2011/12/3 学科紹介 第1弾 経済学科!
12月6日(火)から9日(金)まで、学科所属オリエンテーションが開催されるね!
それに先んじて・・・
まだ、経済学科・商学科・企業法学科・社会情報学科と4学科あるけれど、皆それぞれがどんな学科かもうばっちりかな!?
もう少し知りたい!という皆の期待にこたえて・・・商大くんがいく!では各学科を紹介していくよ☆
まず本日は経済学科!
佐野先生と柴山先生に紹介してもらいます♪
先生!お願いします!!
◇経済学科の特徴は何ですか?
佐野先生:
経済学科は、戦後小樽商科大学となって以来一貫して、「経済学科」という名称で現在に至る、いわば伝統のある学科です。
多くの優秀な卒業生を、経済界を中心に輩出してきています。
また、学問的に優れた人材も育成され、大学の研究者になった人も少なくありません。
(まったく優れてはいませんが、私佐野も本学経済学科卒業生です。)
経済学科のカリキュラムは、経済学の基礎から応用への積み上げ方式で作られています。
2年生までに基礎を習得し、3・4年生で応用経済学を学ぶとともに、ゼミナールでの専門的な研究を行います。
科目を体系的に履修していくことにより、現実の複雑な経済問題にアプローチする力を養うことを目指しています。
◇どのような授業がありますか?
柴山先生:
ニュースを見れば、TPP(環太平洋経済連携協定)参加の影響、政府の巨額な財政赤字と日本経済、EUが直面する金融危機など、経済問題が目白押しです。
皆さんは、ニュース番組を見たり、新聞を読んだりしては、意見が揺れ動いていることと思います。
私たちは、世界のどこかで起こった事件が身近な生活にまで影響を与えるグローバルな社会に生きています。
このような社会を乗り切って行くために、経済を見る目を養うことは、とても重要なことです。
多くの人々がさまざまな思惑で動く集合体としての経済について考えるためには、情緒に流されず、理論に基づいて考える習慣をつけることが、人生において有益な、少なくとも損をすることが少ないような結果をもたらします。
経済学は積み重ねの学問です。
ですから、カリキュラムもそれに合わせた構成になっています。
経済を構成する個々の経済主体である消費者、生産者、政府の行動を分析する「ミクロ経済学」、国内の経済主体の経済活動全体を分析する「マクロ経済学」が基礎理論としてあります。
応用経済学として、労働に関わる問題を研究する「労働経済学」、市場構造と企業行動を分析する「産業組織論」、経済の血液であるお金とその動きを分析する「金融論」や「現代ファイナンス理論」、公共部門の役割などを分析する「公共経済学」、国境を越えた人・モノ・金の移動について研究する「国際経済学」・「国際貿易理論」・「国際マクロ経済学」・「国際金融と世界経済」、国の財政支出と税について研究する「財政学」があります。
これらの授業は世界的に標準化された近代経済学の理論に基づいていますが、別の経済学的なものの見方であるマルクス経済学に基づいた「経済分析論」の講義もあります。
理論的なことが現実に反映しているかどうか、またある政策を行うことによってどのような影響があるかを分析するためには、実証分析をすることが必要です。
そのための統計学や計量経済学の授業(「統計学」「数理統計学」「経済統計学」「計量経済学」「経済データ解析論」)も充実しています。
私たち個々人や企業、国、そして世界は、さまざまな制約のもとで活動しています。
経済学は、限られた資源をどのように配分して生産し、生産した果実をどのように分配するのが望ましのかを研究する学問です。そして、私たちの先祖がどのように配分と分配のメカニズムを作ってきたかを検証するのが、経済史(「経済史」「日本経済史」「外国経済史」)の授業科目であり、経済の変遷に従いどのような経済思想が生み出されてきたかについて研究するのが「経済学史」です。
英語での授業科目も充実しています。
「経済学特別講義」「中級ミクロ経済学」「中級マクロ経済学」「ミクロ経済学特論」「日本経済」は、留学生と一緒に英語で経済学を学ぶ授業です。
留学を考えている学生にはとくに良い勉強になると思います。
◇(1年次向けに)先生の授業ではどのようなことを教えますか?
佐野先生:
今年度は、新入生向けの「経済学入門I」という科目を担当しましたが、普段は主に3・4年生向けの「公共経済学」という科目を担当しています。
「公共経済学」は、家族,企業,地域社会,政府のそれぞれがどのように役割分担をすれば、ひとり一人の豊かな暮らしが実現できるのかを追求する学問分野です。
その答えを見つけ出すことは簡単ではありませんが、それだけに挑戦しがいのある学問であると言えるでしょう。
◇学科に所属することで、卒業するまでにどのようなことが身につきますか?
佐野先生:
これからの日本は、好むと好まざるとにかかわらず、ボーダーレス化した国際社会の中で生きていかなければなりません。
それは、みなさんがこれから、世界標準に従って生きていかなければならないことを意味しています。
経済学科は、世界中で教えられている標準的な内容の経済学を提供しています。
日本でしか通じないような慣行や独特の思考方法を学ぶのではなく、世界標準の論理的な思考を基礎から応用という順番で体系的に学んでいきます。
これらを習得できれば、目先の知識や技術よりも、今後の長い人生にずっと役立つことでしょう。
とは言っても、目に見える何かが欲しいという方は、経済学検定試験(ERE)を受けてみてはいかがでしょうか。過去には、全国で上位の成績を収めた人が何人かいます。
柴山先生:
私のゼミの4年生に聞いてみました。
経済学の専門用語や経済用語がわかるようになった、日本経済新聞を読むようになり、ニュースなどで他国の経済に興味を持つようになった、数学が出来るようになった、Excelを使って統計や計量分析が出来るようになったという答えでした。
さらに勉強に磨きをかけて、経済学検定試験(http://www.ere.or.jp/)で全国1位や高ランクを獲得する学生もいます。
(佐野先生も柴山先生もEREがおすすめなんだね!)
自分の習得レベルが客観的にわかり、就活に際して経済や経済学に通じているという好印象を得ることができるほか、本学や一橋大学などいくつかの大学では経済学検定試験成績結果を大学院入試に導入しているところもありますので、頑張ってトライしてみるのもいいのではないでしょうか。
◇卒業生の就職先はどうでしょうか?
柴山先生:
経済学科だけでなく商大全体の傾向として、金融・保険業に就職する割合が一番高いです。
経済学科ですと、製造業、公務員と続きます。公務員試験科目に経済学と法学があるので、経済学科と企業法学科は公務員になる割合が高いです。
就職難が心配された昨年度でも就職内定率は96.2%と高いです。
他方、大学院に進学し、学問を志す学生もいます。ミクロ経済学担当の山本賢司先生や公共経済学担当の佐野博之先生も商大OBです。
◇学科のPRをお願いいたします!
佐野先生:
経済学科は個性的な先生が多く、ゼミナールでは楽しく、かつ、充実した時間が過ごせるでしょう。
柴山先生:
3年生に進級すると、ゼミに所属しますが、経済学科は授業科目に対応してバラエティに富んでいます。
数学好きには統計学や計量経済学、数学苦手の文系には歴史系のゼミがオススメです。ガチに経済学を学ぶゼミもあります。緑丘祭に出店するなどのイベントの盛んなゼミもあります。
経済学を身につけたハイブローな社会人を目指しつつ楽しいキャンパスライフを送るために、経済学科へぜひ!
佐野先生、柴山先生、ありがとうございます!!
皆、経済学科について分かったかな!?
次はどの学科を紹介しようかな~!
楽しみにしててね♪