2014/09/02 小さい秋、見つけた!
暑くて、長かったような猛暑も一段落して、
商大にも、時々、涼しい風が吹くようになったね。
みんなは、夏バテしなかったかな?
涼しい風と共に、キャンパスを歩いてみると
あちこちに、ちらほらと小さな秋の気配が…!
もう赤く紅葉し始めているね。
これは「ナナカマド」っていうんだ。知ってたかな?
「ナナカマド」の名前の由来は、
材質が硬く燃えにくく、7回、竈(カマド)にくべても燃え残るためなんだって!
「ナナカマド」の実は秋から冬にかけて真っ赤に色づき、
雪で真っ白に閉ざされて、何も食べ物の無くなった時期に甘く熟して、
野鳥たちの貴重な食料(エサ)となってくれるんだよ。
今日は、「キツツキ」の一種、「赤ゲラ」にも出会うことができたよ!
「キョッ、キョッ、キョッ…」と鳴きながら、
この大きな木の幹を上へ、上へと上っていくんだ。
そして木の幹に潜んでいる虫をつついては食べているんだよ。
アカゲラ | アカゲラの好きな木 |
ちなみに、みんなも明治時代の歌人「石川啄木」を知っているよね。
キツツキは、「啄木鳥」と書くんだよ。
石川啄木は、岩手県渋民村のお寺に生まれ育ったんだけど、
そのそばには緑豊かな命の森の古い木々が生い茂り、毎日、
その木にやってくるキツツキの声や、木をつつく音を聞きながら育ったんだ。
啄木のペンネームはそれに由来しているんだそうだよ。
キツツキにも、クマゲラ、オオアカゲラ、アカゲラ、コゲラ、アオゲラなど様々な種類がいるんだけど、
石川啄木記念館の館長さんのお話では、啄木が親しんだキツツキは、この「アカゲラ」だったようなんだ。
商大にも住み着いているみたいだから、みんなもぜひ探してみてね!