商大くんがいく！

前回紹介した「商大生のためのビジネス英語101」（以前の記事はこちら）に続き、小樽商科大学出版会から新たに出版された本を紹介します！

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「北東アジアのコリアン・ディアスポラ：サハリン・樺太を中心に」

編著者：今西　一

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ディアスポラとは、「離散」を意味するギリシャ語で、元の国家や民族の居住地を離れて暮らす国民や民族の集団のことを言います。

大日本帝国の崩壊後、他の勢力圏同様に南樺太（サハリン）から引揚が始まりましたが、対象となったのは「日本人」のみで、この時点で南樺太に2～3万人いたとされる朝鮮人はこの対象になりませんでした。この朝鮮人は、移住や強制連行の形で樺太へ渡ってきた人々であり、ソ連下の戦後サハリンに残留することを余儀なくされました。

この「北東アジアのコリアン・ディアスポラ」は、彼ら朝鮮人ディアスポラの歴史的経験を明らかにし、北東アジアという視点から朝鮮人ディアスポラの実像を描きだす一冊です！

本学の図書館でも貸し出し中ですので、是非ご覧になってください！

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