学生論文賞表彰式&受賞者インタビュー
今日は卒業式だね!
卒業生の皆さん,卒業おめでとうございます!
商大のキャンパスはまだちょっと雪景色だけれど,晴れやかな気分で卒業を迎えてくださいね♪
商大くんも卒業式に潜入する予定なので,詳しい模様は明日のブログで紹介するよ~☆
昨日は,学生論文賞の表彰式が学長室で行われたよ!
9名の受賞者が学長室を訪れ,表彰状と目録を授与されて,素敵な笑顔を見せていたよ!
学長からのお祝いの言葉では,学長の学生時代のお話も!
「学生論文賞」という同様のコンテストに応募して,2等賞を受賞したんだって!
さて,この学生懸賞論文の審査は、プレゼンテーションによる第1次審査と論文審査による第2次審査の2段階で行われたんだよね!
そして,応募があった計46編の論文から勝ち上がり,最優秀の「ヘルメス賞」に輝いたのは・・・
佐藤亜美さん(4年生)の「Genre Analysis of Self-introduction」!
この論文は,「日本人大学生における自己紹介」に焦点を当てて,「言語と言語外要素との影響関係を分析する」ために有効とされるジャンル分析の手法を活用して研究した論文なんだって!しかも英文の論文だよ!
それでは,この論文を書いた佐藤さんに話を聞いてみたので,紹介するね!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
Q.この論文を書いたきっかけは?
私はこれまでいろいろな方と接する中で,「自己紹介」をする機会がたくさんありました。そして,大学では社会言語学を勉強している中で,人間関係のスタートと言える「自己紹介」というものに強く関心を持ち,是非研究してみたいと思ったことがきっかけです。
Q.この論文はどんな内容なんですか?
「自己紹介」を行う環境によって,どんな自己紹介があるのか,自己紹介のスタイルがどのように変化するのかに着目しています。ゼミ,サークル活動,コンパといった違う環境の中での自己紹介を75パターン録画して分析しました。先生がいる環境,フォーマルな場所,飲み会のようなインフォーマルな場所の中で,人はどんな自己紹介を行うのか!そして,自分より前に自己紹介した人の内容が,自分にどんな影響を与えるのか!
そんな視点も持ちながら研究を進めていく中で,日本人大学生は,人間関係を築くための「集団での協調性」を自己紹介に取り入れていることや,聞き手の影響を大きく受けることなど,たくさんの発見がありました!
Q.ヘルメス賞を受賞した感想を教えてください!
とにかく「びっくり!」しました。「私が興味を持った研究テーマについて,たくさんの先生からコメントいただきたい!」との想いから,第1次審査は是非突破したいとは思っていたんですが・・・。そんな中この賞をいただけたことは,恐縮しますがとても嬉しいです!!
そして,今後もこの研究は続けていきたいと思っています。他の国の自己紹介や異なった世代間での自己紹介など,人の出会いがある限り世界中で自己紹介は行われますので,まだまだ興味が尽きないです。この研究の一端が,留学生が自己紹介をする際に役立ったりしたらいいなぁなんてことも思っています!
Q.いよいよ卒業ですが,最後に一言お願いします!
私は,「商大に入って本当に良かった!」と思っています。学生だより編集員として,いろんな方と出会い,いろんなところに足を運べたことが一番の想い出です。そして,勉強においても課外活動においても,親身になって相談を乗ってくれた先生や職員さんにとても感謝しています。
「小樽商大=実学」という名の通り,足を使った行動をしていれば,商大は様々なチャンスが転がっているという場所なんだと改めて感じています。
4月からは大学院に進学しますが,興味ある分野を一生懸命勉強していきたいです。そして,学部生時代から心がけている「足を使って勉強する」というスタンスを変えずに,納得のいくまで研究できればいいなと思います。
学生論文賞については,コチラも見てくださいね~♪