平成19年卒 北野達也さんにインタビュー♪
今日は商大を卒業後,北海学園のロースクールに通い,見事に司法試験合格を果たした北野さんにお話しを聞いたよ。
○商大ではどんな生活を過ごしてましたか?
私は学科別入試で企業法学科に入学して,1年生の途中までバスケ同好会に参加していました。法律の勉強では,民法・憲法が楽しかったのを覚えています。そして,ゼミは遠山先生でした!法律を学ぶことに楽しさを感じていましたので,ゼミを選ぶときは,できる限り厳しいゼミに行こうと思っていたんです!前評判どおり,おかげで相当鍛えられたと思います!!
○いつ頃から、司法試験合格を目指したのですか?
司法試験は3年生の後半から目指し始めました。実は,商大に入った理由が,高校の先生に「商大がいいんじゃないか!」と言われたためという短絡的な理由で,今後のことを深く考えず生きているタイプですので,「おもしろそう」という単純な理由で司法試験を目指しました。ある先生の講義で「司法試験が受かりやすくなったぞ」と聞いていましたし,ゼミの先輩が司法試験を目指していたことも大きいですね!
その他にも,学生時代は家庭教師をやっており,人に何か教えるのは好きでした。それは,弁護士として人と接する感覚に近いかもしれませんね。
○ロースクールの生活はいかがでしたか?
私は北海学園大学のロースクールに通いましたが,少人数クラスだったので,先生との距離が近くて自分にとってはとても良かったです。商大も少人数ですしね!
ロースクールでの勉強は,正直厳しいとは感じなかったです。遠山ゼミでもそうでしたが,熱意持って勉強していれば,先生はちゃんと応えてくれるんですよね!
○ロースクールは2年コース,3年コースとあります が,3年コースを選んだ理由はなんですか?
3年コースを選んだのは,商大のカリキュラム上,司法試験に対応していない科目もありますので,基礎的な知識をしっかりと勉強しようと思ったからです。ちなみにロースクールは多種多様な人材に司法試験を目指してもらいたいということから,法律の初心者でも入学できるように1年目は基礎をしっかりやるんですよ!!
○どのくらい勉強したんですか?
勉強時間は1日10時間~13・14時間だったと思います。朝8時ごろ大学に行って,夜2時くらいに帰宅していましたね。北海学園ロースクールには24時間勉強できる場所があったので,クラスの誰か彼かは勉強していて,励みになっていました!
○辛いとおもったりしましたか?
なんにでも興味を持つ性格なので,普通に法律を勉強するのが楽しく,それほど苦に感じたとは思いませんね。たまに飲みに行ったりもしていましたし,勉強以外のことを誘惑とも自然につきあえていたと思います。
○今後の目標を教えてください!
11月末から1年間の修習が始まりました。その修習でいかに実務家に近づけるかが今の目標ですね。
今後の選択肢は検察官,裁判官,弁護士とありますが,今のところ興味があるのは検察官と弁護士ですね。分野では民法が好きなので,民事に関わりたい気持ちもあります!
○それでは最後に,司法試験に興味がある人に一言 お願いします!
現在の新司法試験の制度は,旧司法試験よりも合格しやすい環境にはなっています。といっても,司法試験ないしは弁護士を目指すのは相当リスクが高いものだとも思います。とりあえずロースクール卒業、司法試験の下がる一方の合格率、修習での二回試験、弁護士の就職難と数々の壁があるからです。魅力的な道であることは間違いないですが,その反面かなり難しい道でもあります。だから、適当な気持ちではなくて,しっかりと真剣に考えて司法試験を目指してください。
北野さん,ありがとうございました。先日インタビューした池田さん(商大卒後に北大法科大学院から司法試験合格)も言っていたように司法試験は決して簡単ではないけど,今後も池田さん,北野さんに続く商大卒の法曹が増えるといいね!