派遣留学生インタビュー(山田佳奈さん)
今日は、交換留学を終えて帰国した、3年生の山田 佳奈さんへのインタビューをお届けするよ!
これから留学を考えている人は必見だね!!
1.簡単に自己紹介をお願いします!
企業法学科3年の山田佳奈です。ゼミは国際取引法です。
親が旅行好きだったり、海外で働いていたりしたので、海外は慣れていました。日本が大大大好きで、旅行が好きです。
2. 留学先はどこですか?
ヨーロッパの中心にあるオーストリアの首都ウィーンにあるウィーン経済大学です。
日本の南にあるオーストラリアではありません。
3.どんな国、学校、授業でしたか?
オーストリアは北海道と同じくらいの大きさ、首都のウィーンも170万人くらい、スキーリゾート、乳業が盛ん、などなど、北海道に似ているところが多いです。唯一全く違うところは、周りに海がないところです。
ウィーンは札幌よりも北緯が高いのですが、雪があまり降らなく、降ってもいわゆるベチャ雪。
また、高緯度のため北海道と比較すると冬が短く夏が長いです。
学校自体は生徒の数がとても多く、半期の留学生だけでも500人もいました。
授業は英語とドイツ語の授業が双方充実していたので、自分の好みで選べました。ただ生徒が多いのに、人数制限が10人20人とかの授業がほとんどで人気の授業は履修登録も難しかったです。
法律系は日本と同じような講義式、ビジネス系はプレゼンテーションを毎週するような授業でした。テストで実際にEU法を使い事例を解いたことはとてもいい経験でした。
日常生活のドイツ語を学びながら、専門的な英語を同時に磨くにはぴったりです。
4.留学生活はどうでしたか?楽しかったこと,驚いたこと,大変なことなど教えてください。
留学生は実に多国籍で、なかなか交流する機会がない、東欧、トルコ、ギリシャなどの方々と交流ができてとってもいい刺激になりました。
また、ヨーロッパ内は国々がとても近く、ウィーンからだと列車でイタリア、スイス、ドイツなどなど、バスでもチェコ、スロヴァキアなどらくらく旅行ができました。
授業の合間を縫って旅行をし、20カ国近く歩きました。オーロラを見たり、白夜を経験したりもしました。
春休みにはスペインに短期留学にも自分で計画をしていってきました。
驚いたことは、ヨーロッパでは歩きタバコ、タバコのポイ捨ては日常茶飯事です。私はヨーロッパの高貴なイメージを期待していただけに、少しショックを受けました。あと、日曜日祝日はお店が全て閉まるということにも驚きました。
他にはEUの影響として、EU各加盟国の個性が薄れているとすごく感じました。
また、EU各国のテレビ番組は半分位がアメリカからの輸入の国がほとんどでした。
日本でTVは独自の番組ですし、TVに限らず他文化を取り入れるにしてもただ取り入れるわけではなく自分流に変えています。
改めて、日本の独自の文化を残しつつ発展している事実をすばらしいなと、思いました。
大変なこととしては、やはり物価が高いところでした。
私の留学中は割りとユーロと円のレートが昔と比べてよくてラッキーでした。
5.留学を考えている人へメッセージをお願いします。
私はお勧めします。百聞は一見にしかず。
私が上に書いたことだって、自分の目で見たら違うように感じると思います。
留学に、少しでも興味があるならば、諦める前に、悩む前に、少しずつ行動(例えば、国際交流センターにお話を聞きに行く、自分で見積もってみるなどなど。)に移してみるとなにか解決策がみえるかもしれない。悩むなら行動しながらで。
20歳後半くらいになってもうどうしようもなくなってから、「あの時留学すればよかった、もっとまじめに勉強すればよかった」って気づいたら悲しい。
でも、こういう言葉、社会に出てから意外とよく耳にします。働きだしたら、お金はあっても暇がない。
実際大学にいるときが、一番、障害が少ないので楽だと思います。
日本はすごくいい国。海外の人がそれに気づいていないのがもったいない。
でも一番もったいないのは日本人自身が気づいてないこと、海外に発信できていないこと。
機会があれば、一度日本の外にでて、日本のすばらしさを再確認してみてほしいなと思います。
短期旅行じゃ相手国のいいところしか見えないから、できれば3ヶ月以上がいいところも悪いところも見えて、日本を外から見られるようになると思います。
山田さん、ありがとうございました!!
留学を検討中の学生は、国際交流センター事務室(4号館1階)で相談しよう!