今日は、第5代学長の長谷部亮一先生を紹介するよ!
長谷部亮一先生は本学卒業生。
大正13年生まれで、別海町出身。
昭和16年に小樽高等商業学校に入学し、第一寮生(北斗寮生)として2年半、戦時中に学生生活を過ごしたんだ。
その後、東京商科大学(現在の一橋大学)に進学し、昭和23年から小樽経済専門学校講師に採用、昭和29年に助教授に昇任されたんだ。
その後、立正大学経済学部、北大経済学部、北海道総合経済研究所長を経て、昭和47年に本学教授として戻られたんだ。
研究業績としては、経済統計学、国民所得分析および経済成長論の分野で顕著な研究成果をあげられたんだ。
これらは、関連する広い分野での共通の基礎になるものだったんだって。
その後、昭和49年に学生部長、昭和51年に図書館長、昭和55年からは、学長に。
小樽に戻ってからの11年のほとんどは、管理職として過ごしているんだ。
この時代って、緑丘はどんな感じかな。そう、いわゆる寮問題に代表される、学生運動の晩年期。
先生の時代に、女子入寮問題や光熱費闘争の問題がようやく解決へ・・・。
長谷部先生のされたこと、地味に感じるかもしれないけど、つまり学園の混乱をうまく収められたということね。4年間、忙しかっただろうな。
先生は、学長の一期4年間に、組織上でも多くの新機軸を導入されたんだ。
その中でも、特記すべきこととしては、大学後援会・緑丘会との関係を密にし、若手教官に在外研究の機会をつくられたんだ。
その他にも、研究・教育の基盤を整備することに力を注ぎ、授業科目の現代化、教官研究費の自由裁量の余地を広げたんだよ。
学長として4年間の任期満了後、もう一期という懇請を固辞したのは、研究生活への復帰を希求していたこともあったんだって。
最後に先生の性格を少し。堅実でちょっと怖い印象の先生という評価もあるけど、北海道方言?を使ったユーモラスな話をして場をなごやかにするような側面もあったんだって。
緑丘の後輩でもあり、教官として同僚でもあった、早見弘先生が言っているんだよ。
次回は、第6代学長の藤井榮一先生を紹介予定だからお楽しみにね!
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