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2015/5/18 新任教員インタビュー(3)(言語センター 佐々木先生)

今日は4月に赴任された先生紹介第3弾、言語センター佐々木香織先生へのインタビューをお届けするよ! 

sasaki.JPG

 

Q.商大に着任する前は何をされていましたか?

イギリスの大学と大学病院で社会学の研究をしたり、日本の大学で英語、異文化交流、異文化コミュニケーション等を教えたりしていました。 

 

Q.趣味・特技等ありましたら教えて下さい。

趣味は読書と料理。あと猫や犬と仲良くなる特技?があります。

 

Q.先生の専門分野を教えて下さい。

社会学です。なかでもA生政治学、B表象文化論や異文化コミュニケーションやポスト・コロニアリズム、C科学技術社会論、と言われる分野に属します。もう少し具体的にお話しますと、以下の二点が私の専門的な研究範囲になるかと思います。

(1)  身体におけるヒトや一民族・一地域住民としてのアイデンティティ、ならびにそれらを象徴的に表象していく文化的なアイデンティティが、現代の科学技術・医療とグローバル化の進展に対して、どのような形で現代社会において相互に影響しあうのかを追究すること。

(2)  望ましい科学技術・医療と人間の関係性について―グローバル化に対置するローカル社会のアイデンティティという問題設定も含めて―探究すること。 

蛇足ながら、基本的には「英語」で研究発表をするというのも、私の研究のあり方の特徴です。

 

Q.先生はどのような講義を担当されているのですか?

 英語全般、比較文化、異文化コミュニケーション

 

Q.商大生の印象は?

大学生としてバランスがとれている学生が多いと思います。 好奇心と探究心があること、そして基本的に自分の人生に真面目で前向きに取り組もうとしている姿は、たいへん爽やかで感動すら覚えました。 

 

Q.ご自身が大学生の頃はどのような学生でしたか?

多くの人びととは異なり、私にとって大学こそが、いちばん真面目に通った学校、勉強をした時期になります。これには、母が驚きましたよ。アルバイトとクラブ三昧な学生になると思っていたようですから。

特にゼミで2年間お世話になった故吉田民人教授との討論と世間話は、大学時代の大切な思い出です。 先生との会話からヒントを得て、図書館や古書店をめぐって本をよく読み、読後は再び先生に自分の考えや質問をぶつけて討論をする。こんな機会に恵まれましたね。研究者を志すようになったのも、この体験が大きいと言えるでしょう。

この時期には英語との出会いも訪れています。実は英語は少し苦手だったので、父に英語の克服が大学進学の条件の一つと言われていました。そこで初めは渋々勉強をしていましたが、受験ではない形で学んだせいか、英語でコミュニケーションをとることの面白さを体感できるようになっていました。その結果、父の挙げたノルマに達しても、英語を学ぶことを続けるようになり、今日に至っています。

 

Q.商大生(または小樽)のみなさんにメッセージをお願いします!

大人になるにつれ、人生の多くが自分自身の「選択」の積み重ねになります。この点を忘れて人生のコマを進めていくと、ある時点から妙にひがみっぽくなったり、愚痴っぽくなったり、こんなはずじゃなかった!と言い出したりする、惨めな大人になってしまうものです。

そこで大学生のうちから、ぜひトライしてもらいたいことがあります。それは、自分の頭と心をフルに活用して、自分の行動に関して、自らの意志で選び取っていくようにすることです。そういう選択を積み重ねていけば、傍から見ればどれ程バカみたいであっても、自分自身にとっては悔いのない人生を歩めると、私は信じています。そして、そんな風に歩を進めていけば、大人になるにつれ、人生がますます楽しくなりますよ!

 

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佐々木先生、ありがとうございました!

    

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