先日、日本経済新聞社さん主催、野村グループさん特別協賛の「日経STOCKリーグ」で、商大生が受賞したんだ!
商大からはおそらく初めての受賞とのこと。
そこで、受賞者の大場 信彰くんたち(石川ゼミ)にロングインタビュー!!をさせてもらったんだ!
3日間連続でその模様をお伝えするよ!!
それではどうぞ!!
あらためてまず、参加されたイベントと受賞の内容を教えてください!
日経STOCKリーグは、コンテスト形式による株式投資学習プログラムです。
金融・経済・投資について学ぶ中学生・高校生・大学生が対象にされていて、文部科学省や金融庁の後援も受けています。
日経STOCKリーグサイト(こちら)
私たちはゼミ活動の一環でこのプログラムに参加して、幸運にも敢闘賞をいただくことができました。
今回の敢闘賞は、大学部門610チームのうち第2位に授与された賞です。
すごい! 全国で準優勝ということだよね!? 感想はいかがですか!?
ありがとうございます!
歴代の入賞チームと比べてみたら、「私たちでよいのでしょうか?」という気持ちはありましたが、素直にうれしかったです!
ただ、入賞以前に私たち自身の意識として、専門家の方々に評価していただけることが楽しみでした。
もちろん苦しさとか恐さもありましたが、それ以上にこのプログラムを楽しむことができたと思います。
それだけで充実感があったのですが、そのうえさらに、1次、2次審査を通過して入賞が決まっていく過程で、仲間たちとうれしさを共有できる瞬間がありました。
これが本当にうれしかったのです。
私たちはこれから大学4年生として、そして社会人として1人立ちしていく時期を迎えます。
就職活動でも卒業論文でも孤独な作業に向き合うことになると思います。
だからこそ、その前にゼミの仲間たちと1つの作品をつくりあげられたことが、かけがえの無い経験になりました。
ゼミではずっと日経STOCKリーグに向けて作業をしてきたの?
直接的な作業期間は3か月ほどですが、その前から今回の結果につながる積み重ねはありました。
私たちは普段、ゼミで主に会計学を学んでいます。
会計や簿記は、先輩たちからよく「ひとまず勉強しておけ」と言われる分野ではありますが、実際に勉強してみたら細かいし堅いし辛いし・・・。
人によっては、「とりあえず簿記検定とか国家試験のためには使えるから勉強する」という印象を持たれるかもしれません。
ですが、もともと会計はそういう試験自体のために存在するわけではありません。
それに、例えば会計処理、仕訳を正確にできるのは重要なことですが、それだけで満足していては「だから何なの?」と聞かれてもおかしくないと思います。
趣味とか学びに理由なんて無くてよいのかもしれませんが、「何のために?」という問いかけはいつも心がけてきました。
勉強の意味について自問自答してきたんだね?
どこまで突き詰めて考えられたか自信はありませんけれども、仕事でも必要と言われるPDCAサイクルを、勉強にも意識的に当てはめてきたイメージはあります。
私たちの場合、後でその知識を財務分析や企業価値評価で実践的に使う場面をイメージしながら会計や簿記の仕組みを学びました。
それは商大が持つ理念の1つ、「実学」の、私たちなりの実践です。
指導教員の石川先生には、「知識や道具の「収集マニア」が上手な使い手とはかぎらないし、ただ使えるというだけで知識・道具の潜在能力、本質を引き出せないなら「器用貧乏」で終わる」と言われています。
実践をちゃんと意識しながら会計の道具立てを知る勉強は、その使い方を自分たちで工夫できる創造的で楽しい勉強でした。
手本やマニュアルをなぞるだけの満足感とは次元が違うと思っています。
その手応えは、日経STOCKリーグに向けての取組みでも、しっかり得ることができました。
ところで、日経STOCKリーグに参加したきっかけは?
ゼミで先生が「会計学の実践は商大の中でもきちんと評価される機会が少ないし、簿記検定と「実学」をつなげるのも意識次第」と話してくださいました。
そこで私たちなりに、これまでたくさんインプットしてきた知識をしっかりアウトプットできるチャンスが日経STOCKリーグだと考えました。
先生は「自分たちで決めなさい」とおっしゃったので、参加も自分たちで決めました。
ありがとうございます!!
商大の目指す「実学」は、ここでもしっかり根付いているんだね!!
明日も引き続きロングインタビューを紹介するから楽しみにしててね♪
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