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2016/12/20 商学科市原ゼミのヒアリング調査レポート!

先日、学生ベンチャー株式会社Cac-tusを運営する市原ゼミナールの3年次学生たちが、東京駅のすぐ近くにある明治ホールディングス(株)様の本社と、(株)北洋銀行様の札幌本店へヒアリング調査に伺ってきました。

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ヒアリング調査とは、一般的な会社訪問やインタビュー調査とは異なり、証券アナリスト機関投資家、投資ファンドなどが投資先企業に対して実施している調査手法の1つです。

まず訪問前に、分析対象企業についてのディスクロージャー情報(経営戦略や会計情報)・文献に実際にあたり、経営戦略分析財務諸表分析(企業価値評価)といった予備調査(事前分析)を行います。そして訪問時には、予備調査で構築した検証仮説疑問点、ディスクロージャー情報からは把握できなかった事項についての確認を中心に行います。実際に企業の専門部署の担当者様と接することにより、社風はもちろん、経営戦略の浸透度、コーポレートガバナンスやコンプライアンスなどの重要性の認識度合いといった、企業価値評価(valuation)には欠かせない定性データの確認も行うことができます。

 

会計ゼミとして分析を進めてきた財務情報や財務戦略についてはもちろんのこと、グローバル戦略事業再編・M&A、経営理念についての考え方について、証券アナリストを意識しながらのヒアリング調査をさせて頂き、大変貴重なお話を伺うことができました。

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【訪問学生の感想(一部)】

<明治ホールディングス(株)>

○(経済学科3年、(株)Cac-tus代表取締役)杉田春香さん:

今回のヒアリング調査では私自身が担当者の方との事前のやりとりをしていたことと、東京への訪問ということでとても緊張しました。いざ訪問してみると、とても気さくに楽しい雰囲気でお話を伺うことができました。事前に調べていったことについて詳しく知ることができて良かったです。とても貴重な経験になりました。

○(企業法学科3年、(株)Cac-tus取締役)柴田奈々穂さん:

自分たちの分析を丁寧に御指導して頂いたり、不明な点にその都度答えてくれたりと、私たちのような学生の話にも親身になって聞いて頂くことができました。自分たちで東京の本社を訪ね、実際に財務の仕事をしている方達とお話しをし、大変貴重な体験ができました。教えていただいたことを元に一層深く分析し、知識を深めたいと思います。

○(経済学科3年、(株)Cac-tus取締役)林 賢侑くん:

今回のヒアリング調査において、予想外の事実や商品の売上を伸ばすための工夫、明治ホールディングス(株)様の強みなどを知ることができ、大変勉強になりました。貴重なお話と御指導を賜ることができ、深く感謝しております。

○(商学科3年、(株)Cac-tus取締役)新山博司くん:

2011年3月の事業再編の中で明治製菓(株)様と明治乳業(株)様が合併され、両社の文化の違いの御話だけでなく、それぞれの良い点で互いの弱点を改善し「1+1」が2以上になるという貴重な御話を具体的に直接聞くことができた時には鳥肌が止まりませんでした。今回のヒアリング調査を通じて学んだことや、確認した自分に足りないことをしっかりと把握し今後の研究、勉学にしっかりと生かしていきたいと思います。

 

<(株)北洋銀行>

○(経済学科3年、(株)Cac-tus取締役)林 賢侑くん:

私たちが事前に立てていた仮説とは違った御回答もあり、より知識を深めることができました。また、北海道企業だけでなく北海道の人々とも密着した金融を行なっていることを改めて認識し、地方創生の理念が反映されていると感じました。今回の訪問を活かし、さらに企業分析を進めていこうと思います。

○(商学科3年、(株)Cac-tus取締役)新山博司くん:

 すべての質問において北海道とお客様を重視されている御回答を受け、(株)北洋銀行様は経営理念にもある「地方創生」を貫徹されていると感じました。経営理念の大切さを改めて実感する一方で、私が考えていた以上の重みが「経営理念」にはあると深く胸に刻み込まれました。また、持株会社との合併に関する御話しでは、合併という一つの手段にもそれぞれに様々な目的や理由、経緯があることが確認でき、より一層経営への興味関心が深まりました。このたびの御担当者様には事前の質問だけではなく、その場での質問にも御丁寧に回答して頂け、深い感謝だけでなく知識・経験の豊富さを改めて感じられ、私も当意即妙で丁寧な回答ができるような人間になれるよう知識を蓄えるなどの努力をしていきたいと思いました。

 

研究成果は今後も、市原ゼミ・(株)Cac-tusのWeb-Siteでも情報発信をしていきますのでご覧ください!

【Web-Site】http://cac-tus.wix.com/cactus

    

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