・小樽商大に着任されて約1ヶ月が経ちましたが、いかがですか?慣れましたか?
慣れました。地獄坂を除いては(これは多分、慣れることはないでしょうね)。
・小樽商大に着任される前は何をなさっていましたか?
着任前は北海道大学法学研究科博士後期課程に在籍していました。もともと奈良の出身で、奈良県の高校を卒業後(1年浪人)、学部は鹿児島大学を卒業、修士は熊本大学を修了(1年浪人)、そして今年の3月に北大の博士課程を修了して(2年留年)、現在に至ります。
・先生の専門分野を教えて下さい。
民法です。特に詐欺について、これまで勉強してきました(刑法だけではなく、民法にも詐欺の規定があるのです)。近代の法制度それ自体が人間の自由意思の存在を前提として構築されているのですが、近時の脳科学研究では人間の自由意思を否定する見解が優勢のようですので、最近は脳科学研究を前提とした司法制度の在り方に興味を持っています。
・動物に例えるとご自分は何と言われることが多いですか?または何だと思いますか?
犬だと思います。ご主人様(?)と学問に誠実です。
・小樽商大に対してどのようなイメージをお持ちでしたか?又、着任されてイメージは変わりましたか?
商大は北大の指導教官として御指導いただいた池田清治先生の出身大学でもありますし、北大の院生時代から商大の諸先生方にもお世話になっていましたので、商大はとても身近に感じていました。
着任後は、商大生に対するイメージが具体的になりました。まだゼミしか担当していませんので、その限りのことですが、 皆しっかりとした目標を持ち、ゼミにおいても活発に議論へ参加し、質問に対する切り替えしも速く、頭の良さを感じています。
・小樽とどのように関わっていきたいとお考えですか?
その特色と地域性に根差した研究のために小樽と・・・・・・うそです。正直、今一番気になるのは「自分に合った飲める店があるのかないのか」です。まずはここから小樽と前向きに関わっていきたいですね!
・趣味・特技等ありましたら教えていただけますか?
趣味は映画・読書・ゲームです。完全にインドア派です。自動車の運転免許をまだ持っていないので、免許を取ったら車も趣味に加えたいです。車もある意味、インドアですよね?
・商大生・小樽のみなさんにメッセージをお願いします。
私が大学受験の浪人中に、ある予備校の先生が「学部時代に本を1000冊読め。そうすれば世の中の見方が変わる」と仰っていました。この言葉がずっと私の頭に残っていて、実践し、気が付けば、大学の先生になっていました(実際は1000冊も読んでませんが・・・)。何事も「きっかけ」は小さなことなのかもしれません。大切なことは、この小さな「きっかけ」を見逃さないように敏感でいることだと思います。商大生のみなさんが、それぞれの「きっかけ」を見つけてくれれば、と願っています。
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