2013/5/14 新任教員インタビュー(3)(井上先生)
今日は4月から商大に赴任された先生紹介第三弾だよ!
言語センターの井上 典子先生にインタビューしたから紹介するね!
商大に着任する前は何をされていましたか?
この12年ほどはイギリスに住んでいました。
ブリストル大学のEnglish Department でResearch Fellowとして研究活動を行いつつ、日系企業の通訳・翻訳者としてフリーランスで仕事もしていました。
あとはこの3月に3歳と5歳になったばかり子供たちがいるので、子育てにも奮闘していました(今もですが・・)。
趣味・特技等ありましたら教えて下さい。
ブリストル大学に留学していたときに、アルゼンチンタンゴのサロンに誘われたのがきっかけで、すっかり魅了され、学生時代は疲れ果てるまで踊っていました。
北海道には、アルゼンチンタンゴのサロン、グループはあるのでしょうか・・・。
ご存じの方がいらっしゃれば、ぜひ教えて下さい。
あとは5歳から大学生になるまで、時にはかなり真剣にピアノの勉強をしていたので、今は「練習しなければ」というプレッシャーもなく、リラックスしたいときに、楽しくピアノを弾くことができるのが嬉しいです。
先生の専門分野を教えて下さい。
イギリス文学、特に中英語と呼ばれる14世紀あたりの英語や詩を専門に研究しています。
昔からピアノを弾いていたせいでしょうか、詩の音やリズム(韻律)と詩の意味がどのように関連しているのか、といったことに特に興味があります。
先生はどのような講義を担当されているのですか?
「英文学史I」、「英文学I」、「外国文学」やその他英語の授業を担当しています。
学生が先生の授業を受けることでどのような力が育つことを期待していますか?
英語を使うことに対して身構えるのではなく、気楽に、楽しく、自分の知っている言葉やフレーズを使って表現できるようになって欲しいことです。
あとは、大学受験英語では、「正解」か「不正解」と黒白はっきりさせることがほとんですが、文学の解釈は、いろんな解釈が可能で、それが面白いところです。
人によって様々な解釈が可能なので、作品と向き合い、自分の解釈に自信と誇りを持ってほしいです。
ご自身が大学生の頃はどのような学生でしたか?差し支えない範囲で教えて下さい。
最初は兵庫県にある神戸女学院という大学の音楽学部に入学し、ピアノ専攻で音楽の勉強をしていましたが、英語に魅了され、英文学部に転学をしたいと大学に訴えました!
「前例がない」、と最初は言われましたが、最終的には「テストに合格すれば」、という条件で認められました。
それから必死に英語の勉強をし、なんとか合格。
それから私の英語の時代が始まります。
英語でコミュニケーションをすることから、英文学にも興味が広がり、大学の派遣留学制度に応募して、幸運にも大学の姉妹校であるアメリカ、イリノイ州にあるロックフォードカレッジに留学が叶いました。
そのときに中英語が専門の素晴らしい先生と巡り合い、ぜひ中英語を極めたいと思い、京都大学の大学院に進学した後、今度はイギリスのブリストル大学に留学しました。
神戸、アメリカ、京都、そして英国のそれぞれの大学で素晴らしい先生方と巡り合うことができて、私は本当にラッキーだったと思います。
このような経験から、私もいずれはどこかの大学で自分の持っている知識や経験を生かして、若い学生さんたちを何かの形で少しでも助けることができれば、とずっと願ってきました。
今回、小樽商科大学に赴任できたことはとても嬉しく思います!
○○っぽいと動物に例えられたことはありますか?またはご自身では何っぽいと思いますか?
例えられたことはないですが、私としては亀かな、って思います。
とても要領が悪いのですが、目標を定めると、それに向かって一歩一歩進むタイプです。
要領が悪い分、自分は人の何倍も努力しないと人並みになれないと昔から確信していました。
だからどれだけ時間がかかっても、「仕方ないな」、と割り切り、でも最初に掲げた目標を諦めることもなく、必ず実現しようと、なんとか努力して生きていくタイプかなと思います。
要するにとても諦めの悪いタイプです!
商大または商大生にはどのような強みがあると思いますか?また、ここを鍛えたらもっと強くなる!といったことがありましたら教えて下さい。
とても素直で真面目に課題に取り組むことでしょうか。
それはとても良いことだと思います。
あとはユニークであること、これもまたとても大切なことです。
大学生活で、何かに関して自分はとってもユニークだ(独特だ、人とは違う!)ということを見つけてください!
そのほうが人生がもっと面白くなります!
商大生(または小樽)のみなさんにメッセージをお願いします。
人生は一度きりです!思い存分、何かに打ち込んでください!
勉強でなくてもサークルでも、打ち込めるアルバイト、ボランティア活動でもいいと思います。
でも後で振り返って、「僕は、私は、商大時代、これをやった!」と言えるように過ごしてほしいと思います。
今は何度でもミスしても許されるときです。
たくさん「しまった!」ということをしておいてください。
失敗から(英語であれば、「間違いから」)本当にいろんなことが学べます!
英語一般、イギリスやアメリカへの留学を考えている人、または将来海外で仕事をしたいと考えている人、どんなことでもいいので、英語に関することなら気軽に聞いてください。
井上先生ありがとうございました!!
とても貴重な体験をたくさんしているんだね
気になることがあれば、みんなもドンドン先生に聞いてみよう!!