以前このブログでも取り上げた保田先生に再びインタビューをしたよ!(前回のインタビューはこちら)
今回は商大でインターンシップ中の齋藤さんにも同行してもらったよ。
先生の著書について紹介していただいたので早速報告していきます。
まず1冊目は『図解 株式市場とM&A』(保田隆明著 出版:翔泳社)について紹介して下さいました。
この本は、難しい専門用語の多い株式市場についてわかりやすく説明しようという思いから執筆されたものです。
主人公がカフェの経営をするというストーリー形式で書かれており、会計や財務についての知識がない方でも楽しみながら読み進めることができます。
前期の授業でも使用されており、学生からも好評だったそうです。
商大図書館にもあるので是非読んでみて下さい!
2冊目は『投資銀行青春白書』(保田隆明著 出版:ダイヤモンド社)です。
こちらは、上記の本がブログ上で話題になったことがきっかけで出版されることになった本です。
今度は外資系投資銀行に勤務する新人OLミヤビを主人公としたストーリーで、大規模M&Aなど証券会社の業務を疑似体験することができます。
先生自身の経験を踏まえて書かれたそうです。
経済、株式、企業ファイナンスなどについて知りたい人にはおすすめです!
先生は当初本を執筆する予定はなく、まさか自分が本を出版するとは思わなかったそうです。
「学生には∞の可能性がある!10年後に本を出せる可能性もありますよ。」とおっしゃって下さいました。
引き続き、保田先生にインタビューさせていただきました。
Q:保田先生は大学生時代、どんな学生でしたか?
A:ジャガイモのような、突き抜けてもいないし、落ちこぼれてもいない普通の学生だったと思います。
取り立てて言うとすれば、一年ほど海外に留学した経験があります。
Q:大学時代、なぜ就職先に証券会社を選んだのですか?
A:留学中にニューヨークのウォール街を歩いた際、そこで働く日本人の姿がかっこよくて、憧れを持ったのがきっかけです。
また、ちょうどバブルが崩壊した頃でして、経済の国・日本を明るくするために「企業を元気にしたい」と考えました。
企業のいらない部分(不採算部門)を除去する外科手術を行うのがM&Aで、それをやっているのが証券会社でした。
Q:学生時代と社会人時代の違いはなんですか?
A:「稼ぐ」という意識の差だと思います。
私が初めに就職したリーマン・ブラザーズでは、会社全体に「稼ぐ」という意識が浸透しており、「収益性の高いビジネスに特化します」と宣言していたことからもそう感じました。
Q:現在、インターンシップで「幸せな社会人生活に必要なもの」について考えているのですが、先生自身はなんだと思いますか?
A:ハプニングとサプライズだと思います。
TV局でもハプニングがもっともウケるんですよ。私が商大に来たのもある意味ハプニングですし(笑)
サプライズについてはハプニングと似たことが言えますね。
(著書を見せて)こういう本を出すことも一種のサプライズなので、こういうサプライズをどんどん提供していきたいですね!
Q:その他、幸せな社会人生活に必要なものはなんでしょうか?
A:人とのつながりなんかも大事にしています。
ギブアンドテイクという言葉がありますが、私の場合ギブしてギブしてギブするということを心がけています。
そうすれば必ず自分に返ってくるものですから。
Q:金融業界に進もうとしている学生に何か一言いただけませんか?
A:私が一番伝えたいことは「金融マンは偉くない」ということです。
金融の仕事は富を創出するお手伝いですので、給料が高いため自分は偉いのだと思ってしまう方が多いですが本質を見誤ってはいけないと思います。
金融業界に進もうとしている学生には、現在持っているピュアな想いを忘れずに、何かに記録しておくといいんじゃないかと思います。
保田先生、ありがとうございました!興味深いお話がたくさん聞けて満足です。
2冊とも面白そうな本だね。商大君も読んでみたくなりました。
これから就職活動を始めるみんなも、是非読んでみて参考にしよう!
先生からの言葉を心に留めておき、立派な社会人になってね!
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