2015/4/3 中国のお盆について勉強しよう!
2015年2月19日の記事で、大学院留学生のジョヒンさんに、
中国のお正月について紹介してもらったのを覚えているかな?
今日はジョヒンさんの中国カルチャー紹介シリーズ第2弾!
今回は 「中国のお盆」 について紹介してくれるよ!
皆さん、こんにちは。留学生のジョヒンです。
中国のお盆―― 清明節 が近づいてきています。
「清明」は二十四節気の第5で、西暦の4月5日前後です。
日本のお盆のように、清明節は基本お墓参りをする時期です。
中国の公式祝日にもなっています。
清明節のことを描いた漢詩といえば、一番有名なのは唐時代の杜牧の「清明」です。
この漢詩の意味は大体以下のようです。
清明節はいつも雨の日が多い。雨の中で旅をしていた詩人はがっかりしている。
そこで、酒屋がどこにあるのかを牧童にちょっと尋ねたところ、
杏(あんず)のが花さく村の方向に指差した。
この漢詩でわかるように、清明節の時期では、雨が降ることが多いです。
なくなった肉親のことを思いながら、お墓参りしたら、寂しい気持ちでいっぱいになることが普通です。
お墓参りといえば、基本は「掃除」です。
花や供え物を供えたりもします。
お墓参りの後は家族全員で長男の家に集まり一緒にご飯を食べるのも慣習です。
そこで、日本のお盆と同じように、清明節も故人のことを思い、家族全員が揃う時期でもあります。
故人を偲ぶ気持ちは、日本も中国も同じなんだね。
ジョヒンさんありがとうございました!