カレンダー

<   2010年1月   >
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

アーカイブ

渡辺和夫先生のインタビューと最終講義情報!



今日は3月で定年退職される渡辺先生のインタビューだよ!



Q.これまでどのような研究進めてこられたんですか?


私は,企業会計の中でもとりわけわが国の財務会計分野に関心を持っていまして,研究初期はリトルトンという会計学者の会計思想を研究し,日本の会計の歴史を中心に研究を進めてきました。


f:id:shoudai-kun:20100126085332j:image


(渡辺先生が著者のこの2冊の本は,図書館でも借りれるよ!是非手に取ってみてね!)



Q.商大での一番の想い出を教えてください!


私は昭和49年小樽商科大学短期大学部講師として小樽商大に採用され,商大一筋の教員生活でした。この長年にわたる講義の中で忘れられない想い出があります。これまでの教員生活で講義中におしゃべりをしている学生を退室させたことが1度だけありました。普段はあまり怒ることがないんですが,その時ばかりは我慢がならなくて退席させたんです。すると,その学生が数日後に謝りに来て,「今後も授業を受けさせてください!!」と言ってきました。このことは印象深かったですね。


 他にも言いにくいお話ですが,定期試験の採点後に答案を数人分なくしてしまったなんてことも・・・。



Q.最近の商大生・商大にはどのような印象をお持ちですか?


 赴任当初と比べると,随分教育の仕方(講義の仕方)が変わったと感じています。赴任当初は,自分の調べてきたことをひたすら話をしていて,学生が理解しているかどうかはあまり考えていなかった気がします。その分講義の内容は高度でボリュームがありましたけどね!今は,学生に理解してもらえるよう,同じ内容を別の言い方で3回は繰り返すように工夫しています。



Q.退職後はどのような生活をされますか?


 札幌学院大学に勤務することになりました。大学の雰囲気もまた違うでしょうし,小樽から通勤しますので,生活スタイルも変えないといけませんね!!



Q.最終講義はどのような講義をされるのですか?


  これまでの研究成果を踏まえて,今自分がどのようなことに関心を持っているのか,そして,今後もどのような研究を進めていくのかについて,お伝えできればと思っています。


  最終講義のタイトルにもなっていますが,日本における財務会計の原点とも言える明治6年に焦点を当ててお話をします。西洋から簿記が伝わり,第一国立銀行で初の財務諸表が発表されましたが,その当時の財務会計について,今後も研究を進めていきたいと思っています。



【最終講義詳細】


 ■日時:2月2日(火)2講目


■講義名:「簿記原理A」


■場所:160番教室


■タイトル:「明治6年に出版された3冊の簿記書」



Q最後に商大生にメッセージをお願いします!


 商大生はレベルが高く,講義に対してもその他の活動に対しても,とてもまじめだと感じています。商大生のような人は,企業の中心的存在として,貴重な存在になり得るのでしょうね。商大生の皆さんには,今のまま頑張って前に進んでいってもらいたいですね!




f:id:shoudai-kun:20100126085403j:image


ありがとうございました!


渡辺先生の優しい表情に癒された商大生や教職員も多いんじゃないかな?


35年にも渡る小樽商大での教員生活お疲れ様でした!!


    

ページの先頭へ