2015/12/04 留学報告(語学研修・ドイツ)
夏季派遣の報告だよ!
みんなはもう「夏季派遣」って聞いたことがあるよね?
「夏季派遣」は、夏季休業期間に商大が指定する語学学校で約1ヶ月の語学研修に参加する制度だよ。夏季派遣の制度を利用して留学をすると、単位認定や奨学金を利用できるんだ!
今日は、商大の協定大学であるバイロイト大学での語学研修に参加した塩田さんからの報告をお届けするね!
1.簡単に自己紹介をお願いします!
―企業法学科3年の塩田真士です。
2. 留学先はどこですか?
―ドイツのバイエルン州にあるバイロイト大学の夏季語学コースです。1カ月の短期語学留学でした。
3.どんな国、学校、授業でしたか?
―バイエルン州はのどかな田園地帯といった趣で北海道に近いものがあると思います。バイロイトはそんなバイエルン州の中にある小都市です。今回のコースはアジアからの参加者も多く、日本からの参加者も複数人いました。
授業に際して、参加者は事前に行われる実力テストの成績によって振り分けられます。レベルは習熟度に合わせて、英語で簡単な独語を教えるクラスもあれば、専門的な内容を独語で話し合うようなクラスまで様々でした。本人の希望や先生の判断でクラスを上下に移動するシステムもありました。
また、授業には文法コースとコミュニケーションコースの2種類がありました。僕の受けたクラスの範囲に限って言えば、文法コースは先生の用意した教材のコピーを中心に学習する形式で、コミュニケーションコースは先生との対話やミニゲームが中心となるような形式でした。
(授業の行われる教育棟)
4.留学生活はいかがですか?楽しかったこと,驚いたこと,大変なことなど教えてください。
―バイロイトは小都市とは言っても歴史的、文化的な施設が多くあります。大学主催のイベントでそういった場所をめぐることができたのですが、どれも新鮮で、当然ながら日本にはないものばかりでした。普段歩く街並みも石造りの建物や石畳が多く、異国の雰囲気や空気感というものは想像以上でした。また、バイロイトに限らず観光名所になっているような建築物は、やはり特に壮観で内部の装飾も非常に綺麗でした。
個人差はあるようですが食べ物もとても美味しかったです。何度かレストランに食べに行ったのですが、値段の割になかなかのボリュームで食べごたえもありました。ドイツの代名詞ともいえるソーセージは、どこにでもインビスという小さなお店があり、手軽に食べられます。
言語の問題はもちろん大変でしたが、それよりも異なる文化圏の人々と交流をする楽しさの方が勝っていました。加えて、ドイツではほとんど英語が通じるようだったので日常生活上の不便はそれほどありませんでした。一点だけ注意すべきことを挙げるとすれば住環境についてです。留学中の住まいはWGという民間のシェアハウスのようなものの一室でした。別の参加者の話にはなりますが同室の住人とのトラブルが大変だったそうです。大学側の決定によって部屋が割り当てられたので、これは運としか言えないのかもしれません。
(バイロイトの新宮殿)
5.留学を考えている人へメッセージをお願いします。
―迷っているなら行くべきだと思います。おそらく損はしません。僕が留学を決めたのには、大学を卒業してしまえば2か月もの長期休業はとれないので、もっと有意義なこと、何か自分の中で大きなことにチャレンジしようとの思いがありました。行先については「ドイツ語は面白いし好きだったから」と思ってそれほど深く考えずに決めました。動機がそれほどしっかりしたものでなかったので「本当に無事に行って帰って来ることができるのか」と出発前にはかなりナーバスにもなりました。しかし、行ってしまえばそういった様々な不安は杞憂に終わりました。そして自分の想像以上に充実した留学生活を送れました。語学学校の方でも一人一人のレベルを見極めて指導してくれるので、能力的なことはさほど問題になりません。もし「語学留学をしてみたいけど不安」という人がいるなら、それほど気負わずに、まずは挑戦してみて欲しいです。
塩田さん、ありがとうございました!
春季休業期間中に実施する「春季派遣」の募集はもう始まっているから、興味のある人は掲示板をチェックしてね!