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◆ ビジネススクール6期生 大橋さん ◆



今日は,大学院ビジネススクールで2年間の学生生活を終えた6期生の大橋さんに話を聞いてみるよ!!


■   □   ■   □   ■


Q.ビジネススクールに通おうと思ったきっかけはなんですか?



とても一言では語り尽くせないのですが…


私はもともと技術系の人間で、現在の学位は農学修士です。


ずっとスペシャリストとして仕事をしてきて、「自分の興味のあること」を突き詰めるのが


楽しいと感じていました。


でも、部下を持つようになると状況がかなり変わります


部署の方向性とか、会社のビジョンに疑問を持ったり、どうしていいか分からなくなったりします。


「知らないことが多すぎる!」と思った時期でした。


組織にはいろいろな「溝」があります。


部門だったり職種だったり立場だったり。


それぞれにそれぞれの正義がありますが、それらは相容れないし、相手の事情は理解できないものです。


技術部門管理部門は典型ですね。


ゼネラリスト教育を受けることで「相手の事情」を理解して、技術と経営を両立させるミドルになりたいと思ったのが、入学の動機です。



Q.ビジネススクールでの学びはいかがでしたか?



苦しくも楽しい二年間でした。


楽しいと思えたのはクラスメートのおかげだと思います。


みんなすごく意識も能力も高い


そんな人たちに囲まれているだけでも嬉しかったですね。


個人的には、教員から学ぶ知識は全体の3分の1だと思っています。


自分で勉強したり実践したりして身につけるのが3分の1、残りの3分の1同期生とのコミュニケーションで得られる「気づき」といった感じです。


この3つが合わさるからこそ「全体を俯瞰するビジネスセンス」のようなものが身に付くんだと思います。


頭で理解するというより、身体で憶えるという感じです。


一人で研究に明け暮れた畜産学研究科(学部から進学した大学院)とは全く違いましたね。



Q.ビジネススクールを一言で言うと?



本旨からは少しそれますが、私にとっては「人を見て自分を知る場」でした。


いろいろな人が、いろいろな優れたところを持ち寄って共通の課題に臨みます。


自分の日常環境では当たり前の視点でも、人から見れば優れていたり劣っていたりすることが往々にあります。


他の世界で活躍している人の「常識」を知ることで、自分(と自分の業界)の特性も把握できたと思います。


技術者はあまり外の世界を知らないので、貴重な経験でした。



Q.「楽しかったこと」,「キツかったこと」又は「印象深かったこと」はなんですか?



常にキツかったです(笑)。


年に100以上のレポートを書くのは、働きながらだと相当苦しいんですよ。


平日の深夜2時とか3時、課題の合間にメールが飛び交うと「みんなも頑張ってるから頑張ろう!」と思いましたね。


一人ではあそこまで頑張れなかったと思います。


最初の頃は全然付いていけなくて、いつもうなだれて帰っていましたが、そのうち全体が見えてきます。


あるとき「なんか分かってきたかも」って思うんですよ。それが嬉しかったですね。



Q.(今後について)将来の目標・野望を教えてください!



MBAと言っても、みんなが身につけた知識や能力をフル活用できる環境にいるわけではありません。


もう若くないですから、使わないと忘れちゃうんですよね。


修了生が能力を存分に活用できる「場」を作れたらいいな~と思って、いろいろ考えています。



Q.最後に一言お願いします!



これを読んでくださっている方は、もう数年で社会に出て働くことになる(もしくは働いている)と思います。


最初は目の前のことで精一杯だと思いますが、その仕事の「本質」を大事にしてください


本質を見失うと、仕事ってすごくつまらない。


上司の視点企業の視点でものを見ると、仕事が楽しくなる…かもしれません。


行き詰まったらOBSが待ってますよ!


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