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山本 学長 インタビュー 100周年

HAPPY BIRTHDAY TO 商大くん~~♪HAPPY BIRTHDAY TO 商大くん~~♪

今日はボクの100歳の誕生日。長いようであっと言う間だったな。

本日は山本学長インタビューだよ!

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◆学生時代はどのような学生でしたか?
 

 普通の小樽住まいの自宅生でした。バスで市民会館下まで来て徒歩で地獄坂を登って登校していました。

 当時はまだバス(商大線)はなく、相乗りタクシー制度もありませんでした。「商大までの坂で先生方は鍛えているので元気」と良く言われていましたね。

 高校時代は体育会系ではなかったので、「体育系っぽくないイメージ」という理由でバドミントン部に所属しましたが、いざ入ってみると非常にハードなサークルでした。

 当時は4学科で、設立間もなく人気のあった管理科学科(現在の社会情報学科)に所属しました。COBOLやFORTRANなど学びましたが慣れることができずに、大学院に入る時は興味のあった簿記や会計の道に進みました。

 学生運動で学校が封鎖されていた頃で、校舎が封鎖されており、お寺や体育館、商工会議所を借りて勉強していました。試験ができずにレポートになった科目も多かったです。そのため、勉学に対する欲求不満が募り、大学院でもっと勉強したいという思いに繋がったように思います。同級生にも同じ思いで大学院に進学した者はかなり多かったようですね。大学の先生になった人も結構います。3年次の後半から受験勉強を始めましたが、部の先輩も大学院進学を応援してくれました。

 学生時代は伝統について余り意識しておらず、地元小樽にある国立大学というだけでした。商大を知れば知るほど100年続く伝統の裏付けがあるように思います。

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◆小樽の好きなものや場所を教えて下さい。


  寿司とイタリアンが好きです。小樽は、寿司が有名ですが、イタリアンの店も多いですね。

 好きなスポットは、土砂崩れにより道が封鎖されてしまいましたが「オタモイ海岸」ですね。世界的にも珍しい絶景が堪能できます。また、小樽の昔の街並みが味わえる「竜宮通り」もお勧めです。昔の小樽らしさがあふれている街並みが楽しめます。ちなみに「龍宮神社」は住吉神社に続き2番目に古い格式高い神社です。是非一度行ってみてください。(オタモイ海岸)

 

◆100周年を迎える感想を教えてください!

 いよいよきた!という感じですね。100周年を意識し出したのは、前学長の秋山学長が「小樽緑丘」を作った辺りでしょうか。4年前に小樽駅前の横断幕が掲げられた時は、まだまだ先だなと思っていましたが、気が付くとあっという間に100周年になってしまいましたね。

  私自身、学生時代と併せると35年間商大にいることになります。人生の半分以上を商大と共に歩んでいることになりますね。
 

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◆次の100年に向けて、どのような商大にしていきたいですか?

(商大の規模について)

 これからの大学の在り方は色々あると思います。色々な学問分野を揃え総合大学化するというのもあるかもしれませんが、商大は教育・研究の面においては、現在の規模が一番良いと思います。商大ほど学生と教職員の距離が近い大学はなかなかありません。私の頃はゼミの先生を「○○さん」と呼んでいました。小樽の街は、規模としてはちょっと小さいかもしれませんが、その分連携しやすいですね。

 例えば、江頭ゼミのラーメン辞典でも、50店舗以上が掲載されており、小樽だからこそこのような全数調査に近い、地元に密着した冊子が作れたように思います。

(商大の知名度について)

 就職に関して、道内外問わず、企業の人事担当者における知名度は高いです。「商大」を知っています。ただ、道外の受験生への知名度については、もっと高めていく必要があると考えています。

(将来像について)

 ダートマス大学やブラウン大学のような小規模名門大学を目指していきたいです。小規模大学ならではの密接な人間関係の中で、学生には誇りに思える一生の友達を作って欲しいと思います。寮を復興させたのもそのための一つです。

 

◆商大を支えて下さっている市民やOB・OGに一言お願いいたします。

 市民の方々には感謝の一言につきます。設立時に函館との誘致合戦の時分から土地や寄付金を提供していただいています。戦後、北大に吸収されずに、単独で大学に昇格できたのもひとえに市民の方々のお力添えがあったからです。旧高商で単独昇格を果たせたのは小樽商科大学だけです。また、学生をとても大事にしてくれています。自分が学生時代の頃を思い出しても商大生は愛されていると感じますね。応援団などの活動もずっと応援していただいており、この度の応援団復活で喜んでいただけるのが大変嬉しく思います。

 OB・OGにつきましても感謝ですね。同窓会がこれほどまでに大学のことを考えてくれる大学は他にはなかなかないと思います。物心共に多大なる協力をいただいています。小樽にお世話になった分、商大や小樽の事を良く考えてくれますね。

 

◆商大生に一言お願いいたします。
 

 今の商大生ははつらつとしていて活動的です。町おこしサークルなどもあり物おじしない印象があります。一言いうとすれば「新聞や本をもう少し読みましょう」と言ったことでしょうか。

 私が学生の頃は格好付けて皆「日経新聞」を読んでいたものです。1年次から普通の授業で英語のテキストを使っていました。1年次に経済学概論で使用した「サミュエルソンのエコノミックス」は和訳もありましたが、やさしめの英語だったので同年輩は皆原書をもっていました。ゼミは英語で専門書は原著で読むものだと思っていました。OBもきっと同じでしょうね。

 道内の方々からは、商大生は優秀だが北海道に残らず、卒業後に5~6割は本州に流れていってしまうと言われます。しかし、北海道で活躍するのも一つの道ですが、日本や世界に羽ばたいていった学生が、将来、北海道に貢献する人材になることも大事なことだと思います。

 

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 お忙しい中、時間を取っていただき、山本学長ありがとうございました!商大への、そして小樽への熱い思いが伝わってきたね!

 次なる100年へ!皆さん、ありがとうございました!そして今後ともよろしくお願いいたします!

    

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