今日は小樽商科大学学術成果コレクションBarrelの収録文献4100件目記念インタビューをご紹介します。
4100件目の文献は,企業法学科の 國武英生先生による,
國武, 英生 (2008) 1998年公益情報開示法をめぐる裁判例の動向と運用状況. 季刊労働法, 223: 163-172でした。
國武先生にお話を伺いました。
Q:登録4100件目の論文「1998年公益情報開示法をめぐる裁判例の動向と運用状況」は、どのような内容ですか?
この論文は、内部告発者を保護するイギリスの公益情報開示法(The Public Interest Disclosure Act 1998)の運用状況について検討した論文です。日本においても、公益通報者の保護を目的とする公益通報者保護法が2006年から施行されています。じつは、わが国の公益通報者保護法は、イギリスの公益情報開示法をモデルにしたものです。モデルとしたイギリスにおいて、制定後10年でどのような論点が争われ、どのように評価されているのか、日本からみても参考になる点が多くありますので、この論文で検討しました。
公益通報者保護法は一般的には、あまりなじみのない法律かもしれませんが、商大にも公益通報者保護規程がありホームページで公開していますし、最近ですとオリンパスの事件もあり注目されました。
Q:Barrelに掲載された文献をどのような人に読んでもらいたいですか。
学術論文として書いているので、難しいところもあると思いますが、インターネット上で手軽に論文が入手できますので、少しでも興味があれば読んでみてほしいですね。内部告発という問題に限ってみても、様々な問題があることがわかると思います。
その他、國武先生の研究を始められたきっかけ、現在の研究、國武先生のおすすめ入門書についてもお伺いしました。入門書は本学図書館で所蔵しています。
続きはBarrelのこちらのページでご覧ください。
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國武先生、お忙しい中、貴重なお話ありがとうございました。
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