今日は第7代校長・第4代学長の伊藤森右衛門先生を紹介するよ。
まずは,先生の経歴から。
伊藤先生は本学トップ初めての小樽出身者。
父親の名前も森右衛門で、大人になってから改名。商売が家業の家では、ときどきあった話だね(幼名は森之介)。
因みに、息子さんは、マクロ経済学者の伊藤隆敏さん(東京大学大学院経済学研究科(兼)東京大学公共政策大学院教授)だよ。
伊藤先生は本学の卒業生。
1940年に小樽高等商業学校を卒業、神戸商科大学に進学し、1942年に繰り上げ卒業したんだよ。
でも卒業後3年間は兵役に召集されていたんだ。
1960年4月に小樽商科大学助教授に配置されて、4年後に教授に昇任、1968年には学生部長に、
1976年12月に小樽商科大学学長に任ぜられ、1980年3月に任期満了で退職したんだ。
先生が学生部長のころは大学紛争の真っただ中で、学生が講義棟を封鎖したりして授業がまともに行えない状態だったんだ。
今ではとても考えられないね~。
先生は、学長の指揮の下で学生と粘り強い対応を繰り返して、学内の正常化に大きく貢献したんだよ。
大学では経営者・リーダー シップを研究していて、学長としても小樽商科大学の管理運営に積極的に関与したんだって。
学科コース再編では、商業学科を、経営学を主に学ぶ「商学コース」と、法律を学ぶ「経営法学コース」の2コースに区分して、
時代の要請に幅広く応える人材の育成を図ったんだよ。
この改革がのちに、平成3年度には「商学コース」を商学科に、「経営法学コース」を企業法学科に昇格することにつながるんだ。
この改組が今の商大にも受け継がれているんだね。
また北海道経済の発展にもエネルギーを注いで、経済調査をしたり開発戦略の策定に携わった他、
国際経営学の研究と普及にも尽力して、海外出張で20以上の国を訪問したんだ。
とっても行動的でまじめな人で、学内外からたくさんの尊敬を集めた人だったんだよ。
次回の歴代校長・学長紹介もお楽しみにね!
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