2012/6/21 中村秀雄先生とゼミ生が"道新ぶんぶんクラブ"で講演しました!
先日、本学札幌サテライトで“道新ぶんぶんクラブ”と小樽商科大学の共催による「時代がよめる経済・ビジネス講座」が開催されました!
今回は国際取引法の中村秀雄先生がゼミ生とともに、ウィーンで開催された国際模擬仲裁大会に参加した経緯と経験を話してくださいました!
まずは学生からゼミ活動の紹介!
中村先生のゼミでは、模擬仲裁大会参加の他にも、実際に国際取引を経て商大オリジナルグッズの開発を手がけるなど、実践的な取り組みをしています。
「仲裁とは何か」「模擬仲裁大会とは何か」の説明!
仲裁とは、裁判によらない紛争解決の方法で、第三者(仲裁人)の判断で紛争解決を行う制度のことです!裁判官ではなく「民間人による裁判」と言われています。国際取引での紛争を解決する際には、この“仲裁”が利用されることが多いようです。
模擬仲裁大会では、学生が申立人と被申立人の2つの立場(グループ)に分かれ、紛争当事者を模擬体験します。自らの主張が認められるように仲裁人を説得するため、書面による主張・反論や仲裁人の前での弁論を実施します!
(会場で発表する学生のみなさん)
ウィーンで開催された国際模擬仲裁大会の報告!
この大会は、世界的にも有名な模擬仲裁大会で、世界中の大学281校が参加して優勝を競い合いました!日本からの参加はたったの4大学。その中の一つが小樽商科大学というのは凄いことですね♪
(試合風景)
書面の作成や仲裁人の面前での弁論は、もちろん全て“英語”!!
出場した学生達は英語力不足を痛感。仲裁人を説得するためには、原稿頼りにならず、とっさに応答できる英語力が必要だと感じたそうです!
また、優勝校は用いている判例・学説が多く、もっともっと準備をしっかりしておけば良かったという反省もあったようです。
反省点も多いようですが、自分達で国際模擬仲裁大会に出場しようと決めた勇気と、「力をつけて来年も出場したい!」という熱意の伝わる報告でした!
講演終了後、満員の会場の中で堂々と発表した学生さん達に、盛大な拍手が送られました!
中村秀雄先生とゼミ生のみなさん、お疲れ様でした!