今日は一般教育の化学教員の片岡先生がオススメの本を紹介してくれるよ☆
その本のタイトルは…
『羆撃ち』
この本は、大学(本学)在学時代から日本で唯一の熊専門のプロハンターとして、
狩猟生活40年を生きてきた久保俊治氏のノンフィクション小説で、
片岡先生も実際にお会いしたことがあるんだって!
それでは、片岡先生、本の紹介お願い致します!
「羆撃ち」が出版される前から、化学ゼミ卒業生の久保渓女さん(現在北大環境科学研究院修士2年)から「父が熊の狩猟のノンフィクション小説を書いている」という話を聞かされていた。彼は小樽で青春を送った本学の卒業生であり、現在は標津で牧場を経営している。彼とは何度もお会いし、一緒に山深く分け入り釣りなどを楽しむ間柄であるが、お会いしたときの優しい姿からは、深い山の中を、野草、木の実等を食べ、沢水を飲みながら猟犬「フチ」を連れ、ライフルとテントを背負って何週間もかけて熊を追いつめていく姿は想像できない。この本は、北海道の山を羆を追って縦横に走り回る情景が目に映るように美しく表現されているが、獰猛なヒグマを追いつめる場面になるとその迫力と山に生きてきた彼独特の鋭い感性に圧倒される。また生死を共にしてきた猟犬「フチ」との別れは身につまされ、涙無くして読み進むことが出来ない。本書を椎名誠氏は、「突き進むようにして読み込んでいき男が野生の風になる瞬間を知った。その研ぎすまされた感性に羨望する」と絶賛している。
片岡先生ありがとうございました!
・図書名:羆撃ち
・著者 :久保俊治
・出版社:小学館
・出版年:2009年
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