小樽商科大学学術成果コレクションBarrelの収録文献が3500件を突破したよ!
3500件目の論文は、一般教育系の八木宏樹先生による,八木宏樹 (2002) ゴミのゆくえとビジネス : 「ゴミは資源」というデンマークのあり方. 北方圏, 118: 42-45でした!
それでは,八木先生へのインタビューの一部を紹介します!
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Q:登録3500件目の論文「ゴミのゆくえとビジネス : 「ゴミは資源」というデンマークのあり方」は、どのような内容ですか?
2001年に環境問題の先進地域であるデンマークのオーデンセを訪問しました。そこでのエネルギーに対する取り組みやこれからの方向性、北海道や小樽で参考になることはないか、ということを取りまとめたのがこの報告書です。特にエネルギーについてはデンマークで盛んな風力発電を風景の似ている北海道でも導入していこう、経済界が率先して指針を見せていけばスムーズにいくのではないかと考えました。
デンマークでは風力発電、産業廃棄物の有効利用、都市部でのエネルギーの有効利用という点で,行政と企業がうまく協力体制をとっています。具体的には酪農家で発生する糞尿からメタンやアンモニアやリンを取り出し,メタンはコジェネで燃やして農家の電力に,さらに余った電力は電力会社が買い取ります。アンモニアやリンは分離して取り出したあと再配合して肥料に使われています。オーデンセでは回収した家庭ゴミを燃やした際に発生する熱を地域の温水や家庭の暖房に使い、エネルギーを地域に還元しています。このようにゴミを資源と見なし、ビジネスに利用しているデンマークの事情を本論文では扱っています。
Q:Barrelに掲載された文献をどのような人に読んでもらいたいですか。
この論文は研究者でなくても一般の方に読んでいただくような書き方をしているので、興味のある人に読んでいただければ良いですね。
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八木先生、ありがとうございました!
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