2014/06/13 「白い恋人のブランド戦略と北海道観光について考える」(新入生歓迎講演会の報告)
今日は、僕のブログの学生スタッフ 橋本くんが
先日開催された新入生歓迎講演会の模様をお伝えしてくれるよ♪
(新入生歓迎講演会の詳細はこちらの記事を見てね☆)
橋本くん、お願いします!!
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皆さんこんにちは!ブログスタッフの橋本です(^^)
去る5月30日、商大では
石屋製菓の代表取締役社長である石水創さんを
お招きした新入生歓迎講演会が行われました。
講演のテーマは、『 「白い恋人」 のブランド戦略と北海道観光を考える』
ということで、今日はその講演の内容を皆さんにお伝えしたいと思います!
皆さんの多くがご存知のように、お菓子には自家用・贈り物・お土産・茶道・知育など、
様々な使い方があります。その中で白い恋人は、お土産として位置づけられています。
しかしながら、お土産品としてのお菓子は白い恋人以外にもたくさんありますよね。
工夫もなしにこれを販売したところで他のお菓子の中に埋もれてしまい、
なかなか手に取ってもらうことが出来ません。
そこで、白い恋人は自身のブランド価値を高めるために
特徴的なメッセージを掲げているそうです。
まず基本的なメッセージは、
白い恋人は「北海道を代表するお菓子」であり、
「北海道限定販売であることの希少性」があるということです。
そしてさらに、この基本メッセージを統合強化する具体的なブランド設計として、
二つのメッセージを掲げています。
一つ目が、製品自体のメッセージ!
これは、おいしい味・パッケージ・ロゴデザインなど、ブランドの一貫性を維持し、
お土産として説明不要の存在となり、喜ばれるものであること。
そして、賞味期限・大きさ・重さ・温度変化への耐久性など、
お土産としての総合的優位を持つことだそうです。
二つ目が、販売方法のメッセージ!
560円という手ごろな価格から、3,700円までの幅広い価格帯で販売し、
道内お土産売り場・空港・百貨店など、
観光地ならどこでも買えるという安心感を消費者に与える。
これらのメッセージを基盤として、白い恋人のブランドが作られ、
他社の製品との差別化を試みているのだそうです。
また、白い恋人を全国の人たちに知ってもらう取り組みにも一工夫をしているそうです。
まず道外に知ってもらうための取組として、ホームページやFacabookなどのSNSを
利用した広報や、北海道物産展での販売を行っているそうです。
Facebookはアジア圏の方がよく利用しているということで、
国内だけでなく世界にもその認知を広めていくことができます。
また、スポーツも重要なタッチポイントの一つと考えており、
北海道のスポーツ、例えばJリーグ・コンサドーレ札幌や
札幌雪まつり白い恋人PARK AIRなどのスポンサーとなることで、
間接的に白い恋人を知ってもらう機会を増やしているのだそうです。
さらに!白い恋人は屋外看板を全道各地に設置しており、
可能なものには全て温度計を設置しているのだそうです!
道外から来た観光客がまず体感することが気温差であることに注目し、
温度計に目を向けることが多い観光客が、
白い恋人の看板も自然に目に留まることを狙っている、とのことでした。
以上、このような石屋製菓さんの様々な取り組み・工夫を聴くことができて、
大変勉強になる講演会でした!!
では、新入生にはどのような講演会となったのか、
1年生の山内梨瑛さんに講演会に参加した感想を伺いました!
山内さん、お願いします!!
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山内梨瑛さん:石水社長の考えや理想など、興味深い内容でした。
白い恋人ブランドを守るための販売方法や老若男女をターゲットにした
広告方法があることに驚きました。
実際に白い恋人が売られているのを見たら、それがどのように
活かされているのかを探したいと思います。
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ありがとうございました!!
みなさんも、その商品がどんなメッセージを持っているのかを
ぜひ考えてみてくださいね!!