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