2017/08/02 研究室訪問日誌(3)
図書館から研究室訪問の記事が届いたよ。
今日は、言語センターの章天明先生の研究室に訪問したそうだよ。
まずは、図書館の職員さんが先生の研究分野についてお尋ねしたよ。
Q:先生の研究について詳しくお聞かせください
A:上海師範大学学院言語研究所に在籍していた頃は、中国語現代文法の「短语(phrases)」について研究していました。修士課程を卒業してから就職して、主に外国人留学生に中国語を教えていたのですが、外国人の学生さんに中国語を教えるには、文法についての研究が足りないと中国語教育もうまくいかないと思っていました。
その後、日本に来てからも研究を深めるために大阪大学の言語社会研究科に入学して、現代中国語語気副詞の主観性についての研究をしました。なぜテーマを変更したかというと、外国人が中国語を勉強する際に一番難しいところは副詞、特に語気副詞です。それで研究分野を副詞にしました。
Q:
現代中国語語気副詞の主観性についての研究とはどういったことですか?A:。話し手の語気を強めたり、自分の気持ちや態度に疑問や批判などの感情をこめた表現ができる語気副詞主観性についての研究です。そのような微妙なニュアンスが絡んでくると、外国人にはうまく使いこなすのが難しいものです。これらの副詞はそのまま日本語にしにくいものもありますが、話し手の気持ちや態度がきちんと伝わるものです。
Q:先生は、中国語の研究だけではなく、中国語の教育にも携わっていらっしゃいますね。教育面ではどのようなことをされていますか?
A:教育面だと、日本人の学習者に合う効果的な中国語教授法を中心としています。最近は教材の開発について力を入れています。商大の学生さんのニーズに合った教材があれば学生諸君がもっと楽しくうまく勉強できると思っています。
章先生の教材で中国語を勉強してみたいな。
図書館にも中国語の教材があるよ。3階のG 9.3の棚にあるから参考にしてみてね。
この後、図書館の職員さんが図書館のサービスについて先生とお話をしたよ。
先生はとても熱心に耳を傾けてくださって、質問も沢山してくれたそうだよ。
訪問を通して、章先生の中国語教育への意気込みが感じられたと、図書館の職員さんが言っていたよ。
研究室訪問はまだまだ続くよ。
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