2012/12/20 老舗まるや八丁味噌の社長さんが来てくれたよ!
今日は12/6に加藤(敬)ゼミにて行われた愛知県にあるまるや八丁味噌社長
浅井 信太郎さんの講演を紹介しちゃうよ!
CBCの会議室には加藤ゼミの学生がびっしり!
来年からゼミ生になる2年生も参加していたんだ
みんな、真剣に聞いていたね
加藤先生と浅井社長の出会いは、加藤先生が学部生の時に、卒業論文執筆のために、老舗工場見学をするために門をたたいたのが始まりなんだって
現加藤ゼミの学生さんも何人か工場見学をしているんだって
加藤先生は、このインタビューをきっかけに、加藤先生は博士論文も「味噌」をテーマに執筆しているんだよ!
浅井社長は世界を駆け巡り、ニューヨークなどでも催事を行っているんだ
加藤先生によればミスター八丁と呼ばれているんだって!
そうそう、浅井社長は、若い頃にドイツに留学しているんだけど
40年たった今もドイツ語がペラペラ!!
頭じゃなくて身体が覚えているんだって
すごい!!
さて、そんな社長が経営するまるや八丁味噌は1600年代から同じ製品を作り続けた老舗店
670年も前から食べ続けられている味噌は伝統を感じるね
戦国武将の強さの源は この八丁味噌だったり!?
この八丁味噌というのは、岡崎(八丁村)にある2軒の味噌屋から始まったんだ
その1つがまるや八丁味噌なんだ
2店は今現在でも・・・ライバル店として切磋琢磨し、時には火花を散らした時代もあるけど、今はお互いを認め合う仲
まさに岡崎の財産なんだね!
でも・・・八丁味噌って普通のお味噌と何が違うんだろう???
八丁味噌の作成工程
まるや八丁味噌にて作成される味噌はとても独特
色は黒っぽくて、一般的なお味噌とはちょっと違うんだ
大豆をメインに作成されるんだけど、どの工程をみても職人技が!!
印象に残る工程は石積みかな!?
雑菌が入らないように丁寧に空気を抜いたら、1つの桶に6,000キログラムの味噌が入るんだ!
その上に、1個60キログラムもある石を(石の)顔が見えるように積み重ねていくんだ
この山は・・・何と地震が起こっても崩れないという伝統的な積み方なんだ
この技術を習得するは、とても大変
石の顔が見えるようになるだけでも相当な鍛練が必要とされるんだね
ここにも職人技が!
そして2年間じっくり熟成!
こんなに丁寧に作ってくれるからおいしい味噌ができるんだね
近代的な機械などを導入したために、乳酸菌が減ってしまうなどのトラブルが起こったりもしたけれど
不断の努力で乗り越えていったんだね
なるほど~~~~~
さて・・・せっかくなので、浅井社長の講演の一部を紹介するね!
浅井社長のモットーは活かせる能力があるなら活かしてあげること!
この考え方はドイツで学んだみたい
ドイツでは自分が何が長けているのかをしっかり認識していて
各々誇りをもって働いているんだって
まるや八丁味噌には役員が社長の他に1人いて、若くして工場長に抜擢された34歳の工場長なんだ
親族経営などにこだわらず、活かせる能力を・・・まさに活かしているよね!
そして・・・周囲に優秀な社員がいることは誇るべきことだと!
社長1人が優秀でも周囲がダメならあまりダメだけど・・・
周囲に優秀な社員がいれば会社は回る
社員が安心して働ける、そして働き甲斐がある場所を作るのが1番の目標なんだって
数字のことはあまり良く分かっていないといいつつ
浅井社長の頭の中では利益はこれくらいになるだろうなど
経営観念はすごい!
設備投資は資産ではないという考え方をもって、実践しているよ
事故が起こらないように、そして忙しい時に困らないように、早めに設備投資をしてリスクに備えているんだ
堅実な商売をして、社員を守っているんだね
学生さんには、機会があるのであれば是非外国に行って欲しいと言っていたよ
人生に遠回りはない!という言葉も印象的だったな
さて・・・最後にこの講演を聞いていた、渡邊 彩さんにコメントをもらったので紹介するね!
今回の講演で最も印象的だったのは、八丁味噌は“売るんじゃない、伝えるんだ”というお話です。
一般的な味噌よりずっと高額な八丁味噌を販売するためには、その価値や八丁味噌への想いを伝えることが大切と教えて頂きました。
そのために、浅井社長ご自身も侍の服装で海外で販売活動をしているということには驚きました。
“老舗企業”というと、なんとなくお固くて保守的なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、まるやさんはとても元気な企業です!
北海道でも実演販売することがあるそうなので、ぜひ、皆さんも足を運んでみてください!
渡邊さん、ありがとうございます!!
渡邊さんが12月1日にまるや八丁味噌さんの工場見学に行った際の写真をどうぞ♪